Room No.1301 しょーとすとーりーず・すりー
ROOM NO.1301 しょーとすとーりーず・すりー (富士見ミステリー文庫)
- 作者: 新井輝,さっち
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2007/02
- メディア: 文庫
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「H・H・H・H!」の帯紙で一世を風靡した(?)
「Room No.1301」シリーズ待望の短編集第3巻。
ファンタジアバトルロイヤル掲載の3話と、書き下ろし1話の計4話収録。
表紙はヒロインがパンツを見せてるという煽情的なイラストですが、
中身はパンツと白衣しか身にまとってない女の人がコンビニで立ち読みしてたり
酔っ払った女の子がいきなり脱ぎだしたり
中学2年生がひとりえっちの回数が多いんじゃないかと悩んだり
女の子がメガネ男子囲んできゃあきゃあ妄想したりします。
注目は第二話『俺と鍵原とお試しの合コンプレイ』。
「どうも微妙な違和感を覚えるなあ」と思ったら、
普段の本編は健一(主人公)視点の三人称文体なのに、この回は健一の一人称で書かれています。
いろいろ新たな発見があって面白い。
そうか、ホタル(健一の姉)や鍵原(健一の友人)と話しているときだけ一人称が
「俺」になるのかと思ったら、
脳内では一人称「俺」なんだな、健一。
ホタルや鍵原と話してるときは素が出るってことなのか…
そのくせ彼女と話すときは一人称「僕」。
まったく面白いなこの男は。
2月にはドラマCDも出るらしいRoom No.1301シリーズ。
金がいくらあっても足りませんな、まったく。