かたつむりは電子図書館の夢をみるか(はてなブログ版)

かつてはてなダイアリーで更新していた「かたつむりは電子図書館の夢をみるか」ブログの、はてなブログ以降版だよ

「社会調査法」

約1年ぶりに1時限の授業を受けてきた。
なんとなく予想はついていたが、案外起きられるもんだな。
最近シンポジウムの類とかのために早起きすることもよくあったし、案外身体は早起きに耐えれるようになっているのやもしれん。


・・・おそらく反動で夕方前くらいの時間帯に眠くて仕方なくなるんだろうが・・・


ちなみに受けてきた授業は歳森敦先生の「社会調査法」。
授業内容は科目名のとおり、社会調査法のうち、主に量的調査法を扱うとのこと。
いわゆるアンケート調査(授業中の余談に従えば「質問紙調査」)の標本の選び方や質問紙の作り方、分析の手法なんかを扱うとのことで、卒業研究とかその後の研究活動で大いに使いそうなのでとってみることにした。
ん?? ならなんで去年とらなかったかって?? 1時限だから敬遠しただけだよ、なにか??


休み時間にちょっと質問したんだが、いわゆる「量的調査法」と「質的調査法」の違いについて。
量的調査法がアンケート調査みたいに数のデータが欲しいときに使うもので、質的調査法がインタビュー調査やケーススタディみたいに細かい中身について注目したいときに使うものだとして。
たとえばインタビュー調査の結果を全部テキストに起こして、テキストマイニングかけたりする研究はどっちにあたるのか、とか。


結論からいえばインタビュー時の質問の仕方や話の流れが一様にならないから量的調査法にはあたらないんじゃないか、ってことだったが、まあそこら辺の区分はつけにくいところもあるんだと言われた。
そりゃそうか。
あとはそういう計量文献学的な研究は質問の設定とかも難しいし、質的調査法の利点が活かせないこととかもあって、試みは多いけどなかなか上手くはいかない、というようなことも言われた。


・・・先生は真面目だなあ・・・
あまりにも真剣に答えてくださるもんだから、
「いや、実は高校時代に『ね?』が口癖だった先生とか、『えー、』が口癖だった先生とかに、インタビュー調査と称して話を録音させてもらって、口癖の回数とかどんな場面でよく言うのかとかを調べてみたら面白そうだなあ、とか思っただけなんですけどね?」
とは言いだせなくなってしまった。


・・・いい加減、適当な興味や好奇心だけで他人に質問する性格は直した方がいいのかも知らん・・・
しかし「好奇心、猫を殺す」がキャッチフレーズの俺から好奇心をとったらアスパルテーム以外、なにが残るって言うんだ・・・


ま、いいか。
授業も先生も面白そうだったし、来週もがんばって早起きしよー。