かたつむりは電子図書館の夢をみるか(はてなブログ版)

かつてはてなダイアリーで更新していた「かたつむりは電子図書館の夢をみるか」ブログの、はてなブログ以降版だよ

はいはいTulips-Linker、Tulips-Linker


以前、話題にあげた情報基礎実習の課題で「普通にCiNii使ってもこの論文は見られないけど、Tulips-Linker使えば見れるよ」っていう問題を作ったら、先生がそのあとに「Tulips-Linkerってなんだろうね?」みたいな文章を付け加えていた。


で、それを見た時からいつか来るだろうとは思っていたが・・・
予想通り、Googleで「Tulips Linker」だの「Tulips Linker とは」だの「Tulips-linker」だのの検索語を入れてうちに来る人があらわれだしたw
っつーか上記の検索語でGoogleで検索すると筑波大学附属図書館の説明ページよりも先にうちの「大学図書館=リンクリゾルバ時代のブランド戦略 - かたつむりは電子図書館の夢をみるか」ってページがヒットするのな。
でも残念、そのページにはTulips-Linker自体の説明はあんまり載っていないのだった。
探してきた1年生乙。
まあがんばれ。


・・・と、突き放すのも申し訳ない気がしたので、一応簡単に説明。

Tulips-Linkerとは?

Tulips-Linkerとは、筑波大学附属図書館が作った、筑波大学専用のリンクリゾル*1である。
データベースなどで検索した雑誌論文や図書などの筑波大学での所蔵検索や文献複写の依頼を、より簡単に(キーボードを使わずにクリックするだけで)できるようにするためのツール。
検索したレコードについている「Tulips-Linker」ってアイコンクリックして、あとは直観的に使ってればそのうち理解できるはず。
まあがんばれ。


もっときちんとした説明はTulips-Linker登場!? - かたつむりは電子図書館の夢をみるかとかを参照のこと。
ちなみに附属図書館からの公式発表は「お知らせ」のページに掲載された

蔵書検索(OPAC)にリンク機能が追加されました

蔵書検索結果の詳細表示画面で「Tulips-Linker(SFXへのリンク)」をクリックすると、電子ジャーナルのサイトへアクセスしたり、RefWorks(文献管理ソフト)へのデータ取り込み等ができます。(RefWorksの利用方法)
どうぞお試しください。

2007/03/02

という記述のみである(爆)
やる気あるのか筑波大学
「努力して、いいものを作れば、お客様はきっとついてきてくれるはず・・・!」とか思ってるならある意味立派な気もするが、それにしたって広告努力がなさすぎると思うんだがどうか。
っつーか附属図書館のwebツール検索してうちの説明の方が先にヒットするのはおかしいだろ。
いつからうちは筑波大学附属図書館の広告担当になったんだ。


・・・割と最初からか?


まあいいや。


ついでに、どれだけの知識情報・図書館学類生がこのサイトにたどり着いているのかは知らないが、たどり着けた人にはボーナス・・・ってわけじゃないが、今回の課題が百倍楽になる方法をば。
「SIST02-2003が面倒くさい!」という意見がレポートの中で大半を占めていたが、そんな人は附属図書館トップページから「Refworks」ってリンクをクリックしてみるとよろし。
Refworksの使い方については同じく附属図書館の「このサイトの使い方」から飛べます。
そのツールを使うと、今回の課題に出てきた「書誌事項を書け」問題については、ほとんどキーボードを使うことなくSIST02-2003に従った書誌記述ができるようになっています。


Refworksの詳細はまた次の次の次くらいの授業でやるそうだが、自助努力で伸びられる人は先にやってみておくに越したことはない*2

*1:リンクリゾルバの説明はこっち(CA1482 - 動向レビュー:OpenURLとS・F・X / 増田豊 | カレントアウェアネス・ポータル)を参照

*2:・・・なんか最近、本格的にTAじみて来たな、自分・・・