「刀語 第七話 悪刀・鐚 」
刀語 第七話 悪刀・鐚 (アクトウ・ビタ) (講談社BOX)
- 作者: 西尾維新,竹
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/07/03
- メディア: 単行本
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「薄刀・針」から予告されてきた鑢七花VS鑢七実の姉弟対決・ついに実現!
(7巻だから七花VS七実なの?・・・とはさっき気づいた)
化物級の天才・七実に七花がどう挑むかが注目されたわけだが・・・やー、やはりこういう決着になるのか・・・
刀語は毎回あっさりしすぎてる感が否めなかったが、今回の七花VS七実戦にはそういう感じはしなかった。
敵役の七実が第1巻の頃から出ていて、その実力や背景に関する描写が十分にされているから(薄刀・針とかで)、ってのが割と大きいんだろうな。
新キャラもいないわけではないが即退場キャラはいなかったし、なんかこう、腰が落ち着いているというか、シリーズものらしいというか・・・満足感はいつも以上だったような気がする。
反面、七花ととがめのいちゃいちゃシーンは少なめなのだが。
むしろシリアス路線?
竹さんの巻頭・巻末のイラストが凄い良い余韻を醸し出していて、あー、姉弟対決なんだなあ・・・っていうのがひしひし感じられた(ま、七実の方は最後までシリアスになりきれてない感じだったが)。
残るは8〜12の5巻のみなわけだが、はてさてこれからいったいどんな展開になるのやら。
確実に中盤最大の見せ場であった七実戦を終えてしまったわけだが・・・否定姫陣営や真庭忍軍で七実戦以上の盛り上がりを作れるか否かがポイントかなあ。