明日は文学フリマですよ
・・・あれ、前も似たようなタイトルつけたことないか自分・・・?
閑話休題。
すでに一度当ブログでお知らせしていますが*1、開催がいよいよ明日に迫ったってことで再度、文学フリマのお知らせです。
今回、自分は『筑波批評2008秋』に原稿を寄稿しています。
- 批判的工学主義とは何か――建築家・藤村龍至インタビュー
- アダルトヴィデオ的想像力をめぐる覚書――ゼロ年代的映画史講義・体験版(渡邉大輔)
- リアル入門――ネットと現実の臨界(工藤郁子)
- 文芸批評家のためのLudology入門――<ゲーム>定義のパースペクティブ(高橋志行)
- 工学の哲学序説(シノハラユウキ)
- 「コンテンツ植民地」日本(min2fly(佐藤翔))
- ケータイ小説の作り方――ケータイ小説家・秋梨インタビュー
- フィクションするとは一体いかなる行為か(シノハラユウキ)
- 兄弟という水平面/擬似的な垂直性(シノハラユウキ)
- フラグメンタルアプローチ(塚田憲史)
- &LOVE――『あたし彼女』『メルト』(塚田憲史)
- Synodos+筑波批評社
- 座談会 ニコニコ世代に歴史はあるか?
『筑波批評2008秋』についてはすでに(自分も含めて)多くの方々がご紹介されているので(参照:筑波批評社には続々と応援メッセージが届いています - 筑波批評社)興味がある方はぜひご覧ください。
ちなみに前回エントリを書いたときには実は自分はまだ本誌にきちんと目を通していなかったんですが(おい)、読んでみてのあらためての感想としてはマジで面白かったです。
とりあえず冒頭の「建築家・藤村龍至インタビュー」で引き寄せられて、その後ぐいぐい引き込まれて行ってid:ggincさんの「文芸批評家のためのLudology入門――<ゲーム>定義のパースペクティブ」で完全撃沈。
以降、「座談会 ニコニコ世代に歴史はあるか?」まで楽しく読めました。
繰り返しますがPEPSI NEX 1.5L×3本分の価値は十二分にある一冊です。
明日、時間があって秋葉原に行きやすい地理環境にある人はぜひ行くと良いよ!
なんかゼロアカ道場に参加している関連で現地に行った人に一人一部しか売れないルールになっているそうなので!
ゼロアカ道場とか全然関係なく普通に人に薦めたいから通販なり一人での複数部購入⇒あとで友達に渡す、とかやって欲しいところなんですが、個人的には・・・まあ、ルールならば仕方がない。
で、ゼロアカ道場です。
実はこれも前回エントリをあげた段階ではエントリ書いた日になって「ゼロアカ道場ってところで何??」と調べ出した体たらくなのですが、まあ要は東浩紀氏&講談社による新人批評家育成・選考プログラムだそうです。
その関門の一つが今回の文フリでの同人誌販売だそうで、詳細は以下のリンク先に非常にわかりやすくまとめられています。
「東浩紀のゼロアカ道場」第4回関門同人誌まとめ - noir_kかくかたりき改めnoir_kはこう言った
『筑波批評2008秋』は従来からのプログラム参加ではなく「道場破り」としての参加ですね。
これも我ながらひどいことに先日、筑波批評社がその他の第四関門参加者の人や関係ない人やらを集めてやったustreamに参加するまできちんとゼロアカ道場参加者の人について知らなかったのですが・・・調べてみたら、なんかどこも面白そうな同人誌作っててそのうちいくつかは(少なくとも目次を見る限りでは)普通に欲しい感じです。
どれを買うかは立ち読みブースで中身を検証してからにしようと思っているのですが・・・
今のところ特に悩んでいるのは
- 『最終批評神話』(わかむらPインタビュー読みたい)
- 『チョコレート・てろりすと』(百合!)
- 『Xamoschi』("検証「聖地巡礼 観光するオタクたち」"が気になる。最近オタクツーリズムに興味持ちだしたので*2。)
の3つで、あと悩むと言うより普通に気になっているのは『腐女子の履歴書』とか。
なんか先日のエントリ*3について「セカンドレイプ」とか言われちゃったこともあり、別に普通に自分もBL読むけど*4そういうのとはなんか違うなんかがあるのかなー、と。
個人的にはあんまり東浩紀・東浩紀してないところで面白そうなのがあればいいなー、とかなんとか。
そもそも東浩紀の書くものにそんなに興味ないので。
東浩紀のやっていること(それこそゼロアカ道場とか)には興味あるけど、そこで東浩紀の劣化再生産が行われているとすればそんなにつまらないことはないし、でもあの門下生・道場破りな皆さんのテンション見ている限りきっとそんなことはないだろうから大丈夫だろー、とかなんとか。
あとはもちろん、ゼロアカ道場と関係ない文フリも普通に楽しんできたいな、と。
目録系の掘り出し物とかあったらとても買いたい感じ・・・そこら辺は電子化されても所詮は図書館系なので・・・あとはラノベ関係のレビューとか。
そんなこんなで明日は文学フリマに行っているので(自分はたぶん朝から)、もし見かけたら声をかけていただけると俺が喜びますー。
・・・アロハ来てないだろうから見分けようはないでしょうが・・・
*1:『筑波批評2008秋』に寄稿しました - かたつむりは電子図書館の夢をみるか
*2:参照:北海道大学の機関リポジトリ:HUSCAPの月間ダウンロード数上位に「らき☆すた」の聖地巡礼に関する研究論文がランクイン - かたつむりは電子図書館の夢をみるか
*3:条例でも規制されてない資料を図書館が勝手に「18歳未満に貸さない」とか決められる道理ってなに? - かたつむりは電子図書館の夢をみるか
*4:BLだけ目的に買うことはめったにないけど。漫画だけど『グラビテーション』は神。