3月末に割と注目いただいた日本の論文数が最近減少しているのでは、という問題ですが。
その後、多くの方からご反響をいただき、4/28には東大で開催された26の学協会によるシンポジウム、「科学・技術による力強い日本の構築-我が国の科学・技術の進むべき方向と必要な政策を提言する- 」の中で、東大の浜地貴志さんがさらに分野別に集計したグラフと合わせて自分が作ったグラフも引用いただきました。
当日の様子をまとめたレポートが、先日発行されたBTJジャーナルの5月号に掲載されています(無料で閲覧可能です)。
割と大きく自分のグラフが扱われていてびっくりですが・・・やはり単に他国に抜かれているというだけでなく、数自体も減っているかもしれない、というのはインパクトが強いのでしょうか。
シンポジウム中では旧七帝大+東工大のような一部の大学に研究機能を集約させるのではなく、「知の連山」を作ることが重要である、ということが言われていたようです。
一部大学への集中投下は目下、競争的資金を通じて実現しているわけですが、その影響のほども含めて今後もなにか分析できればいいな、と考えています*1。
*1:博士論文のテーマとは違うので、どうしても優先するのはメインテーマの方になりますがー。そこは自分も論文を書かねば生きていけない身であるゆえ致し方なく。それに多少なりとも自分が書けば日本の論文数にも反映されますしね!