かたつむりは電子図書館の夢をみるか(はてなブログ版)

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「探偵儀式」(4)

探偵儀式 4 (角川コミックス・エース 109-4)

探偵儀式 4 (角川コミックス・エース 109-4)


清涼院流水・原作、大塚英志・原案/脚本、箸井地図・漫画という、角川書店の正気を疑う漫画「探偵儀式」の最新4巻が発売されていた。
設定はJDC流用しているが角川だし、原作は清涼院流水なのでJDCトリビュート扱いになっているが・・・っつーか大塚の「原案」て立ち位置はなんなんだ?
・・・あれ、ていうか前まで清涼院が原案でなかったっけか?
4巻の奥付から変わったのか? 誤字?
なんか色々謎だなー。


ちなみに清涼院苦手を公言するmin2-flyがなぜこれを買っているかと言うと、「多重人格探偵サイコ」や「黒鷺死体宅配便」でおなじみの笹山徹さんが出てくるからです(笑)
時間軸的にはサイコと黒鷺の間の時期が「探偵儀式」にあたるらしいんだが・・・いやいやいや。
ある意味、笹山が一番かっこいいのこの時期なんじゃねえの?
周囲にいる主人公たりうるキャラたちが情けなさすぎるので笹山が格好良く見えるのかな?
セコくてずる賢くて弱っちい笹山さんも好きだが、格好いい笹山さんも悪くないね。
っつーかガチで「探偵儀式」の主人公は笹山さんだと思ってるんだがどうか。


ちなみに本編だが・・・うわー、まさしく清涼院×大塚、って感じのトンデモになってきた(汗)
サイコが最初の頃の面白さから徐々に失速していった後、みたいな。
やっぱ大塚、こういう感じの犯罪とか出てくる話書いてるより、「木島日記」とか「北神伝奇」とか「くもはち」とか「黒鷺死体宅配便」とかみたいな、ホラーチックというか民俗チックだったり都市伝説っぽかったりするような話書いてた方がいいと思うんだけどなー。
あ、あと「オクタゴニアン」も面白く読んだな。
現代を舞台にした、陰謀とかそういう黒幕が絡んでくる話が駄目なのか?
もしくは単に清涼院設定が駄目なのか・・・むーん。


まあいいや、でも5巻以降も買うし。
主に笹山さんの顛末を見届けるために。
なにがあったらこの捜査一課のデカが新宿区役所の福祉課に行くのかが気になって仕方ない・・・