かたつむりは電子図書館の夢をみるか(はてなブログ版)

かつてはてなダイアリーで更新していた「かたつむりは電子図書館の夢をみるか」ブログの、はてなブログ以降版だよ

「4年生」


木尾士目・作の漫画の話ではなく、自分自身の話。
年度が替わって4日、早くもメールで「学群4年」と名乗ることに慣れてきている自分がいる。

院進学を決めた身としては全然実感がないが(研究室の引っ越しで院の先輩が同室で研究しているからなおさらだが)、一応、学群生としては最高学年になった。


小・中学生の頃は、大学4年生が学生生活の最後で、それから自分は社会人として生きていくんだと思ってた。


それが院進学を決めてから考えが変わった。
学生でいられる時間は伸びたけど、自分が学生だという実感はかえって薄れた。
卒業したら違う社会で生きていく、就職組とはわけが違う。
院に進んで、その先も研究者として一生学術コミュニティの中で生きていくんだとしたら、自分がいまやっている研究活動とか、いろいろな先生方との交流とかが、全て直接的にこの先の自分の人生に関わってくるわけで。


それって、言いかえればもう(給料ももらえないし出勤時間もないし超ゆるゆるだけど)就職しちまってるみたいなもんなんじゃないか?


卒業を機に新たにどこかに旅立つとかいうもんでもないし、本格的に研究者になったところで遊ぶ時間が減って授業に出る側から授業をする側になる以外は基本やってること変わらない(まあ死ぬほど忙しくはなるが)わけだし・・・


就職活動で駆け回っている人らには怒られそうな考えではあるが。