かたつむりは電子図書館の夢をみるか(はてなブログ版)

かつてはてなダイアリーで更新していた「かたつむりは電子図書館の夢をみるか」ブログの、はてなブログ以降版だよ

「古地図の世界-世界図とその版木」行ってきた

先日、面白そうと紹介した筑波大中央図書館の企画展、今日から開催とのことだったので早速見に行ってきました。


まずお詫びから。
芳名帳に空気読まずにid書いた馬鹿たれは俺です(ってid書いてるんだから見ればわかりますが)。
書いた後で正気に戻って慌てたもののどうしたらいいかわからなくなってそのままに。
畜生、なんで筆ペンは書いた文字が消せないんだorz
ごめんなさい。本当に、ごめんなさい。
しかも慌てて前後確認したら書いてるの俺だけっぽいし。
なぜだ? 俺が来場したのは今日の終了時刻1時間前で、俺の前に29人はすでに来場者いたはずなのに*1



・・・気を取り直して*2


会場は1階の意外に奥まったところにあって、出入口が2階にある筑波大クオリティだとけっこうわかりにくいところでした。
危うく迷うところだったぜ・・・4年も生活しててもまだこの大学には未知の部分がいっぱいだ・・・


で、入口でがまじゃんぱー先生とちゅーりっぷさんのお出迎え
二人(一人と一匹?)の詳細を知らなければ素通りしそうなキャラクターだけど、裏設定とか図書館情報学リテラシー教本とかを知ってる身としてはこれだけでもう笑いそう。


会場内はそれほど広くなく、ノーマルサイズの教室1つ分程度。
でも普通に見てるだけで40分くらい時間使ってた・・・けっこう見入るな、古地図って・・・
個人的に一番の見ものはやっぱりこの企画展のきっかけにもなったという、重訂萬國全圖その版木
壁の上下いっぱいに広がるでかさの世界地図なんだが、至近距離でもなんて書いてあるんだか目視ではわからないような細かい文字で島の名前やら都市名やらがびっしり書き込んであるの。
これが本当に「書きこんだ」なら「ひゃー、ようやるなあ」で済む話だけど・・・綺麗だろ? これ、木版なんだぜ?
文字だけ手書きってこともあるかと思って版木もじーっと見てたんだが・・・どうもこれ、本気で木に彫ってあるみたいだな・・・・・・・・・
ここまで細かい彫り物をやる技術ってどんなだ、というのと、でもそれが木版印刷なんだよな、ということを考えるとなんか不思議な気分になってくる・・・古地図奥深え。


あともう一つ、個人的に何度も眺めてたのは蝦夷闔境輿地全圖
北海道出身としてはここは外せない。
展示してある図をみて「おお、樽前山*3載ってるw」「うひゃ、千歳や支笏湖もあんじゃんw」とかはしゃいでみたり(文字とかの記述は違うが。カタカナばっかだし。当時まだ漢字の当て字決まってなかったのか?)。
やっぱこういうのは自分が知ってるものがあると面白いのですよ。
っていうか千歳って勝手に明治期になってから出来た地名な気がしてたんだが、それ以前から地名としては存在してたのな。
小学校の社会科以来、地元の地史とか勉強してないもんなあ・・・記憶違いも起こすか・・・
あと、高精細画像で見るとどうも樽前山のところに「一番タカ○山」って書いてあるように読めるんだが・・・一番高い山、ってことか? 実際の山の絵も一番高く書いてあるような気もするし。
当時まだ大雪山系とかあんまり知られてなかったのかな?
実際は確かに樽前山も高いけど、もっと高い山も道内にはけっこうあるもんなあ・・・むう、なんか誤解で褒められているみたいな、嬉しいような居心地悪いような複雑な気分だ・・・


と、まあそんな感じで一人でじっくり見てるふりをしつつ内心では大はしゃぎでした。
春日キャンパスからだと中央図書館はちょっと遠いが、本学に行く機会のあったときとか、それこそ学園祭のときとかに覗いてみるとなんか新しい発見があるかも。

*1:入口のカウンターがちょうど自分で30人目だった

*2:いや、でも本当、ごめんなさい。

*3:地元では小中学校の校歌になるくらいメジャーな山