かたつむりは電子図書館の夢をみるか(はてなブログ版)

かつてはてなダイアリーで更新していた「かたつむりは電子図書館の夢をみるか」ブログの、はてなブログ以降版だよ

もう「ヘルプさえしっかりしていれば・・・」とは言わせない! ・・・かな?

id:garugonさんのところ経由で知ったのですが、筑波大学の図書館ポータルTulipsチュートリアルページへのリンクがいつのまにかトップページに貼られていました。

卒研でやっている学生がいる、と言う話は聞いていて、出来たら公開されるのかなー、どのタイミングで公開されるのかなー、とか思っていたのですが・・・まさかいきなりトップページへリンク貼って来るとは!
リンク先のチュートリアルではTulipsのトップページをはじめ、Metalib、S・F・X、RefWorksなど便利ではあるんだけれど使い方の説明が面倒だった各ツール(そしてそのわかりやすい説明がどこにあるのかが見つけにくかった)の使い方が、動画をまじえて分かりやすく説明されている。
特にS・F・Xについては俺も知らなかった色々な機能*1が紹介されていて、「へー、こんな機能があったのかー」とびっくり。
RefWorksもRefgrab-it(webページの参照データ簡易取得)やRefShare(文献リスト共有)機能まで紹介されているし、かなり詳しい。
garugonさんのところで言われているとおりまだ非公式みたいだけど*2、これは是非ちゃんと公式化して、卒業研究終了以降も継続して拡張したりアップデートしたりして言ってもらいたいものだ。
なんてったって情報基礎実習がとっても楽に・・・もとい、利用者がこれまで以上に便利なツールを使いやすくなると思われるのでー。


ちなみに案内役は我らががまじゃんぱー先生。
公式ページのどこにも説明ないのに今やすっかり定着してきた感があるな、この御仁。
一つ注文があるとすれば、がまじゃんぱー先生のしゃべり方。
以前紹介した*3図書館情報学リテラシー教本:試作版」の中ではがまじゃんぱー先生は「両生類には荷が重いケロ!」みたいに語尾に「ケロ」をつける特徴的なキャラ作りをされていたのだが、今回のチュートリアルには反映されておらず。残念。まあ冷静に考えれば当然なのだが。
表舞台に出ることも増えてきたがまじゃんぱー先生&ちゅーりっぷさんだし、ここらで一つ公式のキャラ設定とか作っておいた方が統一感があって良いんじゃないだろうか、とか思ったり。
で、その際にはぜひhttp://www.tulips.tsukuba.ac.jp/~rulisa/gama.htmlで「絶対に公式設定でも公式裏設定でもありません」と言われている設定であるとか、あるいはリテラシー教本試作版で行われたような特徴的なキャラづけの方を公式にしてですね・・・
かわいいキャラクターを前面に押し出す大学・大学図書館は多々あれど、好きなスポーツがスキージャンプペアで傭兵経験のある中6日でしか投球しないエース(両生類)であるとか、"「がま子さん」と呼ぶとマジ切れ"なんて設定を持つ元ナゴムギャル(異星人)なんてネタキャラを公式マスコットとして売り出す大学は他に類を見ないんじゃないだろうか。
にゃふにゃふ動画級・・・とまでは言わないまでも、また筑波クオリティを世界に見せつけるチャンスなのではないかとかなんとか。
そのクオリティでチュートリアル作られたら絶対に忘れられないし。
なんか大学として色々と大事なものを捨てている気もするけど、筑波だからきっと大丈夫*4


あと、もう一つ重要な注文があるとすれば・・・非公式なのはわかるけど、もうちょっと大々的にアピールしようよ(汗)
トップページにリンク貼るのになにもそんなそっと紛れ込ませるようなテクニックを使わなくても・・・色も微妙にSCREALとTWINSのアイコンと同系統で保護色化してるし。
garugonさんとこで紹介されてなければ毎日利用しているのにしばらく気付かなかったよ。
わかりやすいチュートリアルの存在がわかりにくいってどんな罠さー。


しかし、ここ最近筑波の図書館はなんかのたがが外れたんじゃないかってくらいに日々進化していくな・・・webページなんてうちらの代の入学当初の面影もない*5くらい。
そう言う意味では逆に新機能やらなんやらが今後も色々増えるとすると、チュートリアルのアップデート作業の方が大変な面もあるのかも知れないな・・・そこら辺はwebに限らずサービス管理全般に通じるものがあるか・・・

*1:調べている文献の著者について、Web of Scienceに飛んで著作リストが見られるとか、掲載雑誌についてUlrichの雑誌情報へのリンクが出るとか。Advancedなんてめったに開かないから気付かなかったよ。まあWeb of Scienceに収録されているようなメジャータイトルなんてめったに調べないから、と言うのもあるんだろうが

*2:もっともことTulipsにおいてどこまでが公式でどこからが非公式なのかの判別はまるでつかないのだけれど。Tulips-LinkerはいつまでTest版のままなのですか。

*3:参照:『図書館情報学リテラシー教本:試作版』 - かたつむりは電子図書館の夢をみるか

*4:しかし、チュートリアルの説明よりがまじゃんぱー話の方が長いってどんだけ・・・まあ、がま先生が無限の可能性を秘めているせい、ってことでひとつ。あとチュートリアルの出来が良くて説明することがあんまりない。しいて本編に要望を挙げるとすればもっとコンテンツを充実させて欲しいってことだけど、それはもはや卒研レベルではなく日常の図書館業務レベルだと思うし。

*5:まあ実際には体芸や図書館情報学図書館の個別ページや電子ジャーナルリストに面影はあるんだけれど