「"文学少女"と死にたがりの道化」
- 作者: 野村美月,竹岡美穂
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2006/04/28
- メディア: 文庫
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「学校の階段」の2巻以降を買いに行ったら、近所の書店には1巻と5巻しか置いてなかった。
「この俺の高まる『ライトノベル読みたい欲』はどこへ向ければいいんだぁっ!」と40秒くらい悩んだ末、「学校の階段」と同じく「ライトノベルアワード2007」にノミネートされている「文学少女と死にたがりの道化」と「とらドラ!」を買うことに。
いやあ、我ながらなんだけど、これは散財フラグ立ったぞー。
最悪の場合「ライトノベルアワード2007」ノミネート全20作品を買ってしまうかも知れん・・・ってさすがにそれはないかw*1
さて、「"文学少女"と死にたがりの道化」。
文字通り文学を「食べちゃいたいくらい」愛してるヒロインと(文学部長・高3)と、「今は」平凡な高校生の主人公(文学部員・高2)が本を食べてみたり推理めいたことをしてみたりラブレター代筆したりエロ展開したり。
・・・いや、っつーかヌードモデルをやろうってときに男の子を現場に連れて行くなよ先輩。
ついて行くなよ主人公。
ふつうに脱ぐなよヒロイン。
もうできちゃってるカップルとかか己らはー(偏見)。
そんな感じで突っ込みたいところもあったが、それ以外はふつうに読んでて面白かった。
「人間失格」ネタを中心に太宰治の話もたくさん出てくるんだが、つられてそっちも読みたくなるような感じ。
ミステリー部門ノミネートってことで「おいおいこれをミステリーって言ったら某山2氏とかが怒るんでないかい?」とか思わないでもないが、それを言ったら富士見ミステリー文庫はレーベルごと焼き討ちされると思うのでまあ気にしない。
ライトノベルにミステリーとか求めていません。
あと、「学校の階段」にも共通なんだが、ヒロインの方が年上で、かつ1巻の段階では主人公とヒロインが接近しなさそうな展開がなんかなんとなく好き。
別に恋愛抜きでも男女は仲良くなれるんだぜ、みたいな*2。
いやこのあと恋愛に展開するのかも知れないが。
まあ読み進めていこう。
・・・ちなみに、本をちぎって食べちゃうヒロインに図書館員的な突っ込みは・・・しないでおこう。
図書館の本破ったら謝ってたし、そこら辺の自覚はあるみたいだから。*3