所蔵図書館マップの検索結果をどアップにしてみる
http://myrmecoleon.sytes.net/map/というものがある。
探してる本のISBNを入れると、所蔵している図書館をGoogle Map上に表示してくれる、というもの。
Myrmecoleon in Paradoxical Library. はてな新館が製作・公開してくれたもので、ずいぶん前から業界(なんのだ?)では話題になっていた。
例えばいつぞやの「図書館情報学リテラシー教本:試作版」を検索すると(ISBNがない場合はNCIDでも検索可能)、こんな感じ。
見事に1館しか所蔵していません。
けらけらけら。
以下、筑波ローカルネタ。
・・・で、ふと好奇心が沸いた、もとい湧いたわけですよ。
これ、極限まで拡大したらどうなるんだ?
惜しい!
若干、北側にずれている。
その誤差、実に5メートルくらい。
まあ完全に許容範囲だよな。
っつーかむしろその制度に驚くばかり。
・・・しかし、単に「筑波大」で分けているわけではなく、この様子だと館ごと(筑波大にはつくば市内のキャンパスにある図書館としては中央図書館・体芸図書館・医学図書館・図書館情報学図書館の4つの図書館が存在する)にきちんと座標区切ってあるのか・・・?
ものは試しとばかりに、体芸に入ってそうな図書とかを検索してみる。
・・・え、松美池前??
なぜそんなところに??
というわけで、医学・体芸・中央の3館は区別されていない(どれも本来の図書館からはけっこう離れた場所に表示される)ことが判明。
ちなみに、データ上はすべて中央図書館が所蔵していることになっているらしいこともわかった。
どうやら図書館情報学図書館だけが区別されていたようだ。
と、なると、図書館情報学図書館だけはもともと旧図書館情報大の図書館だったから、NACSIS-CAT上で区別されている、ということなんだろうか?
蔵書についても基本はかぶりが少ない筑波大学附属図書館の中で、図情図書館とその他の図書館だけは重複が目立つところでもあるし、この2館を区別することは重要かも知れない。
しかし・・・なぜ筑波大の中央の座標が松美池・・・?
座標の取得に問題があったのか、筑波大の住所の登録に問題があったのか。
おそらく筑波大の方は図書館を区別せずに(さらに言えばそのキャンパスの広大さも意識せずに)「天王大1-1-1」という住所で登録したもんだから、あんな妙ちきりんな位置に表示されているのではないかと推測できる。
・・・逆に言うと、天王台1-1-1の正しい座標って、あそこなのか?
なんにせよ、蔵書マップはやっぱり色々面白いなー、ということでひとつ。
あと、少なくとも筑波大については蔵書マップ頼りにして来ない方が賢明。
中央と図情はリカバリー効くけど、医学図書館については1kmくらい離れたところに連れてこられます。
そこからのリカバリはおそらく筑波大生でもできないやつが続出するかと思われる。
全部キャンパスがでかすぎるのが悪いんやー。