かたつむりは電子図書館の夢をみるか(はてなブログ版)

かつてはてなダイアリーで更新していた「かたつむりは電子図書館の夢をみるか」ブログの、はてなブログ以降版だよ

図書館

「OA出版の現状と戦略:ジャーナル出版の側から」(Open Access Week: 第1回SPARC Japanセミナー2011)

今週はOpen Access Weekでしたね! オープンアクセスウィーク(Open Access Week: OAW)はアメリカのSPARCが主催しているイベントで,今年で 5回目を迎えます。今年から,「10月の最終週がオープンアクセスウィーク」に設定されました。http://cont.library.…

「オープンアクセスのことならいつでも聞いてくれ!」(Open Access Weekドアハンガーを貰いました!)

いつになく暑い夏もいつの間にか過ぎ去っていて、気付けば季節は10月です。 10月といえば皆さんご存知(?)、Open Access Weekの季節! オープンアクセスウィーク(Open Access Week: OAW)はアメリカのSPARCが主催しているイベントで,今年で 5回目を迎え…

学術雑誌のインパクトファクターと所蔵館数は相関する?

既にご覧になった方も多いかと思いますが、図書館OPACのAPIについて、書誌情報と所蔵がセットで返ってくるのがいいのかどうか、というのが先日Twitterで話題になっていました。 APIで書誌と所蔵は一緒に返すほうがよいか? - Togetter これを受けて[twitter:…

デジタルレファレンス>>>Q&Aサイト≒対面のレファレンス? 「Q&Aサイトと公共図書館レファレンスサービスの正答率比較」(知的コミュニティ基盤研究センター第79回研究談話会)

お久しぶりです、8月は一度も更新しなかったmin2-flyです。 別に何かあったというわけではなく、月初めに出張した以外はほとんど何もなかった(月末の合宿以外、つくばから出すらしなかった)結果として、書くことがなかったっていうね(汗) 恐るべし夏休…

JUSTICEの概要とWeb of Knowledge 5新機能:「図書館員のためのWeb of Scienceキャッチアップ・セミナー」参加記録

またも前回記事をアップしてから1ヶ月以上間が空いてしまいましたが・・・(汗) 7/27(東京)、7/29(大阪)に開催されたトムソン・ロイターによるセミナー「図書館員のためのWeb of Scienceキャッチアップ・セミナー」で、ユーザレビューについて発表して…

パネルディスカッション「クラウド時代の機関リポジトリ」(国立情報学研究所平成22年度CSI委託事業報告交流会参加記録 part 4)

昨日*1に引き続き、、国立情報学研究所で開催されたCSI委託事業報告交流会の参加記録です。 学術機関リポジトリ構築連携支援事業 │ イベント情報 │ 平成23年度 │ 平成22年度CSI委託事業報告交流会 最先端学術情報基盤(CSI)構築推進委託事業として、各機関…

「つながるリポジトリ」(国立情報学研究所平成22年度CSI委託事業報告交流会「クラウド時代の機関リポジトリ」参加記録 part 3)

CSI委託事業報告交流会エントリ第3弾。 学術機関リポジトリ構築連携支援事業 │ イベント情報 │ 平成23年度 │ 平成22年度CSI委託事業報告交流会 一日目の最後、第3セッションは「つながるリポジトリ」。 まさにつながる、コミュニティのお話がメインです。 …

「試されるリポジトリ」(国立情報学研究所平成22年度CSI委託事業報告交流会「クラウド時代の機関リポジトリ」参加記録 part 2)

CSI委託事業報告交流会エントリ第2弾。 学術機関リポジトリ構築連携支援事業 │ イベント情報 │ 平成23年度 │ 平成22年度CSI委託事業報告交流会 お昼休み、ポスターセッションを挟んでの第3セッションは「試されるリポジトリ」、8人の皆さんがそれぞれ10分…

「萌えるリポジトリ」(国立情報学研究所平成22年度CSI委託事業報告交流会「クラウド時代の機関リポジトリ」参加記録 part 1)

毎年この時期の定例イベント、国立情報学研究所で開催されたCSI委託事業報告交流会(機関リポジトリについて、国立情報学研究所から委託されて事業を行なっている各大学が報告・交流を行うイベント)に行ってきました。 学術機関リポジトリ構築連携支援事業 …

「アカデミック・リンク,はじまる:新しい学習支援の実現に向けて」(千葉大学アカデミック・リンク・セミナー 第1回)

3月以来、初のイベントレポートは千葉大学アカデミック・リンク・センターのセミナー第1回です!*1 アカデミック・リンク・センター ウェブサイト http://alc.chiba-u.jp/ セミナー案内 千葉大学 アカデミック・リンク・セミナー (1) アカデミック・リンク…

オープンアクセスの背景にある思想とは?/オープンアクセスに対する市民の需要は?/Wikipediaのリンクはどれくらいリンク切れしている?・・・最近の研究発表状況

怒涛の5月ももう数時間で終わりを告げ、苦闘の6月が始まろうという昨今、皆さんいかがお過ごしでしょうか? ・・・ごめんなさいブログ更新すっかりサボっていましたm(_ _)m そろそろ地震の影響云々ではなく完全に自分の怠惰が原因なわけですが、一方で更新…

Code4Lib JAPANスペシャル・パネル「システムライブラリアンの要請と養成」(第40回ディジタル図書館ワークショップ 参加記録その2)

前半*1に引き続き第40回ディジタル図書館ワークショップの参加記録。 後半は既にこのブログでもおなじみ、Code4Lib Japanの2010年の活動報告と、スペシャルパネル「システムライブラリアンの要請と要請」です。 Code4Lib JapanのWebサイト Code4Lib JAPAN - …

「出版が変わる、学びが変わる:大学教育改革と電子出版のクロスロードに立つ図書館」千葉大学・大日本印刷株式会社主催シンポジウム参加記録

千葉大学では現在、図書館の増改築を機に「アカデミック・リンク」という新たな構想の実現に向けた事業が展開されています。 千葉大学アカデミック・リンクについて http://www.ll.chiba-u.ac.jp/event/cudnp/Academic_Link.pdf 附属図書館増改築の様子は以…

研究成果報告会 「オープンアクセス、サイバースカラシップ下での学術コミュニケーションの総合的研究」参加記録

このブログをやっていると色々なテーマを扱うのでたまに自分の本業がなんだか忘れられているのではないか・・・と思うことがあるのですが(苦笑)、博士後期課程大学院生としての自分の研究テーマは学術情報の流通、中でも学術機関リポジトリやオープンアク…

「ラーニングコモンズを起点として、大学と図書館の未来を考える」〜ラーニングコモンズラボラトリ準備会キックオフ

このブログでも再三取り上げてきていますが、昨今の大学図書館業界・・・に限らず高等教育界の中でのホットトピックの1つに「ラーニングコモンズ」があります。 ぱっと目立つものを見ただけでも当ブログだけで以下の7本のエントリがありました。 「ラーニ…

 日本のトップ10%論文シェアの低下、企業論文数の減少、国内論文誌への「回帰」?−「世界における”日本の論文/日本の学術誌”のインパクト」:第8回 SPARC Japanセミナー2010

「日本発の論文数減ってない?」というエントリを自分が書いてから、気付けばもうすぐ1年が経とうとしています。 グラフで見る日本の科学研究の後退(?):日本の2005-2009の論文生産数は1999-2003の水準より減少 - かたつむりは電子図書館の夢をみるか 結…

「学生協働サポート」の生の声が盛りだくさん!:東京女子大学「マイライフ・マイライブラリー」公開実績報告会参加記録

1日遅れになってしまいましたが、昨日、東京女子大学で開催された「マイライフ・マイライブラリー」公開実績報告会に参加してきました! 学生支援GP「マイライフ・マイライブラリー」公式ページ 東京女子大学図書館 公開実績報告会案内(PDFファイル) http…

機関リポジトリのアクセス数をいかに数えるか?:カウント方式の標準化に関する国際会議(International Seminar on Standardization of IR Usage Statistics: How we count the access to institutional repositories)

特に年末年始だからと言って何かが変わるわけでもなく、文献を読んだり論文の草稿を書いたりデータを分析したりしているうちに気付けば2011年も11日目に入っておりました・・・ 皆様あけましておめでとうございます。 今年もたぶんこんな感じでまったりお送…

「学習支援:2020年これが図書館の生きる道」(平成22年度関東甲信越地区大学図書館シンポジウム@つくば 参加記録)

既に昨日の話になってしまいましたが、本キャンパスで開催された「平成22年度関東甲信越地区大学図書館シンポジウム@つくば 学習支援:2020年これが図書館の生きる道」に参加してきました! シンポジウム公式ページ 学習支援:2020年これが図書館の生きる道…

「大学からの研究成果オープンアクセス化方針を考える:ハーバード大学、レディング大学、北海道大学を事例に」(国立情報学研究所 国立大学図書館協会 共催シンポジウム)

すっかりイベントレポート掲載ブログとなっている当ブログですが(今更か)。 昨日は東京大学で開催されたシンポジウム「大学からの研究成果オープンアクセス化方針を考える」に参加してきました! 国際学術情報流通基盤整備事業 │ イベント情報 │ H22 │ シ…

「欧米日の電子ジャーナル・コンソーシアムの10年と今後」(図書館総合展フォーラム参加記録その2)

前回更新*1からすっかり間があいてしまいましたが(汗)、図書館総合展フォーラム参加記録第2弾。 今回は11/26に丸一日かけて開催された国公私立大学図書館協力委員会と日本図書館協会大学図書館部会主催のフォーラム、「欧米日の電子ジャーナル・コンソー…

Code4Lib Japan Meeting & Exhibits 2010(図書館総合展フォーラム参加記録その1)

11月も下旬、世間もずいぶん寒くなってきた昨今ですが、なんと当ブログはこれが11月に入って初めての更新です(汗) 別にさぼっていたわけではなく、学会発表の準備をしたり台湾の国際学会で口頭発表したりポスター発表したりしていたら、こんな時期になって…

「デジタルアーカイブの最前線:現状と未来」(第4回情報資料保存シンポジウム)

情報保存研究会と日本図書館協会の共催イベント、「デジタルアーカイブの最前線:現状と未来」(第4回情報資料保存シンポジウム)に行って来ました! JHK 情報保存研究会 国立公文書館、国会図書館での実践や教育利用等の観点からの提言等、一口に「デジタ…

「日本発オープンアクセス」:第6回SPARC Japanセミナー(オープンアクセスウィークセミナー)

遅ればせながら(もう金曜日だよ!)今週はオープンアクセスウィークですね! http://cont.library.osaka-u.ac.jp/oaw/ 日本はもちろん世界中でOAに関するイベントが盛り上がっています。 自分は、こちらもエントリをアップするのが遅くなってしまいましたが…

「徹底的に新しい手法で新しい図書館を創るために:第12回図書館総合展キハラ株式会社主催フォーラム『図書館をデザインする−情報デザインと主題プロデュースの手法』に向けて」(岡本真×有元よしの×李明喜×内沼晋太郎×洛西一周)

*本エントリは2010-10-12に発行されたAcademic Resource Guide No.448*1に掲載された記事を、編集長である岡本真さんの許可を得て転載したものです。 座談会開催の数日前に突然記録係を依頼されたのですが、内容が非常に興味深かったのでこのブログにも転載…

「電子ジャーナルと機関リポジトリ、オープンアクセスの根っこは一つ、学術情報流通の問題」・・・国立大学図書館協会北海道地区協会セミナー「次世代ライブラリアンシップのための基礎知識」第2回参加記録

既に5日ほど前の話になってしまいましたが・・・日本図書館情報学会研究大会の前日に北海道大学で開催された国立大学図書館協会北海道地区協会セミナー、「次世代ライブラリアンシップのための基礎知識」に参加してきました! http://janul-hokkaido.lib.ho…

「図書館・博物館・文書館の連携をめぐる現状と課題」(第58回日本図書館情報学会研究大会シンポジウム参加メモ)

先日のエントリ*1の最後でも予告していましたが、日本図書館情報学会研究大会に参加してきました! http://www.fujijoshi.ac.jp/jslis_58taikai/index.htm 自分も2日目・第3部会で発表したのですが、そちらは後ほど資料をリポジトリにアップしてから紹介エ…

「アメリカの大学図書館は日本のマンガをあまり所蔵していない!」⇒でも日本の大学図書館はもっと所蔵していない

最近、『The Journal of Academic Librarianship』というアメリカの大学図書館関係の学術雑誌に、面白い論文が載っていました。 Masuchika, Glenn; Boldt, Gail. Japanese manga in translation and American graphic novels: a preliminary examination of …

オープンアクセスは経済的?:『情報管理』に論文が掲載されました

9月中は3本しかエントリをアップしていないうちに、もう10月も3日目ですか・・・月の経つのは早い(汗) さて、エントリを書こう、書こうと思っているうちに公開から3日がたってしまいましたが、『情報管理』誌に拙論文が掲載されました! http://www.js…

「ウェブアクセスの自動化と業務妨害について」:第7期デジタルフォレンジック研究会主催講演会/情報ネットワーク法学会 第2回「技術屋と法律屋の座談会」

岡崎市立中央図書館向けのクローラーを動かしていた男性が逮捕された事件、いわゆるLibrahack事件について、図書館業界の観点からの問題点の指摘と行うべき対応については先日、当ブログでも言及し*1、また図書館問題研究会からの声明もありましたが*2。 Lib…