数日遅れの図書館系イベントレビュー第3段は11/10(土)開催の三田図書館・情報学会研究大会。
その名の通り慶應義塾大学三田キャンパスで開催、ってことで2007年に入って3度目の三田キャンパス行き。
最近になって初めて知ったんだけど、私大って集中講義とか以外でも土曜日に授業やってるそうで、その日も研究大会会場のすぐ近くの教室で普通に講義やっていたりした。
国立大だと(集中を除き)土曜授業とか考えられないからなあ・・・お疲れ様ですm(_ _)m
研究大会自体については・・・ちょっと面白い発表が多すぎて、とても全部は紹介しきれない感じだった。
特に自分が面白いと思った発表のレジュメは以下の通り(全部PDF直リンクなので注意)*1。
- 多角的な観点を導入した蔵書評価による大学図書館員と教員の選書の比較
- 大学図書館における館員数の現状と課題
- 絵本における特徴画像の分析
- 日本の医学研究者の電子メディア利用とオープンアクセスへの対応
- 短期大学図書館におけるパスファインダー利用モデルの検討
- 学生の個人的特性がWeb 上における情報検索行動に与える影響
- 画面遷移と利用者特性からみた大学生におけるOPAC の閲覧
- 『時事新報』初期の社説の著者推定
このうち8番目の安形輝先生の発表は今回から始まったベストプレゼンテーション賞に選ばれている。
優秀なプレゼンテーションを来場者の投票で選ぼう、という試み自体面白いのに加えて、今年の発表はプレゼンテーションの上手な方が多かったので結果には相当興味があったのだが。
そうか、安形輝先生か。
大本命で来たな。
声の通りやプレゼンテーション資料のうまさはもちろんなんだけど、ただうまいだけじゃなくて遊び心があるプレゼン、ってのはやはり凄いよね。
その意味だと安形輝先生のはニコニコ動画の左端にあるようなアニメーションがスライド資料のなかで蠢いている、というぶっ飛んだ発表だったので(研究上の課題や問題点のスライドでは現実の壁に頭打ち付けてる棒人間と頭抱えてぐるぐるしてる棒人間のアニメが表示されてたりする)インパクトは最高だった。
今回ベストに選ばれた安形先生に限らず、三田系の人たちって全体にプレゼンテーションが上手いように感じた。
声の通りがよくて堂々とした態度の人が多いのと、スライド資料に凝っている人が多くて、かつその両方の条件を満たしている人がかなりいる、ってのが要因か。
声の通りに関しては原田先生の発表時なんかはどうもマイク音量下げられてたような様子だったけど・・・NEXT-LのキックオフMT*2をほうふつとさせられるなあ・・・
発表の中には自分も色々と考えさせられるものもあったので、そこら辺はまた後日別にエントリを立てて書こう。
一応、これで怒涛の図書館イベントラッシュ(総合展×2+三田)のレビューは終了ー。
さて、図書館にどっぷりつかっていたがために忘れ去られていた卒論をやらんと・・・