かたつむりは電子図書館の夢をみるか(はてなブログ版)

かつてはてなダイアリーで更新していた「かたつむりは電子図書館の夢をみるか」ブログの、はてなブログ以降版だよ

機関リポジトリ/オープンアクセスに関する国内優良事例/海外動向紹介! 「第9回デジタルリポジトリ連合ワークショップ(DRF-9)第1セッション『イントロダクション:海外情勢解説、国内事例報告』」(第14回図書館総合展参加記録その2/図書館総合展連続更新その3)


図書館総合展参加記録シリーズ2日目。
2日目最初はデジタルリポジトリ連合(DRF)の全国ワークショップに参加してきました!(ここまで去年のエントリのコピペ)

学術雑誌の変貌:フィンチレポート、新BOAIイニシャチブ、英国最新事情

  • 会場 : 第1会場(アネックスホール201)
  • 日時 : 2012年11月21日(水)
  • 時間 : 10:30-17:00
  • 主催 : デジタルリポジトリ連合(DRF

【第1セッション】イントロダクション:海外情勢解説、国内事例報告 10:30〜12:00 †


DRFの活動についてはこのブログでもしばしば紹介しているのでご存知の方はご存知のとおり。
機関リポジトリに取り組む方々の全国団体です。


例年、丸一日フォーラムを開催しているDRF
今年はリポジトリ関連だけでなく、BOAI10、そしてFinch Report⇒RCUK方針とオープンアクセスの世界動向にも大きな変化があり(詳しくはエントリ本文リンク先参照)、それらに重点を置いたセッションも開催されていました。
アルバイト*1の関係で自分は第1・第3セッションのみ参加という、いささか変則的な形になってしまったのが残念なのですが・・・
でも参加できた分については全力で記録していきたいと思います!(って書くとなんか記録が趣味の人みたいですね)

第1セッションは国内事例の紹介と、オープンアクセスの世界動向の紹介でした。
以下、例によって例のごとくmin2-flyの聞き取れた/理解できた/書取れた範囲でのメモです。
お気づきの点等ありましたら、コメント欄でご指摘いただければ幸いですー。




DRFの現在と今後の展望」(山本和雄さん、DRF事務局/北海道大学

  • 例年の開会挨拶は運営委員長なのだが、現在総長選挙の最中で理事は離れられないということで私が
    • 今年は堅苦しい挨拶抜きで中身に入りたい
    • 挨拶に替わる全般的な説明を
  • オープンアクセスについて:
    • インターネットでコピーの配信が自由に無料でできるように+学術雑誌のいいところを合わせる
    • それで何を目指す?・・・いくつかの崇高な理念
      • 北大ではクラーク博士が「少年よ大志を抱け」と言っているが、大志に値するようなことをBOAIでは言っている
    • 「人類の人文主義を世界的に一つにする」
    • そのために・・・Gold = OA雑誌とGreen = リポジトリ
    • 2002年はここまで
  • その後の10年でいろいろ進んできたよ、というのがBOAI10
  • BOAIでは他に教育を豊かに、とも言っていた
    • しかし国内のリポジトリの中での教材の割合は0.31%
    • 雑誌がメインで教材は片手間?
    • 北大でも教材は0.44%しかない・・・しかしアクセスのトップ50中、14は教材
      • 教育への期待も非常に大きい? 今後、気にしたい
  • 「教育機会を均等に、貧富の差を縮めていこう」(これもBOAI originalから)
  • DRFとしては引き続きオープンアクセスを推進し、公共財をオープンに、少しでも崇高な理念に近づいていく!
  • DRFの歴史・・・2006.11.18のワークショップの中で立ち上げ
    • 2012年現在、144機関が参加するコミュニティに
    • 2012年度中にはNII+国公私協力委の間でリポジトリに関する委員会も立ち上げ?
      • CSIがどうにかなってしまってもいい関係を続けていけそう?

DRF参加機関活動報告

「『突撃! となりの研究室』怒涛の5日間連続インタビュー」(鎌田美樹さん、東京歯科大学

  • 企画の内容
    • リポジトリマスコットキャラクター「いるか」が先生方にインタビュー!
      • 図書委員の先生方にお願いしてインタビュー
      • 質問内容は事前に告知⇒訪問してインタビュー
      • 先生と記念撮影も/インタビュー内容を記事にまとめて「いるか飼育日記」で記事公開
      • いるか飼育日記
  • インタビュー内容:
    • OAを実現するならOA雑誌? リポジトリ
      • その理由も
    • 現在の研究内容
    • キャンパス移転後の図書館への希望、など
    • 当初は15分程度の予定だったが先生方は話し始めるとのってしまい、長くて40分に!
      • 話の流れは先生に任せる。上記4問にとどまらない
    • 「突撃!となりの」らしく、OAしゃもじも作って持っていった
  • 企画を通しての発見:
    • 1. 先生が図書館カウンターに来るのは探しものや用事があるとき。腰を据えて研究内容や意見を伺う機会が得られた
    • 2. インタビュー中で図書館が提供するDBの紹介や講習会企画の話もできた。図書館を知ってもらう機会に
    • 3. 企画を通じ自身のスキルアップ/モチベーションアップに。OAや学術情報流通についての勉強はもちろん、先生方の話を聞き出し、自分の気持ちを伝える、レファレンス業務の基本スキルを意識しながら企画を進められた/リポジトリ業務は楽しい、企画してよかったと思えたことはモチベーションアップにも
  • インタビュー企画はスキルアップ? モチベーションアップにもつながる?
    • 図書館員へのあるアンケート調査によれば・・・図書館員には専門性だけではなくコミュニケーション能力も求められている
    • 大学図書館の整備について」(審議のまとめ)でも、コミュニケーションに言及、さらに実現例にリポジトリのための研究者訪問もあげられていた
      • 図書館員の人材育成に今回の企画は有効だ!
  • 今後の課題
    • 1. インタビュー依頼時に「OAわからない」「リポジトリに貢献してない」と断られたり、館員自身もOAについて詳しく説明する自信がない
    • 2. リポジトリ業務の推進には周囲の理解が必須。しかけがいる。研究者だけでなく部署な以外でhita-hita
    • 3. 業務外の仕事にも興味をもつことで思いがけない出会いもあるし、自己研鑚が大事と思った
質疑
  • Q. 小樽商科大学・杉田さん:OA weekをきっかけにやった企画ということだが、今後定常化の予定はある?
    • A. インタビュー企画について? 本学ではリポジトリ登録件数がいわゆるキリ番のときに記念インタビューをしているので、それも続ける。今回はそれより短い時間設定にしていたのだが、機会を見つけて同様のインタビューもしたいし、リポジトリ開始4周年でもインタビュー企画はしたいと思う。
  • Q. リポジトリ担当者数は?
    • A. 兼任で3名
  • Q. ではけっこう多くの人数が関わっている?
    • A. 兼任ということもあって、私自身も閲覧係があり、別枠でリポジトリもしている。担当以外はできていない、「担当ではない」という意識がある。担当は確かに担当だが、図書館のみんなが「担当じゃないからわからない/できない」ではなく、ひとつの図書館業務としてリポジトリにあたれたら

聖学院大学におけるOAWeek2012での取り組み:私のCM作成録」(田山恭司さん、聖学院大学

  • OAW2012活動内容
    • DRF webで公開されている筑波大作成の三角柱や、本学作成資料、ポスター・資料の館内展示、OA week CMを公開したりした
    • ちなみに2011年には「3分間でわかるOA紙芝居」を改変して使っていた
    • 今年は・・・スライドでCMを作成していたので、それを使うことに
  • アイディアと作業
    • 原案の土台は2つ
    • さらに教員写真、職員写真等を追加・・・けっこうな分量に
      • 最終的には2種類に分けることに
      • 教員写真をとるときには説明・ご理解をもらってから・・・それが後の研究室訪問に
      • 他にも様々な要素・・・課長から千本ノックのように飛んでくる
      • 音楽も作成依頼していたのだが依頼相手の五十肩で頓挫
        • この機会に誰かDRFのテーマソングを!
          • min2-flyコメント:そこでUTAUとかの出番では! オープンだし!!
  • OAWへの巻き込み:
    • 図書館職員は全員参加
    • 教員への依頼・・・図書委員会で説明したが「この服装・化粧で写真は・・・」という意見もあり後日撮り直し
      • 来館した先生にもお願いを
      • 中には「ゴールド反対だから参加したくない」という人もいたが、「グリーン大賛成!」と文字を入れることでOKに
      • 研究室に突撃した際に写真をお願いしたり
      • 今回、自分ひとりでの研究室訪問にも行った
        • ゼミ中に訪問して写真を撮ったりも(min2-flyコメント:あら学生さんと一緒でいい写真)
        • 「OAは大変だけどやらないといけないこと」と元気の出るようなコメントも
  • CM使用方法
    • 図書館のカウンター前で大型ディスプレイを配置、放映。よく学生が足を止めて観ていた
    • 教員ラウンジ。教員がお昼を食べたり職員の出入りのする場所。多くの人の目に
    • DRF wikiにもアップ。
  • 反響
    • 見た人の反応はいい。見るだけでなく「これ面白いね」と声をいただいたりも
      • 来年も続けていきたい
    • 次回には事務局長・学長など首脳陣にも突撃したい
    • さらにCM参加機関が増えればいい
  • 最後に・・・実際のCM公開!
    • min2-flyコメント:あ、河島先生も映られていたあれか! そして「グリーン大賛成」は河島先生だったw
  • 司会・山本さん:
    • 時間がないので質問は最後の宴会で! 宴会では毎年、DRF音楽部設立の話題が出ているのに宴会後に忘れてしまう。今夜こそ。CMがあるのにBGMがないのは寂しい

リポジトリ業務の分業について:岐阜大学機関リポジトリ」(石田綾子さん、岐阜大学

  • 当館にはリポジトリ担当の特定の係がない
    • 職員増加や新係はできそうにないので、総務以外の係から人を出してプロジェクトを立ち上げ実現
    • 今も5名+αのWGで業務に当たっている
  • 岐阜大学機関リポジトリについて:
    • 2006年設立
    • Nalis-R使用
    • 登録件数は3,692件
    • 紀要論文の件数が多い/雑誌掲載論文がその次・・・そこを皆で分担
    • メタデータが本文の5倍以上ある+要旨のみのファイルもある。今もメタ/要旨のみ登録も多い
    • 論文以外に郷土資料博物館の村絵図画像データなども
  • 実務の分担:
    • 業務はコンテンツ種類ごとに分担
    • マニュアル化された作業はパートの応援も頼む
    • 多くの人員が参加しているのは雑誌掲載論文登録
      • 医学図書館係長が取り仕切り
    • 学位論文等
      • 図書目録担当職員が担当
    • 科研・・・休止中
    • 村絵図・・・電子化終了
  • 雑誌掲載論文の作業分担詳細
    • 作業は大きく5つのカテゴリにアカれて捉えている
      • 論文収集・・・書誌データをCiNii、Web of Science、業績データベースから収集。リポジトリに登録できる形に整えて先に登録してしまう
      • 収集データを使って教員あてに同意書送付・・・一定期間中の論文を網羅的にリスト化しておいて先生ごとにリストを渡して同意を募る
      • 著者の同意を得られたら出版社のポリシー確認等
      • どっちもOKの時に本文をリポジトリに登録
    • 管理者とWGメンバーで分担
  • コンテンツ増加状況
    • 雑誌掲載論文は年400-500件ペースで増加
    • 紀要は年90件前後、学位論文は10件前後
  • コンテンツ面の課題:メタデータは登録できたが本文がまだのものが多い
    • 紀要・・・バックナンバーのメタデータは登録したが古くて著者の同意を得にくい事情があり・・・
      • オプトアウトの相談も来ているので変わるかも?
    • 学位論文・・・本文入手率は1割未満。同意書の回収率を上げれば・・・
    • 雑誌掲載論文・・・先生方から同意書の返送がない/出版社のポリシーもOKで著者もOKなのに著者版が入手できない、というのもけっこう多い
  • 今後の業務の課題
    • 本業とリポジトリ業務のバランス・・・リポジトリ業務は後回しになりがち
    • メタデータと本文ファイルの差・・・改善の余地あり
    • 広報が後手に回っている・・・著者とのコミュニケーションがない状態
  • 北大・山本さん:
    • 課題として専任でないことも挙げられているし、リポジトリは普通の図書館業務になってきたのかな、という印象
    • 続いては話が変わって最近のOA関連の話題を紹介するコーナーに

「新BOAI:次の10年に向けた提言」(西薗由依さん、DRF国際連携WG副査/鹿児島大学

  • BOAI:Budapest Open Access Initiative
    • 査読済み論文へのオープンアクセスを求める運動
    • OSIが中心に2002年に提言発表
    • OAの定義付けと実現手段の提唱:Green=セルフ・アーカイブとGold=OA雑誌を規定したもの
  • 過去10年でOAを取り巻く諸相は大きく変化
    • 10年を迎えての会議が2012.2に開催され、提言が2012.9に公開された
    • "setting the default to open"=「デフォルトをオープンとする」
    • 誰が何をすべきか具体的に挙げるもの
  • BOAI10:プロローグ
    • BOAIの理念と意義を再確認+「OA運動は道半ば」・・・次の10年に向け提言へ
    • 目的・手段を再確認した上で、次の10年ですべての分野・国でOAを当たり前にするという目的を設定
  • BOAI10:1. ポリシーについて
    • 大学や研究助成機関が持つべきポリシーを規程
    • 大学:教員に出版の助成を認めることを推奨
    • 助成機関:助成対象にはOA雑誌等への投稿を義務付けられるようにすべきだ
      • 助成対象者への支援を求めることも
    • IF偏重への批判とそれに替わる指標開発の奨励
      • 論文記事レベルの指標に軸足を移すべき?
  • BOAI10:2. ライセンスと再利用について
    • CC-BYライセンス*2が最適と提言
    • まずはその時出来るアクセスの実現から、とも述べる
  • BOAI10:3. 基盤と持続可能性について
    • すべての高等教育機関リポジトリ
    • すべての研究者はリポジトリに登録できるように
    • リポジトリ間での相互運用性/データ標準化
    • リポジトリ、OA雑誌双方に論文ダウンロード指標、引用情報、それ以外の指標の検討を求める
    • 出版後査読とその有効性についての研究が推奨されてもいる
  • BOAI10:4. アドボカシーと協調について
    • オープンアクセス学術出版社協会(OASPA)の活用推奨など
    • 「OAの真実」を伝えるべき、という話も
      • 研究・研究者双方に利益/学術だけでなく経済的利益も/社会的な研究の価値を高める/コストは現状から追加予算なしで可能/著作権とも矛盾しない/最高水準の研究の質と矛盾しない
  • BOAI10関連動向
    • CC-BYやalternative impact metricsの導入は加速している
    • 大学のOAポリシー優良事例を集めたサイトも公開されている・・・"Good practices for university open-access policies"*3
    • 論文がどれだけ「オープンか」に関する定義・・・HowOpenIsIt*4
  • BOAI10は「これからの10年に向けた提言」
    • ワークショップでどのような未来を作りたいかの議論の材料になれば

世界の車窓からリポジトリの今後を眺めるOR2012の旅」(大園隼彦さん、DRF技術WG主査/岡山大学

  • 今年7月にOpen Repositories(OR)に参加した報告
  • OR
    • 今年7回目の開催。今年はエジンバラ
    • 30カ国超。450人以上
    • オープンリポジトリの開発・運用関係者が世界中から集まる会議
  • COARによる相互運用性の現状報告
    • リポジトリのコンテンツが増大/存在感が増す
    • 大量の学術コンテンツの統合アクセスが必要・・・相互運用性が重要?
    • その機能を提供するもの・・・メタデータハーベスティング、ネットワーク、利用統計、著者ID、永続ID、システム間転送、データマネジメント、混合管理
      • その中のいくつかを紹介
  • OpenAIRE(ネットワーク)
    • https://www.openaire.eu/
    • ヨーロッパの研究者の助成金研究成果を登録するサポートシステム
    • 査読論文等を扱うインフラを構築
    • 様々なコミュニティを調整する
    • 5,000プロジェクトの27,000の出版物が登録されうち10,000はOA
    • OpenAIRE+
      • ヨーロッパの助成金の成果物だけでなくデータ・セット等もハーベストする
  • UK Repository Net+(ネットワーク)
    • http://www.repositorynet.ac.uk/
    • オープンアクセス研究文献の登録・管理・公開を支援する社会的・技術的インフラ
    • コンテンツの登録/データの質の向上/データの分析
  • Open Metrics (Altmetrics)
    • PLoS ONEとNatureの事例の紹介
    • 研究成果のフィルタリングによりスピードが求められている
      • 成果が多い。今のペースじゃ追いつかない
    • 研究者のソーシャルメディア利用が増大/研究成果の利用範囲も増大/学術コミュニティに限らない評価集計
    • 研究者の要求・・・指標を最大化するところにコンテンツを蓄積したい
      • サードパーティの影響・・・本文キャッシュを蓄積しているアプリについて等
      • リポジトリの統計をオープンにして比較・集計できるようにする仕組みがいる?
  • ORCID(著者IDについて)
  • 今後の課題・・・研究データ管理
    • 目的:データの長期保存、永続アクセス、再利用、引用
      • 実際のインフラの紹介等・・・DaMaRo、ResearchHubなど
      • データの質の評価・・・Databib
  • まとめ
    • リポジトリの相互運用性が高まると、オープンアクセスの利便性が高まる
    • 他システムと連携できる仕組みを整備することが重要

「OAの最適化モデルは成立可能か:フィンチレポートを中心に」(土出郁子さん、DRF国際連携WG主査/大阪大学

  • これは第2セッションへの前フリ。Finch Reportの紹介
  • Finch Report
    • http://www.researchinfonet.org/wp-content/uploads/2012/06/Finch-Group-report-FINAL-VERSION.pdf
    • 研究成果へのアクセス拡大について、政府への諮問を受けたFinchらWGが作ったレポート
    • 2012.6.17に公開。全文は140pもあるが、概要は11pほど
    • OA雑誌・ハイブリッド雑誌(基本は有料の雑誌だが、追加料金を払うとOAにできる)を支援する、そのために著者の負担も支援する、というポリシー
    • リポジトリは研究データや灰色ん文献等の保存のための、補足的な役割、と述べる
      • 他にもいろいろ書いてある。かかるお金の試算とか
  • リポートへの反応
    • 早期に英国政府が前向きに受け入れるとしたのでますます騒ぎが大きく
    • RCUKは2013.4.1からFinch reportを踏まえた新しいOA方針も公表
    • SPARC EUROPEは反対。イギリスは従来、グリーンで頑張っていたじゃないか、など
  • OAの最適化モデルは成立可能か?
    • お金がついたら研究者個々人の意識は変わるのか?
    • なんのためのOA? 金を撒けばいいのか?
    • 研究者自身と、図書館は何をすればいいのか。Reportを踏まえて、どうすればいいのか
    • イギリスは実際どうなっているのか、は午後から!
      • min2-fly:行きたいのですが第2は行けないのです・・・orz


私事ですがmin2-flyはFinch reportには基本懐疑派です
ハイブリッドジャーナルとか普及していない程度においては機関リポジトリ以下なわけで。
OA雑誌を第一、機関リポジトリが第二でいいはずで、ハイブリッドこそ優先順位は低くて良いと思っています。
そのあたりは博士論文の最終章あたりで触れる予定なので、公開されたらまた告知を。


それにしてもDRFはもう、初期の皆さん以上に新たに参加された方々が活躍されるようになって、リポジトリ業務が次の世代に引き継がれていることを強く感じますね・・・。


ちなみに開始前に会場前でとった記念写真。



オープンアクセスカラーのバンダナを頭の上にしめることで海賊風に!
でも論文は、海賊版をアップしてはダメだぜ!


では、午後の分はまた後のエントリで−。