「邪眼は月輪に飛ぶ」
突然、小学館から「モーニング」(講談社)へ移ることを発表されて話題騒然(一部で)の富士鷹ジュピロこと藤田和日郎、の最新コミックス。
スピリッツでの短期集中連載は見逃してしまったが、コミックスは即買ってきた。
言葉少なで気難しいけど実はやさしい爺さん。
元気でけな気な巫女少女。
熱血マッチョ。
クールなんだけどここぞというときに魅せてくれるメガネ。
「見られたら死ぬ」怪物というギミック。
それに対峙する数々の最新兵器と、猟師のしきたり。
たった1巻なのに、どこまでも藤田和日郎。
青年誌なのに何もかわらず、藤田和日郎。
それがもう、最高。
ヤバイってこの人。
最終話(第7話)の8、9ページの迫力はなんかもう芸術感じるもん。
9ページについてはあとがきでアシスタントにトーンはりも黒プーも白プーも汚れ消しも全部断られた、って書いてあるけど、わかるわかる。
このページは「これでいい」んだよ。
次号からはじまる「モーニング」での連載が楽しみでたまらん。
・・・また講談社に金を落とす機会が増えた・・・