かたつむりは電子図書館の夢をみるか(はてなブログ版)

かつてはてなダイアリーで更新していた「かたつむりは電子図書館の夢をみるか」ブログの、はてなブログ以降版だよ

コピペするにしても元を選べよ!(いやコピペもするなよ?)


そういや、ちょっと前にコピペ問題が盛り上がっていましたが。

授業内ではドラマや映画を見て計4回ミニレポートを書かせ、次の時間にそのいくつかを読みながら、この着眼点は優れているとかこういう視点があるともっといいとかコメントを加え、単位レポート提出の一ヶ月前に細かい注意点や評価基準、参考資料などを書いたレジュメを配布し、レポートを書く心理的敷居を低くした上で、「ネットからコピペしても必ずわかるよ。特徴的な単語でググれば一発で出てくるから。これまでそれで何件も見つけたよ。いい?必ず見つけるからね?絶対やるんじゃないよ?授業で書いてきたことをもうちょっと丁寧に膨らませて書けばいいんだからね。ジェンダーという言葉も無理して使わなくていい。私が見たいのは上手い文章や正解ではなく、その人の思考の跡」と口を酸っぱくして言っているが、それでも毎期のレポートで100人当たり必ず1人か2人は見つかる(少ない方かも)。

そもそも映画レビューはネット上に掃いて捨てるほどあるので、コピペもしやすい。短めのレビューは使えないが、ある程度まとまりのある長目の批評は適していたりする。


確かに映画のレビューとかだとネット上に数が多いし、凝った文章書く人も多そうだしでコピペするにはしやすい環境だろうと思います。
「ネット上にネタ元溢れている業界だと大変だよなー」と、全くの他人事とまでは言わなくてもやや遠い話のように思っていました。


遠い話のように思っていたのです、が。
今日、参加してきたワークショップの懇親会にて、ある方からうちのブログを一部コピペしたレポートを見たことがあった、というお話を聞き・・・おうふ、他人事どころかある意味じゃ先生方に迷惑をかける元凶の一翼を担ってしまっているじゃないか自分・・・。


・・・うん、まあ確かに時によっては日本語でまだあんまり説明のないような話(eigenfactorとか)を紹介してたり、図書館情報学関連の話ならネタとして使える内容も含んでいる、とは思うけれど。
思うけれど、でも言いたい。
コピペはすんな。
著作権とか剽窃とかそれ以前に、これレポートに出せるような文体じゃないだろ
「とか」だの「なんとか」だの「・・・」だの「〜ではないかとー」だの、いやそもそもこの「だの」という言葉もそうだけど、とにかくこんな崩れた日本語の文章をレポートに出してはいけません。
先生が泣いちゃうぞ!
「日本語の乱れもここまで来たか・・・orz」とか!
いやいやいやいや。
これはブログ文体であって自分だって書きものの仕事するときはこんな口語としても崩れたような文体で書きませんから!
ちゃんと「近年、〜」とかで始めてそれっぽく真面目に書きますから!(いやそれも違(ry)


文体に限らず、論の構成も基本的には思いついたままに書いていく形式でやっているのでかなり乱れたり跳んだりしていますし、おおよそレポートにコピペしていいことがあると思えるようなものではなく・・・
コピペするならもっといいところがあるだろう、と言うか加工せずにコピペする元としてはおおよそ図書館系ブログで最もコピペしたらダメなブログだろうこれ。ご自分の成績的な意味で。
往年のテキストサイトの影響ばりばり受けた文体のレポートとか見せられる先生の身にもならないと・・・「ちょ、おまwww レポートに"orz"とか駄目に決まってるだろjk. まじゆとり乙」とか朱入れしてくれるようなネット廃人冗談のわかる先生ならまだあれかもしれませんが、そうでなければ例えコピペとばれなくても普通に減点くらうこと間違いなしです。


コピペ駄目、絶対。
するにしてもうちみたいな口語体のところじゃなくてもっとマシなところがいくらでもあるでしょう!(いやもちろんしちゃ駄目ですよ。剽窃ですから)。
まあまるのままペーストするんじゃなくてちゃんと加工してるんじゃないか、って気もしますが・・・自分の文章は意図的にテンプレに沿わないと「名前がなくても誰が書いたか分かる」と評される癖だらけの代物なので、うまく加工してもバレるときはバレると思いますし、使うにしても無難にコピペするんじゃなくて引用しといた方が良いと思います。


・・・しかし自分で書いてて改めて思うが、本当にここ図書館系で一番日本語の崩れたブログだよなあ・・・
もっとレポートに出せるような真面目な文体にした方がいいのかなー*1

*1:でもそれでうちの大学でコピペレポートが増産されても困るしな・・・(0.5秒でバレると思うので誰もしないでしょうが)