かたつむりは電子図書館の夢をみるか(はてなブログ版)

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「クジラのソラ」(3)


クジラのソラ〈03〉 (富士見ファンタジア文庫)

クジラのソラ〈03〉 (富士見ファンタジア文庫)

出版社/著者からの内容紹介

少女たちの闘いは宇宙へ、スペースファンタジー第三弾!
WG三回戦を勝ち抜き準決勝へ進出する雫たち<ジュライ>。準決勝で当たる相手は、くじら憑きと思しきアウターシンガー。三回戦を観戦した真治は、準決勝の相手が宇宙に消えたはずの冬湖の両親枕井夫妻だと断言する

(Amazonより)


3巻ともなると出版社からの内容小説だけではなにがなんだかさっぱりですな(苦笑)
参考に1巻の内容紹介は以下のとおり。

10年前。地球は異星人の圧倒的艦隊の前に全面降伏した。彼らが人類に課したのはたったひとつのシステム。“ゲーム”。各国政府の後押しをうけ、人々は “ゲーム”に熱狂した―。“ゲーム”のWG優勝者であり、宇宙へ旅立った兄の後を追う少女・桟敷原雫。しかし、チームメイトと仲間割れし参加資格を失ってしまった雫は、伝説のメカニックと言われる聖一を自分のチーム“ジュライ”に引き入れようと奮闘する。「仲間になってもいい。ただし、彼女に勝ったらな」。聖一が出した条件。それは、従妹の冬湖に“ゲーム”で勝つこと。雫は勇んで“ゲーム”に臨むが!?「リリック―くじらたちの歌を聞くの」宙にくじらの旋律が響く時、“ゲーム”は真実の姿を雫の前に現す―。


・・・結局よくわからん(苦笑)
超簡単にまとめると、異星人の技術を使って3on3のスペース戦略シミュレーション+艦隊指揮ゲームみたいなのをやる話。
・・・だったのが、2巻以降、どんどん裏設定が出てきて偉いことになっていくんだが・・・
そのうち2巻も、今回の3巻も「ゲーム」そっちのけで別のことにメイン移ってるし・・・
まあ基本はそんなに変わってないが。


個人的には、「刀語」同様、もうちょっとゆっくり書いてくれても良かったのになあ、と思う小説。
当初「3巻まで」と出版社から言われてたらしいのでしゃあないのかも知れないが(結局4巻出せるらしいが)、せっかく凝ったつくりなのに、2巻以降は内容詰め込みすぎ&ノンストップハイペースなもんだから勿体ない気がする。
RPGやSLGのノベライズを読んでるみたいな気分。
「そこはもうちょっとじっくり!」とか、「え、もうそこ行っちゃうの?!」みたいな。
まあ、それで本当にじっくり書いちゃうと多分に間延びする危険があるわけだが(苦笑)


そういう意味では1巻くらいのペース配分でも良かったような気もするんだけどね・・・
まあ、そこは作者の裁量だからあれこれ言っても仕方ないが。
最終巻に向けてラスト、思いっきり引いて終わったわけだが、さてはて次巻は如何様になるやら?!
「やっぱり5巻まで出ちゃいます、てへ」でも、俺は全然OKだけどな!