「私の愛馬は凶悪です」
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「Room No.1301」の新井輝の新刊。
近所の書店にあった最後の1冊をかろうじてゲット。
やあ、最近の新井輝は本当に面白い。
「Room」もそうだし、この「私の愛馬は〜」もそうなんだけど、新井輝は茅田砂胡とはまた違う意味で「普通じゃないこと」を扱わせたらピカイチだなー。
その日初めて会った女の人と一緒にお風呂に入った挙句、○○○してしまったり、彼女がいるのに別の女の子と○○○したり、実の姉と○○○だったり。
恋人同士ってわけじゃないんだけど毎日一緒に帰ったり話し相手になったりしてた男の子と、つきあってるわけでもないのに○○○したり。
って、こう書くとそれはどれも「普通じゃないこと」だったり世間から批判されるべきことだったり理解されないことだったりするわけだが、新井輝の小説の中ではどれもその場その場で真っ当な選択を選んでいった結果で。
普通じゃないカップルとか、普通じゃない恋愛してるやつとか、なんだかんだで周りにもけっこういたりするわけだが・・・
その人らにとってはそれが自然だったのかも知れないんだよなー。
理解できないことを理解できないからって否定するような人間にはなりたくないものだよな、うんうん。
・・・なんて真面目な感想を書いているが、いやいやいや、そうは言っても新井輝ですから。
「えっち・えっち・えっち」なのは相変わらず。
そういう意味でも期待裏切らないねこの作家はー。
早く続きを書けー。
「Room」の続きも書けー。