「Ceekz Logs (Move to y.ceek.jp)」のid:ceekzさんが開発されている学術機関リポジトリ横断検索システムのアルファテストに参加中です。
関連:
- 学術機関リポジトリ横断検索構想 - Ceekz Logs (Move to y.ceek.jp)
- NII は DC の限定子を指示した方が良いと思う - Ceekz Logs (Move to y.ceek.jp)
前回、学術機関リポジトリ検索の開発中スクリーンショットを掲載しました。あのスクリーンショットで、本当に開発中と判りましたか?単なる HTML で記述しただけの物と思いませんでしたか?
と書きましたが、本当に動いています。開発中なので不特定多数に公開したくないのですが、インタフェース改善やアルファテストにお付き合いいただける方はご連絡ください。連絡先は、トップの右下に記載しています。開発中 URL をブログに記載するとか、はてなブックマークに登録するとかしなければ何をしていただいても構いませんので(日記に感想を書いていただいても良いです)、お気軽にご連絡ください。
と、ceekzさんも言及されている開発中の画面*1が公開されていますが、現在その他に資料タイプによるタグクラウドも表示されるようになっています。
で、それらをクリックすることでかなり直感的に絞り込み検索が出来ます(「筑波大学」をクリックしてから「Journal Article」タグをクリックするだけで筑波大学のJournal Articleが見られる、とか)。
ceekzさんとの約束なので開発中URLにブクマもリンクもしませんが・・・いや、これはもう本当、なんていうかね。
端的に言って楽しい。
鼻血吹くかと思った。
同じように検索ウィンドウに文字列を打ち込まなくても出来る絞り込み機能は「http://juniiplus.csc.nii.ac.jp/index.html」なんかにもあることはあるんだけど、Junii+が2カラムで「機関名」と「資源タイプ」をタブでいちいち切り替えないといけないのに対し、ceekzさんの方は3カラムにして常時「機関名」と「資源タイプ」のタグクラウドが表示された状態になっている。
加えて、例えば「佐賀大学」で絞り込みをかけるとタグクラウドの方は佐賀大学における資源タイプ数に応じてタグが小さくなったり大きくなったりするわけで、非常に視覚的に各大学のリポジトリにどんなものが入っているか、がわかるようになっている。
かてて加えて、逆に「資源タイプ」で絞り込みをかければ機関名の方のタグがその資源タイプに合わせて大きさが変わるので、各タイプに属する情報源がどの大学の機関リポジトリで多く搭載されているかも一目でわかる(もちろん似たような大きさのときは件数自体見ないといけないわけだが)。
このタグクラウドの変化を見ているだけでも楽しくてやめられなくなる、というかそのうちガチで調査をしたくなってくる・・・
例えば機関名タグだけ見ていると佐賀大学が非常にでかいので、いったいなにがそんなに入っているのかなあ、と思って資源タイプを確認するとLearning Materialタグが馬鹿でかく、おいおい何がそんなに・・・て思ってレコードの詳細を見るとシラバスへのリンクが各1件にカウントされていたりとか(爆)
こういう、「なんじゃこりゃ?」と思うようなことの発見が容易で、しかも見た目で各リポジトリの傾向がすぐわかる、ってのは・・・うわあ、これ普通に研究に使いたい・・・(もちろん実際には某所で指摘されるような「Journal Article」として分類されているレコードの中身が全然査読論文じゃねえじゃねえか、みたいな問題もあるのだが、それはメタデータ入れた側の問題だろうとか)
自分も入学式諸々でまだ軽くしか触れていないのだけれど、いやあ正直、これはマジで遊んでて楽しいw
まだ全然アルファテストへの申し込みはないそうですが*2、興味のある方はぜひ参加されてみてはいかがかと思います。
単純に、人より早くこいつを試せる、ってだけでもかなりお得なのではないかと思うので。
いや言葉じゃ伝わりにくいかも知れないけれど、これはマジで面白いんだって。