かたつむりは電子図書館の夢をみるか(はてなブログ版)

かつてはてなダイアリーで更新していた「かたつむりは電子図書館の夢をみるか」ブログの、はてなブログ以降版だよ

図書館総合展フォーラム「図書館情報学を教養とする:アカデミア、現場、社会を接続する」(10/21 13:00-14:30 パシフィコ横浜フォーラム第2会場・参加費無料)

すっかり『図書館を学問する』と『教養としての査読』の宣伝媒体と化しつつある当ブログですが、その2つの合わせ技のようなフォーラムを図書館総合展にて開催いただけることになりました!

 

www.libraryfair.jp

 

開催日時
-
開催方法
フォーラム会場でのフォーラム
 
開催方法
第2会場
事前申込
要
定員: 200

ご案内

『図書館を学問する』、『教養としての査読』と、図書館情報学に関するテーマを扱いながら、研究者だけではなく現場の図書館員や広く一般の人々をターゲットする著書を立て続けに刊行している佐藤翔氏。一見、敷居の高い「図書館学」や「学術情報流通論」を読みものとして成立させることで、図書館現場や広く社会にまで「教養」としてインストールしようという、佐藤氏の野心について前半は語っていただきます。

後半では逸村裕氏を司会進行役として、気鋭の若手図書館情報学者である河本毬馨氏、現役図書館長でありJLA認定司書でもある八木敏仁氏を指定質問者としたディスカッションを展開していきます。

    
講演・登壇者
    
佐藤 翔(同志社大学 免許資格課程センター 教授)
    
指定質問者
    
河本 毬馨(山梨英和大学 人間文化学部 人間文化学科 専任講師)
    
八木 敏仁(アキシマエンシス(昭島市民図書館・郷土資料室) 統括館長)
    
司会
    
逸村 裕(TRC顧問 筑波大学名誉教授 )

 

「一見、敷居の高い「図書館学」や「学術情報流通論」を読みものとして成立させることで、図書館現場や広く社会にまで「教養」としてインストールしようという、佐藤氏の野心」。

人前で野心を語れる機会ってなかなかないので全力で語っていきたいと思います!

図書館現場・社会に「図書館学」や「学術情報流通論」がインストールされるとはどういう状態か、それによってどんないいことがあるのか。

ただ、野心だけ語られても興味ないよという人もいるでしょうから、『図書館を学問する』で取り上げたトピックのその後の展開についても扱っていければと考えています……時間の許す範囲で!!


なお図書館総合展フォーラムはリアル会場で開催する大規模イベントなので、来場者数がけっこう大事なKPIでもあり。

当日は裏番組も色々あるところではありますが、図書館総合展会場にお足運びの方は、ぜひ本フォーラムへのご参加もご検討ください!!

 

 

 

『教養としての査読』書評・イベント・反響などなど

 

 

2026年4月発売の拙著『教養としての査読』、おかげさまで多くの方にお手に取っていただいており、反響等いただいています!!

 

書評

もともとの連載記事掲載メディアであった雑誌『企業会計』の9月号に、NISTEP・林和弘さんから書評をお寄せいただきました!

www.biz-book.jp

 

また、雑誌『薬学図書館』の71巻2号に、日本医薬情報センター附属図書館の村上陽菜さんから書評を寄稿いただいています!

doi.org

林さん、村上さんとも、自分がまだ学部生だった頃、当ブログ「かたつむりは電子図書館の夢をみるか」がはてなダイアリーだった時代からのお付き合いです。
そんな方々に書評をいただけるなんて有難い限り……村上さんの書評では本ブログにも触れていただいています! お二人ともありがとうございます!!


さらにJPCOARウェブマガジンでは、兵庫教育大学の永井一樹さんに書評をいただきました!

magazine.jpcoar.org

掴みからしてインパクトがあったためか、現時点ではてなブックマーク数99と、原著の刊行告知エントリ(新著『教養としての査読―なぜ「論文」を信用できるのか』が刊行されます - かたつむりは電子図書館の夢をみるか(はてなブログ版))よりブクマされています(告知エントリは現時点で30ブクマ)。
JPCOARウェブマガジンの年間アクセス数ランキング、2年連続で自分が獲得していたのですが、これはもしかすると今年はこの書評記事になる可能性がワンチャンあるのでは……??

それを機にさらに多くの人に読んでもらえれば万々歳なのですが。永井さんありがとうございます!


イベント

以前に本ブログでも告知していましたイベント、『教養としての査読―なぜ「論文」を信用できるのか―』出版記念セミナーを2026.9.14に開催いただきました!

digital.chuokeizai.co.jp

min2-fly.hatenablog.com


当日は会場・オンラインあわせて多数の方にご参加いただきました!
ご参加の皆様ありがとうございます。
図書館情報学関係者が中心かと思いきや、ふたを開けてみると会計学・経営学分野はじめ、民間企業も含めて様々な属性の方にご参加いただいていまして、予想外に多くの方にご興味・ご関心抱いていただけているのだなと感じたところです。

イベント本編では首藤先生・舟津先生からうかがう会計学、経営学、ひいては経済学系全体の動向のお話がたいへん面白く、出版記念セミナーでありながら著者本人が一番おもしろがって盛り上がっていたのではないかというところでしたが……。

まだまだ全然知らない、分野ごとの慣行があるなあ、と。

また、AIと査読のこれからというか、仮にAIに査読能力が十分にあったとして、それでもなおAIではなく人が査読の主体であってほしいと思う理由に関して、自分なりに言語化する契機にもなり、これもまた著者本人にとって一番、勉強になったセミナーだったんじゃないか疑惑。

首藤先生、舟津先生、司会進行の武山さま、その他運営にかかわっていただいた皆様、本当にありがとうございました!

 

YouTube

オンライン書店バリューブックスの飯田さんと、「ゆる言語学ラジオ」のプロデューサー・出演者である堀元さんが掛け合いをするYouTube 番組「積読チャンネル」に、本書『教養としての査読』を取り上げていただきました!


www.youtube.com


再生数もコメント数も半端ない・・・!
これ再生した人みなさんが買ってくれたら大・大ベストセラーなんですが・・・みんな買って・・・!!

さすが大人気YouTube番組だけあって、著者なので中身はもう全部知っているはずなのに、めちゃめちゃ面白おかしく聞かせていただきました。
なんとバリューブックスから購入いただくと、特典映像に加えてオリジナル特典『「ちょっとずつよくなってる」ステッカー』までついてきます!

https://www.valuebooks.jp/bp/VS0063355358

なんで「ちょっとずつよくなってる」なのかはYouTube動画をぜひご覧ください。
たぶん本文中で1回も「ちょっとずつよくなってる」って書いていないと思うんですが、それでいて割と査読をめぐる動向について、あるいはそれ以外でも学術情報流通や図書館情報学全般に対する佐藤のスタンスの本質に使いものがあるかも、「ちょっとずつよくなってる」。

まあAIだのなんだので全部吹っ飛ばされる事態もちょくちょくおきますが。

 

 

それにしても大人気チャンネルに取り上げていただいたということで、「え、実は著者が知らないところで案件・・・?」とか頭をよぎったのですが、出版社の方も知らなかったのでそんなわけでもないそうです。

なんて有難い……でも『図書館を学問する』に比べると『教養としての査読』は公共図書館等の所蔵が意外に少ないので、これを機にぜひ未所蔵の図書館は購入ご検討いただきたい!!

 

『図書館を学問する』4刷!

最近『教養としての査読』の話題が中心の本ブログですが、なんと有難いことに、『図書館を学問する』についても増刷いただけることになりました!! 4刷!!

 

 

 

7/24付けの増刷ということで、奇しくも41歳の誕生日に増刷いただけることになりました。有難い誕プレ……!!

 

まだまだ『図書館を学問する』についても世にプッシュしていければと思っています。

セミナー・研修等のお声掛け等も大歓迎です、引き続きよろしくお願いしますm(_ _)m

『教養としての査読―なぜ「論文」を信用できるのか―』出版記念セミナー|2026年9月14日(月)16:00~17:30【ハイブリッド開催・参加無料】

『教養としての査読―なぜ「論文」を信用できるのか』、7/20付けでさらに増刷いただきました!!

 

 

 

 

 

さらに9/14には出版記念セミナーも開催いただけることになりました!!!

 

digital.chuokeizai.co.jp

 

 

ハイブリッド開催&参加費無料ですので、現地参加が難しい方もぜひご参加ご検討いただければ幸いです!!

まだまだどんどん世に売り出して行きたい!!!

『教養としての査読』増刷いただきました!&いただいている感想等

2026年4月8日に刊行いただいた新著『教養としての査読―なぜ「論文」を信用できるのか』について、6月16日付けで増刷いただきました!(第2刷)

 

 

 

Amazon上では増刷情報等はわからないわけですが……
初刷についてご指摘いただいていたミス等も2刷では修正しております!

一時、Amazon等では入手しにくくなっていましたが現在はすぐ納品される状態ですので、未読の方はぜひご検討くださいー。

なお版元の販売サイトでは品切れ状態なので、また一時、入手しづらくなる可能性も……?

 

また、本当に長い付き合いの友人であるid:sakstyleと、egamidayさんに、それぞれ感想エントリも書いていただきました! ありがとうございます!!

 

sakstyle.hatenadiary.jp

教養としての……査読?
あと、友人が「教養としての」本を書くことになるとも、思ってもみなかった。

 

 

egamiday.sakura.ne.jp

という、学術情報流通の話題が手広く扱われていて、しかも文章がのみこみやすいので、これからこの方面に興味を持とうとする学部学生さんがちょっと背伸びしてみたいくらいの1冊目にオススメの本だと思いました。索引があったらなおよかった。

 

本書についても引き続き色々展開していければと検討中ですので、末永くよろしくお願いします!!

新著『教養としての査読―なぜ「論文」を信用できるのか』が刊行されます

更新=自分の著書関連情報となりつつありますが。

2026年4月8日に、新著『教養としての査読―なぜ「論文」を信用できるのか』が刊行されます!(実際に店頭に並びだすのは4/10前後からの予定)

 

 

現代社会は多くの「科学」が支えている。
では、私たちが信じる科学の「正しさ」を決めるのは誰か?

ScienceやNatureといった雑誌名を耳にしたことがある方は多いだろう。
これらのジャーナルに論文が掲載されることで、研究成果は社会に共有される。
その発表前に他の研究者が論文を審査する制度――それが「査読」である。

査読制度の背後には、「良い科学を正しく判断できるのは、同じ分野の研究者のみ」という考えがある。
一見当たり前のようにも見えるが、しかし、それは本当だろうか?

そもそも査読とは何なのか。何のためにやっているのか。そこに問題はないのか。

本書は、査読論文の書き方や査読の仕方を解説した、いわゆるハウツー本ではない。
研究者が査読制度に関して感じたことのある疑問に答え、現代社会を下支えする制度をわかりやすく伝える1冊である。


目次

第1章 査読はなぜ生まれたのか
第2章 時間がかかりすぎる:査読の問題①
第3章 査読者が見つからない:査読の問題②
第4章 バイアスが入る:査読の問題③
第5章 査読における「不正」:査読の問題④
第6章 掲載誌が高すぎる:査読の問題⑤
第7章 査読の問題を解決する試み

 

出版社のページはこちら:

www.biz-book.jp

 

5年ほど前から雑誌『企業会計』で連載させていただいている、学術情報流通の諸トピックを取り扱うシリーズのうち、査読に関連する話題を中心にまとめて、大幅に加筆・修正した本となります。

有難いことに『企業会計』誌の中では以外に読者の方々の反応も良いそうで、おかげさまで現在は第3シリーズの終盤までと長期にわたって連載させていただいているのですが、図書館情報学関係者はじめ、会計学分野以外の方々の目に留まる機会はなかなかなかったかと思います。

『情報の科学と技術』や『JPCOARウェブマガジン』など、他誌掲載の記事も一部取り込みつつ、佐藤がこれまでに査読に関して扱ってきた話題をふんだんに盛り込んだ一冊となっています。

今まで査読の指南書や査読を突破するためのマニュアル等は色々刊行されていましたが、査読の問題点やその克服の試みを重点的に取り扱った本というのは意外に類書がなく……各分野で日々、査読をする側/受ける側/査読者を探す側などとして査読に苦しめられている研究者の皆さんはもちろんのこと、そういう科学の礎の部分の意外に危ういバランスにご関心がおありの方も楽しめる(?)本になっているのではと思うので、ぜひお手に取っていただければ幸いです!

 

 

 

 

 

ライブラリー・リソース・ガイド(LRG) 第54号 特集「図書館と図書館情報学をブリッジする」 2026/2/12発売!

自著紹介記事ばかりになった本ブログですが・・・今回も自分がかかわった本(?)のご紹介です。

雑誌『ライブラリー・リソース・ガイド』の2/12発売予定第54号にて、自分も責任編集チームに加わった特集「図書館と図書館情報学をブリッジする」が掲載されます!!

 

ライブラリー・リソース・ガイド(LRG) 次号:第54号 (発売日2026年02月12日) 図書館と図書館情報学をブリッジする

現場の実感と学問の知見を架橋し、経験則に確かなデータを。対立を超えた協働で図書館運営の最適解を導く。

https://www.fujisan.co.jp/product/1281695255/next/

◆巻頭言:
 「『学問を生かす社会へ』近づくために」
 岡本真(arg)

◆特集「図書館と図書館情報学をブリッジする」
 責任編集:岡部晋典、逸村裕、大河内元、河本毬馨、佐藤翔、森いづみ

◇はじめに
 岡部晋典(図書館総合研究所)

◇【図解】図書館関係プレーヤーの立ち位置
 森いづみ(県立長野図書館)

◇分科会(1):共に知る

 アカデミアと現場のミスマッチはなぜ起こるのか
 佐藤翔(同志社大学)

 図書館情報学と図書館実務との適切な距離
 大場博幸(日本大学)

 図書館の指定管理者制度を研究してみたら―成果と反響と葛藤
 水沼友宏(桃山学院大学)

 座談会 図書館の現場と図書館情報学の距離感を語り合う、図書館情報学者座談会
 ―「図書館員の頑張りを評価できるような研究を」「襲いかかってきてください」
 【ゲスト】大場博幸、水沼友宏
 【責任編集チーム】逸村裕(筑波大学名誉教授)、岡部晋典、佐藤翔、森いづみ
 構成・文:佐藤翔

 座談会を振り返って
 大場博幸、水沼友宏

◇分科会(2):共に学ぶ

 研修とは何か
 大河内元(キャリアコンサルタント、元ライブラリー・アカデミー)

 アカデミアと現場による「共創の場」としての図書館協議会
 森いづみ

 座談会 よりよい研修・有識者会議をつくるためには?パートナーシップによる共創を目指して
 【責任編集チーム】逸村裕、大河内元、岡部晋典、河本毬馨(山梨英和大学)、佐藤翔、森いづみ
 構成・文:岡部晋典

 誰がどのような内容で研修の講師をしているのか
 河本毬馨

 新しい研修講師を探す
 佐藤翔

◇分科会(3):共に成長する
 座談会 データが開く図書館の未来!―フォーラムがくれた転機とは?
 【ゲスト】是住久美子(田原市図書館)、水沼友宏
 【責任編集チーム】逸村裕、大河内元、河本毬馨、森いづみ
 構成・文:大河内元
 往復書簡 司書課程の学び×図書館の実務のブリッジング
 池内有為(文教大学)、柏優果(文教大学越谷図書館)

 司書課程と図書館情報学の架け橋
 ~EBLISEの活動紹介~
 池内有為

 40代からの社会人大学院入学
 是住久美子

 資料 講演・協議会等への登壇を積極的に引き受けてくださる、図書館情報学分野の若手~中堅研究者

◇おわりに
 逸村裕


◆連載:

・「らしさ」の設計論 第11回
 地域に責任ある情報を 牛島清豪
 藤代裕之

・猪谷千香の図書館エスノグラフィー vol.29
 住民とつくり上げる「居心地のよい図書館」、リノベーションで生まれ変わった瑞穂町図書館
 猪谷千香

 

『図書館を学問する』*1で図書館の役に立つ知見を科学的に提供する、図書館学の復権を唱えた自分ですが、アカデミア(図書館情報学)と現場(図書館)の距離の開き方は気になっているところでした。

自分が中心的に参加したセクション、「分科会(1):共に知る」では、なぜアカデミアと現場のミスマッチが起こるのかという自分の論考からはじまり、図書館にとって重要なエビデンスを、アカデミックに示してこられた2人の研究者、大場博幸さんと水沼友宏さんに、ご自身の研究を紹介してもらいつつ、図書館と図書館情報学の距離感を考えるご寄稿をいただきました。

さらにお2人も交えての座談会はかなり刺激的な話題も飛び交い・・・?!

 

もちろんそのほかのセクションもそれぞれ面白い記事が目白押しです! 佐藤も他のセクションにもちょくちょく参加しています。

図書館情報学ご関係の方はもちろん、ふだん「図書館情報学ってなんかよくわかんないよな」と思われている/そもそも図書館情報学を意識することすらないという現場の方々も、ぜひお手に取っていただければ幸いです!!

そしてぜひこれを機に定期購読もご検討いただければ!

今回は特集に紙数を割いてもらうために初の休載となっていますが、普段は『図書館を学問する』の元になった佐藤の連載、「かたつむりは電子図書館の夢を見るか(LRG編)」も掲載されていますよ!!