カレントアウェアネスの最新号が昨日公開されていた。
『カレントアウェアネス』291号発行 | カレントアウェアネス・ポータル
今回は筑波大の先生の記事も紹介されていてびっくり。最近随所でお見かけするが、体とか大丈夫なんだろうか・・・
で、今回気になった記事はこちら。
CA1622 - 図書館サイトの現状−再点検の必要性と危機感の欠如− / 岡本真 | カレントアウェアネス・ポータル
言っていることは至極もっとも。図書館webサイトの使いやすさを見直すことは非常に大事だと思う。
大事だと思うが・・・
図書館サイトの普及とともに,図書館サイトのあり方にも関心が集まっている。2004年には長谷川豊祐らが「大学図書館トップページのガイドライン」を発表し,2005年には松山龍彦がこのガイドラインを踏まえたサイト作成のひな型である MoogaOne(むーがわん)を公開している
こちらが噂のMoogaOne
これ、使いやすいか??
実際にMoogaOneを使って作られたサイトがこちら⇒ICU図書館
なあ。本当に、使いやすいか??
俺が筑波大のサイト(これ⇒https://www.tulips.tsukuba.ac.jp/portal/index.php)に慣れているから使いにくく感じるのかも知れないが・・・
確かに、ICUのサイトの方が情報がきちんと組織化されていると思うし、なにがどこにあるかはわかりやすいと思う。
反面、使いたいデータベースが決まっている人間とか、研究主題が特定されている人間にはこれは使いにくいんじゃないだろうか。
いちいちデータベースとか見に行くためにリンクをクリックしてタイトルリストをA-Z順に追っていくって・・・どうなのよ? せめて主題別分類つけるとか。
トップページからOPACを直接検索できないのもどうかと思うしね。なんか色々めんどくさそう。
「ユーザがそのwebサイトを使いやすいように」っていう発想に基づくとこういうサイトの作りになるのかもしれないが、それは「使いやすいwebサイト」であって、「使いやすい図書館webサイト」や「使いやすい大学図書館webサイト」とは別なんじゃないだろうか?
サイトとしての使いやすさ≠情報探索のしやすさ
そこを混同してサイトとして使いやすいものを構築してしまうと、かえって情報探索のときにいらぬ手間(クリックやスクロールの回数増加)を招くんじゃないだろうかなあ・・・。
まあ、以上全部、俺にとっての使い勝手の問題であって、一般化できるかどうかはまた別だが。
REFORMの成果報告会で佐藤義則先生も言ってたが、大学図書館の利用者行動調査は早急に求められるところだよね。
理念だけで図書館サイト作るんじゃなくて、実際に利用する人らの話や使い方を見てみることが大切なのではないかとー。
手始めに筑波大でできたら面白いんだが・・・全代会にお願いする・・・??