厚紙ソーシャルブックマーク
ゼミの飲み会から帰ると、研究室の机の上にこんなものが。
こ、これはまさか・・・
厚紙ソーシャルブックマーク(のタグ)ではないですか!*1
説明しよう!
厚紙ソーシャルブックマーク(名前は適当。今度作成者に確認する)とは、以前min2-flyが『図書館情報リテラシー教本』の中の人(春日さんに「宇宙人と未来人と超能力者と遊びたがっている」設定を加えた人)と飲んでいる時にその方から聞かされた非常に斬新なソーシャルブックマークである!
ブックマーク&タギングに慣れ親しんでしまったソーシャルブックマーカーたちの「リアル空間でもなんでもタグ付けして分類しておきたい!」と言う願望をかなえるべく、「厚紙でタグ作ってぺたぺた貼っておけばいいじゃん」と言うシンプルかつわかりやすいアイディアを基礎に考案されたもので、これさえあれば誰でもまるでweb上にいるかのように周囲のものをソーシャルに分類することができるのである!
(緑と赤の2色があるのは、はてなブックマークで自分のつけたタグの文字が赤く表示されるのを再現したのだと思われる)
ちなみに、実際の使用方法としてはまさしく上に書いた通りで、たとえば自分の周囲にあったちょっと気になるものにぺたぺたとタグを貼っつけてみたり。
通りがかった友人に相手の性格や自分との関係が一目でわかるようにぺたぺた貼ってみたりします。
(その場にいた先輩に貼られました。一目で先輩にどう思われているかがわかります)*3
これさえあれば複雑な世の事象や面倒な人間関係もすべて可視化してみせることができるという画期的な一品!
「多くの人から付与されたタグはでかく表示されるのを表現するのがめんどい」とか、「皆が『自分が貼ったタグ』がわかるように赤字を貼っちゃったら全部赤字になって意味分からない」とか、「そもそも貼られた奴は律儀にそれ貼って歩くのか」「ていうか相手に貼る段階で自分がどう思っているかがわかっちゃうじゃないか」などなど、若干解決すべき問題は残っているものの、そんなことで厚紙ソーシャルブックマークの有用性が失われるものではありません。
厚紙ブックマーカーが増殖すれば、道行く人の大半がどんな人であるか(正確には周囲にどう思われている人であるか)が話すまでもなくわかるのです。
なんて便利なことかとー。
ちなみに製作者さんにお話を伺ったところ、「論文で煮詰まっててつい作ってしまった」と言う感動の製作秘話があったことまで教えていただけました。
あらかじめ大量のタグを印刷して貼り付けて切って作っておかなければいけない、というのも厚紙ブックマークの問題点の一つであるわけですが、そこは製作者の労力によって解決されたわけですね・・・
これはすごい、「ネタ」タグと「neta」タグを使っている人がいるというところまでリアルに再現されているとは・・・
ちなみに厚紙ブックマークは入会せずとも、誰でもいつでもどこにいても利用できることも強みの一つです。
厚紙と使いたいタグを印刷した紙を用意して、あとはちょきちょき切って糊で貼れば今すぐにでも自分好みのタグを用いた厚紙ソーシャルブックマークライフがあなたのもとに!
道行く人に「ちょっと失礼します」と言ってタグを貼るのは最初は勇気がいるかも知れませんが(特に「これはひどい」や「あとでdisる」などのタグを使うには相当の覚悟がいるかも知れませんが)、その一線さえ乗り越えれば快適なブックマークライフがあなたを待っているのです!
Let's cardboard social bookmark life!
なお過度の厚紙ソーシャルブックマークのご利用はあなたの健全な人間関係を損なう恐れがあります。
貼りすぎ・disり過ぎには十分ご注意下さい。
・・・しっかし、面白い大学だな本当に・・・
とりあえず壁のどっかにアロンアルファで「ネタ」タグくっつけといた方がいいんじゃないだろうか・・・