第一部の更新*1から一晩が経ってしまいましたが(汗)、遅ればせながら引き続き第二部「そして、すばらしきムダ知識へ」編です。
個別エントリにわけたので繰り返しますが、メモの内容はmin2-flyが聞きとれた/理解できた/書きとれた範囲のものなので、その点ご了承願います。
特に今回は「理解できた/書きとれた」部分にかなり難があるのでその点、請御容赦。
ではまずはライトニングトークから!
第二部:そして、すばらしきムダ知識へ
ライトニングトーク
私的「好奇心という名の自動車」論(svslab)
- 突然だが、どのカーレースが好き?
- 400m直線、楕円周回、サーキット、ラリー
- 科学をカーレースに例えるとどれだろう??・・・サーキット、ラリーと答える人が多い
- 好きなカーレースは好きな異性のタイプ、好きな科学は結婚相手に求めるもの・・・というのはうそ
- 内田さんの本で:
- アクセルペダルが科学への興味加速、ブレーキは減退させるものという例え
- それ本当? 科学ってドラッグレース(直線のみ)?
- 私ならこう考える
- 最初は惰性で動き、やばいものにぶつかろうとするとブレーキを踏むのでは?
- 「疑う心」は実はブレーキでは?
- Normanの3層モデル・・・
- 行動レベルがアクセル=好奇心、ブレーキ=「疑う心」
- 最初の入力で「つまらん」と思われるとブレーキかけても意味がない
- アクセルを踏みたい、というところでつまずいている人が多いのでは?
明日使えないムダ知識(標葉隆馬さん)
- 発表タイトルに誤植がある
- 「知」の上にヤマイダレが必要
- 性に関する人文系っぽい話題。スライドをやるとR18になるのでない。
- いきなりだが・・・オナニー、という単語をご存じだろう。
- 今日のような話はWikipediaにも書かれている
- 検索している人もいるだろうが、けっこう書かれている
- 知的にヤマイダレなことを書く、ということ。興味を持った人はいかがわしい方向でなく、インテリジェントに使って欲しい
- ちなみに合コンで使ったこともあるが相手を選ぶネタ
情報から知識へ:編集/キュレーション/共有(岡本忍さん)
- 自己紹介:生物学をやっていた
- 6年前から越境して、情報生物学、情報デザイン等をやっている
- 情報過多の時代
- ググると554,000件。情報過多
- ネタが人と被ったり
- そこでキュレーション/キュレーター
- 一例:雑誌編集
- 坂田さん・・・目白で小道具屋等を経営
- 今までの骨董屋と違う。よくわからん道具を美しい、という審美眼でいろんな影響を与える
- これを本と言う形式に押し込めるには編集者が要る
- 芸術/建築/ライフスタイル等、編集によって雑誌が違う
- 編集者がキュレーター。
- 一例:雑誌編集
- 2番目:本屋
- ABC、松丸本舗etc...:色々な視点で本を並べる
- 並べ方自体に文脈
- ヴィレッジヴァンアードは並べ方自体をフrナンチャイズ
- 本屋の店主がキュレーター
- ABC、松丸本舗etc...:色々な視点で本を並べる
- 情報、知識をキュレーションすることで再利用に向けてシェアすることが大事
- biologyでもbio curatorというのが出ている
- 再利用する形でまとめて使うことが大事
AMBACシステム:その歴史と真実(SHIMADAさん)
- 自己紹介
- Ruby on Railsのエンジニア
- WikiばなではRailsなのにデスマっている人だが、払しょくしたい。でもデスマってる
- 本題:AMBACシステムについて
- 考証
- 人間は上手く腕を使って運動しているが、腕の振り始めには足が地面に踏ん張っている
- 宇宙には踏ん張る地面がない・・・
- 科学的な視点を身につけよう
アンチ女子力Hacks:身近な人からプライバシーを守る方法。(横田真俊さん)
- 前の方々と同じで、内田さんから出ろよ、と言われて出ている
- 自己紹介
- 女子力hacksとは?
- 大好きな彼を落とすためのITハックス
- 彼の秘蔵画像の検索の仕方とか
- 携帯を置きっぱなしにするとずっと見られたり
- 誰が実践するのか?
- ベネッセの調査では、夫の携帯を内緒で見る妻は6割。調査によって7〜8割になったりも
- 主婦の6割以上は実践している。メジャーなhacks
- もちろん本来は犯罪だが、男子の皆さんはやらないだろう
- 見られることを前提に生活しましょう!
専門知は意外と使われる?!(佐藤翔(min2-fly))
- 自分の発表の記録はさすがに取れないなあ(笑)
- あとでスライドはMyOpen Archiveあたりにアップします
存在しなかったプロトコル:ウェブの無駄知識(山田さん)
- 科学コミュニケーションが今日のテーマだが・・・
- そのテーマだと外せないのは『存在しなかった惑星』
- 水星の内側にはもう1つ惑星があるのでは、という科学的な予言があった
大学生Wikiとの正しい付き合い方(三津石智巳さん)
- min2-flyの後輩だが、特別な関係ではない
- ARGのインターンでもある。実はARGはアルコールリソースガイド
- 研究テーマとしてpingpongプロジェクト等にも関与
- 今日伝えたいこと
- Wikiにも仮説、実行、検証プロセス
ムダ知識との出会いを求めて:ふわっと関連検索(高久雅生さん)
- CiNiiに収録された大量の論文データベース
- 専門的な内容も多く無駄知識の宝庫
- しかし検索窓一つで論文データベースを検索しきるのはふつうの人には困難
- そこでふわっと関連検索
恋愛になんて役立たない性の話(菅野康太さん)
- 学部時代にはセロトニン神経についてやっていた
- 院に入ってサイエンスコミュニケーションの話をやるようになり、性について扱う
- 「恋愛の専門家、性の伝道師」などと呼ばれるが恋愛の役には立たない
- 遺伝子とは概念
- DNAのある部分を指して遺伝子という
- 調節因子の代表格が性ホルモン
- 性ホルモンについて
- それによって遺伝子の使われ方が変わるってスゴクね?
- 遺伝子レベルから変わる、と聞くと異性を理解する気になりませんか?
- 優しい気持ちになってモテるかも知れませんね
クロージング(shinoさん)
- 今回の発表者は今月、すごい活発に活動している。その紹介を。
第8回ARGカフェ&フェスト@那覇 2010 6/19(土)
パターン祭り2010「AsianPLoP2010の報告と展望」 2010 6/19(土)
サイエンスかカフェにいがた『物語としてのチェス、科学のインフォメーション:来し方の局面を彩った本をチェスになぞらえる、サイエンストーク』 2010 6/25(金)
『キミはエンゲルバートを知っているか』次世代メディアセンナー The Future of Digital Contents 第三回 2010 6/28(月)
『DBSJソーシャルコンピューティングシンポジウム』 2010 6/30(水)
最後に
- shinoさん:次のwikiばなについてはこれが終わってから動きたい。
ライトニングトークは以上で、その後は懇親会に流れ込み・・・準備参加者の集合が12時で、20時くらいまでやっていたので計8時間の長丁場でしたー。
第二部の感想としては・・・ライトニングトークはなんかやる局面も見ることも増えてきましたが、銅鑼がならされるのは初めて見た・・・しかもチャイナ服着てるし(笑)
また、Twitterでは以前からお付き合いがあったのですが、標葉隆馬さんに実際にお会いして色々とお話しできたのはとても嬉しかったです。
標葉さん、ありがとうございました。
第一部・二部を通しての感想は・・・やー、やっぱネットと電源が使える会場は有り難いですねー(え、そこ?)
リアルタイムブログ更新なんてのもネットがあってこそなので。
それをライトニングトークで紹介したらすぐ確認できるってのも。
さて、2日続けてのイベントレポートもこれまで・・・なわけですが、宣言通り自分のLTをwebにアップもしないと、ですね。
ってことでここ最近、更新頻度の低下が(主に自分に)嘆かれていた当ブログですが、実に稀な連続更新はもう少し続きます。
・・・とりあえず今は寝ますが・・・*2
*1:知の越境、そしてすばらしきムダ知識へ:第一部「知の越境」(第十回Wikiばな) - かたつむりは電子図書館の夢をみるか
*2:帰宅後、寝落ちして起きてこのエントリを書いています(苦笑)