かたつむりは電子図書館の夢をみるか(はてなブログ版)

かつてはてなダイアリーで更新していた「かたつむりは電子図書館の夢をみるか」ブログの、はてなブログ以降版だよ

『Library and Information Science』誌に論文が掲載されました!


id:garugonさんにご紹介いただいてから*1ずいぶん日が経ってしまいましたが、三田図書館・情報学会発行の『Library and Information Science』誌 No.60に、自分がFirst authorをした論文が掲載されましたっ。

佐藤翔, 逸村裕. 大学図書館における外部委託状況の量的調査. Library and Information Science. 2008, no.60, p.1-27.


内容は、昨年春の日本図書館情報学会で行った*2大学図書館の外部委託に関する研究のうち、質問紙調査のデータについて学会でご指摘のあった地域別の集計結果等も加えながら発展させたものになっています。
もともとは自分の卒業論文のテーマでもあるので、そろそろこのテーマに取り組み出して2年になろうと言うところなのですが・・・やっとまとまった形で内容を発表出来て、発行当日はテンションあがって自転車で駆け回ったりしていました。
共著者の先生、質問紙調査にお答えいただいた皆さん、学会発表時の質疑応答はじめ研究過程で様々なヒントを下さった皆さん、査読者の方々、編集委員の皆様など、ご協力いただいた全ての方々に心より感謝申し上げます。


電子版については三田図書館・情報学会のサイトで1年後を目途に公開予定とのことなので、興味がおありの方でお近くの図書館で『Library and Information Science』が購読されている方は本誌をお手にとっていただけるか、もしくは本ブログのプロフィール欄にあるmin2-flyのメールまでご連絡いただければ幸いです。
ここ最近ブログ上では全然見せていない真面目なmin2-flyの文章が見られるめったにない機会(?)かも知れません*3




・・・しかし、これにてやっと自分も査読誌論文がスコア1になりました。
普段学術論文が云々査読云々言っているのに査読論文なかったと言うのは実に紺屋の白袴とかそんあ感じでしたが・・・
これでもうElsevierからまわって来たwebアンケートで

「あなたはこれまでに査読論文を何本書かれていますか?」

「まだ1本もありません」

「申し訳ありませんがあなたは本調査の対象者ではないようです。またの機会を・・・」

的なことを言われて悔しい思いをすることもなくなるわけですよ!
あのときはほんっっっっともう・・・ほんっっっっっっっっっっっとにもうやるせない気分を味わったというか・・・いや、過ぎたことなんであれですが・・・
でもこれでそれともおさらば!
次からはきっとElsevier社も自分をアンケート回答者の母集団に含まれるものとして扱ってくれることでしょうー。


・・・とか言ってると「あなたは英語のジャーナルに査読論文を発表されたことがありますか?」とか「STM分野で発表されたことがありますか?」とか「AcademicなStatusをお持ちですか?」とかの設問でまたもあっさり「申し訳ありませんが・・・」って言われそうな気がして来ますが・・・。

*1:査読誌っていいよねっ! - ダメな図書館員の日々

*2:日本図書館情報学会 2008年春季研究集会に参加してきました - かたつむりは電子図書館の夢をみるか

*3:さすがに査読論文で「とかなんとか」とか言ってたりするほど文体崩れた人間ではないのでー。もちろん文末で長音使ったり妙なところで改行入れたりもしていません。