かたつむりは電子図書館の夢をみるか(はてなブログ版)

かつてはてなダイアリーで更新していた「かたつむりは電子図書館の夢をみるか」ブログの、はてなブログ以降版だよ

「図書館情報リテラシー教本」・・・も、ダメ、死にそう・・・www


がまじゃんぱー伝説の幕開けとなった、『図書館情報リテラシー教本:試作版』をこのブログで紹介してから早9ヶ月が経とうとしていますが。


ついに正式版が完成したそうですよwwwwwwww


中の人のご厚意で一冊いただいて早速ぱらぱらとめくってみたのですが・・・
す、すげぇ、正式版なのにクオリティ落ちてないよ・・・*1
相変わらずがまじゃんぱーの得意なスポーツはスキージャンプペアだし、「両生類には荷が重い」発言するし、「ツンデレとは」を授業で検索させるつもりだよ・・・


否、むしろクオリティという面ではパワーアップしている。
その一つが検索エンジンを用いた演習問題で追加された「天久保先輩、春日さん、吾妻くん」のエピソード。
「ちょ、筑波大近辺の地名www」とか、そう言うジャブの積み重ねもさることながら、驚くべきはこの3人のプロフィール。
以下、「図書館情報リテラシー教本」p.27より抜粋*2

お酒ばっかり飲んでる天久保先輩

天久保は飲み屋街だからね。うんうん。

どことなーく影の薄い吾妻くん

そうだね、吾妻はなんだか存在感の薄い街だよね、天久保や春日に比べて。

物腰柔らかだけど宇宙人と未来人と超能力者と遊びたがっている春日さん

だからwwwww
なんでそっちに行くのかとwwwww
確かに中国語の字幕ではその人「春日」さんになってるけどー。
っていうか、場所が場所(筑波大学図書館情報専門学群は春日キャンパスにあります)なもんだからガチでそういう人がいそうで一瞬スルーしかけたし。*3


その後、ストーリーは春日さんのことを狙っている天久保先輩、それを蔭ながら応援するがまじゃんぱー先生と春日さん、吾妻くんら3名と1匹の大学サークル群像劇へと展開していくわけですが・・・
その間も終始、がまじゃんぱー先生お得意の軽妙な語り口で繰り出されるパンチの数々。

やれ、

うーん、ここは一肌脱ぎ・・・・・・いやいや、カエルが一肌脱いだら解剖だケロッ。*4

だの、

人間は発情期が年中だから厄介だケロ。*5

だの、まるで自重する気配がありませんこのガマガエル*6


しかし今回、そのがま先生にデビュー以来(なにデビューだ)最大の危機が!

ケロロ〜♪ レポート作成を手伝ってくれたお礼にと、春日さんが今度夕食をごちそうしてくれるらしいケロ。「楽しみにしてなさい!」って言っていたケロ。
 なんでも、昔、東京の上野あたりでよく売られていて、鶏肉に似ていておいしいものって言っていたケロ。*7

アッー!
がまじゃんぱー、逃げてー!
っていうか春日さんもまたよくそんな古い知識持ってるなおい。




もちろん、今回もネタパートのクオリティだけでなく本編の内容も充実しているので、ふつうに読んでて「へー、そうだったのかー」と思う部分もたくさんあったり。
まだまだ自分も情報検索スキルではがまじゃんぱーレベルかそれ以下ですな。
是非一家に一冊欲しいクオリティのこの教科書、今のところは3学期開設の総合科目*8で受講者に配られた以外では、関係者から入手する以外手がないようですが・・・
っていうか、この教科書を使った授業ってどんなんになるんだろう?
あんまり受講者は多くないって話だったが・・・勿体ない、ぶっちゃけこの教科書を入手するためだけでも受講の価値は十二分にあるぞこれ・・・


今後も目が離せないがまじゃんぱー伝説&図書館情報リテラシー教本シリーズ。
次はぜひhttp://www.ipe.tsukuba.ac.jp/~s0412115/tutorial2/frame.htmとコラボして、世界に筑波大学クオリティを見せつけて欲しい、とか思ったり。

*1:残念なことに予算の都合から今回はフルカラーでの発行は出来なかったそうな。むむう、誠に残念・・・ちゅーりっぷさんのあの色々と絶妙な色合いとかが出せないとは・・・

*2:図書館情報リテラシー研究会編. 図書館情報リテラシー教本. つくば, 筑波大学図書館情報メディア研究科図書館情報リテラシー研究会, 2007.11, p.27.

*3:ちなみに実際の教本では天久保先輩、春日さん、吾妻くんの順番で紹介されています

*4:前掲p.29

*5:同じくp.29。取り消し記号も原文のまま

*6:ちなみに人間を年中発情期呼ばわりしておきながら、その後p.210でちゅーりっぷさんのスカートの中を覗く猛者っぷりも発揮

*7:同じく前掲p.51より

*8:いわゆる一般教養科目みたいなもの