Tulips-Linker登場!?
いつものように筑波大の図書館webページを使っていたのだが…なんか変。
なんだ? と思ってよくみたら、CiNiiとかOPAC使ったときに、
Tulips-Linkerという謎の機能がついている*1。
なんだこれ、と思ってクリックしてみると…
どういうことかっていうと、以前話題に上げたS・F・Xの機能をより筑波向けにローカルにカスタマイズしたものが使えるということ。
もっと端的にいえば、筑波大のOPAC(蔵書検索サービス)からもS・F・Xの機能を利用できる。
探している本の書誌事項をRefworksに取り込んだり、貸出中だったときに複写依頼したりするのがより便利に。
さらにおそろしいのが、CiNiiにつけられた機能。
以前からOPACやS・F・XについてはCiNiiにもリンクされてたので、探している文献が筑波大にあるかどうかはすぐにわかった。
今回のTulips-linkerではさらに、探している文献の電子版を筑波大が契約しているか否かまで一発で検索できるように。
これまで紙媒体と電子ジャーナルの所蔵のリンクが直結してなかったら、両方をまとめて検索するのはなかなか手間だったんだが、今回のTulips-Linker登場で事態は一変。
探してる論文が筑波にあるかないか、それをwebページから直接見ることはできないか、といったことで右往左往する必要がなくなったわけだ。
恐るべし。
恐るべし、筑波大学附属図書館。
なにが恐ろしいって、なんで人がその機能を使う作業を「終えた後で」毎回新機能を追加するんだ。
この機能があったら、英語の論文の電子ジャーナルがあるかないかなんてすぐに判別できたじゃないか・・・馬鹿野郎・・・! 俺の、俺の手間を・・・返せぇっ!
まあ、いいか。よく考えたらまたどうせリンク・リゾルバー使う作業出てくるだろうし。そしたら思う存分使わせてもらおう。
一点、不満があるとすれば、図書に関するデータをRefworksに取り込む際に、妙に書誌事項が少ないことかなあ・・・出版社・出版地・出版年とか、SIST02で定められてる範囲については取り込めるようにしておいてくれもよいのではないかしらと思う(それくらい自分で入れろ、という意見も重々承知だが、人間楽をしたいじゃないですか)。まあ、この分だとそこらへんもすぐに改善されそうではあるが。っつーか最近の筑波大附属図書館のフットワークの軽さはおかしくないか? 館長が元図書館情報大学学長になったからか? 全代会の人間はあんまり図書館使う研究していないやつが多いから気づいてないと思うけど、ある意味今の筑波大図書館は施設部や社工の石田先生に匹敵する、いやことによってはそれ以上の神っぷりを示しているぞ?
あとは、「テスト版」って書いてあるのがいつ消えるともしれない怖さを醸すが・・・
早く完全版を公開してくれー。
きっとその完全版は上記のような問題も改善されているんだと俺は信じているぞー。
*2:リンクリゾルバがどんなものかについてはCA1482 - 動向レビュー:OpenURLとS・F・X / 増田豊 | カレントアウェアネス・ポータル参照