一昨日、昨日とNIIで開催されたCSI委託事業報告交流会に行ってきました!
1日半かけて機関リポジトリの構築とか、リポジトリを使った試みや最新動向についての報告を発表していく毎年恒例のこのイベント。
去年は皆さんの発表を聞くだけだったのである意味とても気楽な立場だったのですが、今回は自分も今関わっているプロジェクトについての発表を担当することに。
当然、自分が壇上にいる最中はメモが取れないので(笑)、今回は「部分レポート」ということで自分の発表分についてはどなたかアップしてくださるのを待ちたいな、とか思ったり。
そんなこんなで以下、いつもどおりにメモです。
いつもは「聞き取れた範囲、理解できた範囲、書きとれた範囲」のメモなのですが・・・
今回の場合、CSI委託事業報告交流会については後で公式サイトでスライド等の資料がアップされることがわかっているのであんまり細かくとってません。
ときどきタイピングが乗ってきたところはけっこう細かくとっていたりもしますが、いずれ詳細については後ほどアップされるはずの発表資料をお待ちいただければ、ということで。
速報と言うには遅すぎですが、正式資料公開前の簡易版くらいに思っていただければ幸い。
リポジトリを創る
HARP(広島大学共同リポジトリ)に参加して得られたもの(広島市立大学・中請真弓さん)
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- 参加して得られたもの・・・
- 教員との密接な関係
- 他大学(県内外)との強力な関係
- 個人スキルアップの意欲や貴重な経験
- 参加して得られたもの・・・
CRFukui 福井地域共同リポジトリについて(福井大学・水上満雄さん)
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- 参加機関の拡充はどこまで出来る?
- 小さな公立図書館に参加のメリットが見いだせるか?
- まずは現在の参加機関で運営体制を確立するのが第一
- 参加機関の拡充はどこまで出来る?
聖学院学術情報発信システムSERVE-構築から公開まで-(聖学院大学・菊池美紀さん)
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- 機関リポジトリは大規模大がやるものだと思っていた
- 聖学院大は学部3つ、研究科2つで学生3,000人の中小規模大
- なぜ立ち上げることになったのか?
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- 大学の史料がちゃんと残っていない
- 保存は図書館の仕事?
- でもリポジトリは研究成果を登録するものでは?
- 登録するような研究成果はない(先生ごめんなさい)
- 教育活動の資料や記録、成果も登録していい?
- それならある!
- 大学の史料がちゃんと残っていない
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- CSI委託事業に採択
- 学内的な宣伝効果、申請時に学長の理解と協力を得られるようになった、担当者を確保できるなどの効果
- CSI委託事業に採択
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- 講演会/特別礼拝(!)等のEvent, 教員情報等も登録できる
- (min2-flyコメント)特別礼拝ってあたり個性出てていいな
- 講演会/特別礼拝(!)等のEvent, 教員情報等も登録できる
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- 学内限定公開/個人公開等の設定もできる
- XooNiIpsのグループ機能を利用
- 学内限定公開/個人公開等の設定もできる
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- 聖学院のアーカイブを目指す・・・「聖学院の情報ならSERVEにある」と先生方に思って貰えるような
Twinkle 誕生! -キラリと輝くコンテンツ-(東京女子医科大学・浅沼愛九さん)
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- 広報活動も精力的に展開
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- 今後は学内発行ではない、一般の学術誌に投稿された東京女子医大の著者の論文も収集していきたい
質疑応答
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- ??(聞き取れず):HARPについて。協力してくれそうな先生は取り込んだらいいのでは?
- 中請さん:がんばる。先生方が「これも〜」、「あれも〜」というばかりでもなく、先生の著作を検索したらいっぱい出てきて著作権確認する暇がないということも・・・巻き込める人はどんどん巻き込みたいが。
- ??(聞き取れず):HARPについて。協力してくれそうな先生は取り込んだらいいのでは?
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- 京大・古賀先生:Twinkleについて。医学関係のコンテンツは患者のプライバシーが特定されるかも知れない側面があると思うが、公開に慎重になるような意見は学内であった?
- 浅沼さん:患者のプライバシー侵害については今のところは話題にあがっていない。今の医学系の雑誌は患者の写真は掲載時から編集されているが、昔のものはそうなっていないので今後検討していく必要がある。その際は著作権の部分で画像の編集についても追加する必要がある。
- 京大・古賀先生:Twinkleについて。医学関係のコンテンツは患者のプライバシーが特定されるかも知れない側面があると思うが、公開に慎重になるような意見は学内であった?
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- 民博・高橋さん:SERVEについて。史料の保存は総務課とかがやるべきところ。
- 菊池さん:大学のパンフレットとかはどこかが集めていればいいと思うが、なかなかぱっと出てこなかったり職員の家にあったのを持ってきたりと言うのもあったり。資料と言えば図書館と考えているところもあるので、図書館にあればぱっと提供できていい。SERVEにあればどこからでも誰からでも見られる。
- 民博・高橋さん:SERVEについて。史料の保存は総務課とかがやるべきところ。
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- 民博・高橋さん:SERVEで登録領域に個人用があるのは何故?
- 菊池さん:個人領域は原則的には協力のための場所と言うことで、最初に気軽に登録できるようにした場所。管理者からは見えるので、そこから「学内公開しませんか?」というところにつなげていきたい。登録・編集のための領域。
- 高橋さん:管理者からは見えるのは教員は了解している?
- 管理者から見えるのも、図書館員からアタックできることも了解いただいている。
- 民博・高橋さん:SERVEで登録領域に個人用があるのは何故?
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- 信州大・大原さん:地域リポジトリは参加機関が少ないと大変だと思うが、運営経費は各地域でどう賄ってやっている?
- 中請さん:予稿集p.3に費用の算出について挙げている。サーバ購入費はCSI委託事業の経費。保守費と更新費は案分。県図書館協議会のお金も使えている・
- 中山さん:参加機関の費用負担はなし。参加機関の登録コンテンツは紀要で最新のものは発行時にPDFデータがあるので登録にも費用がかからない。バックナンバーや電子化が必要なものはCSIの委託事業で捻出予定。サーバ関係は仮想化対応なので費用がない。
- 水上さん:参加機関の費用負担はない。現在かかるのはサーバの保守費だけ。将来的なシステムの更新をどうするかは・・・今、費用負担を求めると参加機関の拡充に影響するので。将来的には考えている。コンテンツの電子化については各大学で負担してもらう。
- 信州大・大原さん:地域リポジトリは参加機関が少ないと大変だと思うが、運営経費は各地域でどう賄ってやっている?
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- 信州大・大原さん:Twinkleについて。看護や医学は古いデータはもう変わっちゃってるからいやという先生もいると思うがどうやっている?
- 浅沼さん:学会の編集の先生方のご理解が非常に大きい。
- 信州大・大原さん:Twinkleについて。看護や医学は古いデータはもう変わっちゃってるからいやという先生もいると思うがどうやっている?
- ポスター発表
- 各ポスターはきっと後ほど各大学のリポジトリ等で公開されるはずっ!
- ってことで詳細はそちらをお待ちください。
リポジトリを育てる
食堂で鶏を捕まえる:リポジトリ草の根営業活動報告(兵庫教育大学・永井一樹さん)
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- 特に自分のところで特別なことはしていない。上司にも「何しゃべりに行くんだ」と笑われた
- 「松竹梅」の「梅」のリポジトリの話をさせていただきたい
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- なぜ食堂
- 食堂が一つしかない。外に何もない。先生はだいたい来る
- 食堂にいればアポ取りがいらない。文献リスト持って先生の横の席に座って嫌がられながらも話す
- なぜ食堂
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- リポジトリに対する教員マインドの4類型
JAIST学術研究成果リポジトリの充実計画-業績データベースと連携したコンテンツ集め-(北陸先端科学技術大学院大学・寺田美樹さん)
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- リポジトリ公開から約2年
- 公開コンテンツは5,000件強
- COE研究成果が2,600件
- 学位論文は1,070件。学生が自分で書誌情報を入力/アップロード、図書館はそれを確認して公開するだけ。
- 学生の希望によって内部のみ公開とかもできるが7割の学生は協力。
- 学術雑誌論文も収集手順は整っているが、自主的な論文提供はそれほど多くない
- リポジトリ公開から約2年
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- コンテンツの充実以外に・・・
- 全学的な推進体制が整ったことは今後の運用の上でも大きな成果
- 図書館が計画的にリポジトリの充実を行っていることを教員に示すことができた
- コンテンツ登録教員数も全教員の25%⇒68%へ
- コンテンツの充実以外に・・・
ワーキングペーパー・ディスカッションペーパーの収集とメタデータ-包括的利用許諾によるコンテンツ収集戦略-(一橋大学・高橋菜奈子さん)
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- コンテンツを種類別に分ける
- 種類別に戦略を立てて登録
- 今日は新規に発生するコンテンツをまとめて登録する仕組みをどうやって作ったかの話
- 包括的利用許諾
- コンテンツを種類別に分ける
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- ワーキングペーパー/ディスカッションペーパーとは
- 雑誌論文が掲載されるまでの中間成果物
- 論文の形式を整えている
- コメントを貰うことで研究の中身を改編するための資料
- 社会科学系に特有のコミュニケーション?
- 研究者としては多くのコメントを貰いたいはず
- 機関リポジトリでの発信支援に適している
- ワーキングペーパー/ディスカッションペーパーとは
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- まず研究科/COEのスタッフを味方に
- そこから研究科長等に了承を得て貰う
- 全部登録できるなら包括許諾、駄目なら個別利用許諾
- 個別は大変なのでみんな包括許諾を選ぶ
- まず研究科/COEのスタッフを味方に
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- WP/DP発行業務は(リポジトリとつるむと)楽になる?
- 部局でwebにアップする必要はない
- WP/DP発行業務は(リポジトリとつるむと)楽になる?
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- RePEcへのデータ提供
- RePEc:プレプリントサーバ。経済学で認知度が高い
- RePEcにデータ提供できる、となるとWP登録の関心を呼ぶ?
- データ提供説明会を実施
- RePEcへのデータ提供
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- WP/DPの問題点
- 内容の差し替え/雑誌掲載時の取り下げ希望がある
- バージョン管理できるメタデータの工夫がいる?
- 新しいのが出たら旧版は本文削除、新版へのリンクを張る等の対応
- 本文が取り下げられたらその理由を記述して、雑誌に掲載された場合は掲載後の雑誌にリンクを張る等して本文へ誘導
- RePEcは本文はハーベストしてないのでクローリング時に勝手に反映される
- WP/DPの問題点
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- HERMES-IRは学内で不可欠な存在に!
- 継続しなくなると困るのはWP/DPを発行する部局
- 学内予算を継続的に獲得できる?
- HERMES-IRは学内で不可欠な存在に!
ムリなくムダなくコンテンツを増やす-トータルな図書館活動の中で-(お茶の水女子大学・廣田未来さん)
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- 課題解決プロジェクトの一つとしてリポジトリに取り組んでいる
- コンテンツが現在17,000件
- 学内の協力関係/チームの総力がUP
- 『幼児の教育』という雑誌を創刊号から全点登録
- 教員から電話相談を受けて作業
- 出版社との交渉は教員が担当
- 電話から1年後に半分を電子化・登録
- 課題解決プロジェクトの一つとしてリポジトリに取り組んでいる
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- お茶大図書館の「お仕事のルール」
- 少人数だからこその全員体制
- チーム内、他部署との仲良しさ
- リポジトリ登録用のプログラムを情報センターで書いてくれたり
- お茶大図書館の「お仕事のルール」
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- 「幼児の教育」だけじゃない
- ILLが集中している学内刊行物(の電子化)に今年は取り組む
- 「幼児の教育」だけじゃない
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- お茶大では今、凄いことを企んでいる!
- 部外秘なので詳細は秘密だが来年のこの会で報告できれば
- お茶大では今、凄いことを企んでいる!
多様化するHUSCAP-研究者との連携から-(北海道大学・紙谷五月さん)
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- 様々な広報活動の実施・・・
- HUSCAPの名前は知られた。中身はまだまだ?
- 研究室訪問(分館が多くてHUSCAP担当となじみのない先生も多いため)
- チャンスがあるたびに研究室を訪問
- 実例について紹介
- 様々な広報活動の実施・・・
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- 大学行事とも連携
- サステナビリティ・ウィーク2008
- 大学行事とも連携
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- 学会/部局図書室との連携
- 学内に編集部のある学会誌の重点登録
- 学会/部局図書室との連携
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- 自発提供文献の増加
- H19は1,000通、提供依頼を送って700弱。H20は50通しか提供依頼を送ってないのに著者による提供は700強。
- 自発提供文献の増加
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- ヲタクツーリズム関連文献について
- アクセスが凄く伸びている
- 読売新聞に取り上げられるとアクセス急増
- 2ちゃんねるでスレが盛り上がるとアクセス急増
- ヲタクツーリズム関連文献について
質疑応答
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- 筑波大・逸村先生:全員へ。転任する教員のコンテンツはどうしてる?
- 永井さん:兵庫教育は「本学に所属している教員/所属したことがある教員」をコンテンツの対象としているので、転任しても退職しても登録したまま
- 寺田さん:北陸先端もコンテンツはそのまま残す、転任したからと言って外すことはない。
- 高橋さん:一橋も削除はしない。逆に退職する人に駆け込みで置いていけるものは置いて行ってもらった。
- 廣田さん:お茶の水女子も学長が変わっても登録したまま。
- 紙谷さん:北大も外に出たからと言って落とすことはしない。北大時代のものなら先生が転任後に載ることもある。退任する人を特に狙って、ということはしていないが先方から自発的に一括でいただくケースはある。
- 筑波大・逸村先生:全員へ。転任する教員のコンテンツはどうしてる?
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- NIMS・高久さん:兵庫教育へ。+αがないので食堂に行ったというのは面白いと思うが、業績データベースがないという話は、逆にリポジトリを業績DBにしてしまえばいいんじゃない?
- 永井さん:小樽商科大の研究者ページみたいなのを入れたいと考えたことはあるが、業者の見積もりが現実的な金額ではなかった。最近、全く別のところで業績DB導入の話が出てきていて、来年度くらいに具体的な話が出てくる。そうなれば連携という話になると思う。
- NIMS・高久さん:兵庫教育へ。+αがないので食堂に行ったというのは面白いと思うが、業績データベースがないという話は、逆にリポジトリを業績DBにしてしまえばいいんじゃない?
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- NIMS・高久さん:北陸先端へ。収集方針的に教員の100%が登録経験有りになってそうなもんだがそうならないのはなぜ?
- 寺田さん:リポジトリで論文が公開できるのは出版社が許可している場合のみ。先生によってはそういう論文がない人もいる。また、教員に出版社版や最終稿を提出してもらえないと図書館で登録できない場合もあり、レスがない先生から回答を貰えるようにすれば登録率はもっと上がるかも。
- NIMS・高久さん:北陸先端へ。収集方針的に教員の100%が登録経験有りになってそうなもんだがそうならないのはなぜ?
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- 京大・古賀さん:兵庫教育へ。リポジトリに教育実践記録を収集対象としているということだが、そこは今後どういう方針で集めるとか戦略はある?
リポジトリを知る
機関リポジトリのコスト分析(東北学院大学・佐藤義則先生)
ここは自分が発表担当だったこともありメモ取ってないです。
どなたかレポートよろしくお願いしますm(_ _)m
自分の発表について補足しておくと、現在分析担当として参加させていただいているZSプロジェクトについての紹介&現状報告をさせていただきました。
ZSプロジェクトは凄い短くまとめると日本動物学会が出している『Zoological Science』という雑誌の掲載論文を機関リポジトリに載せると、どういう風に使われるか(アクセスログ分析)、その結果引用が増えたりするかどうか(引用分析)を見てみようというプロジェクトです。
今のところは引用が「どうなるか」についてはよくわかってないというのが正直なところですが*3。
利用の方について言えば、ひとつ確実に言えるのはGoogleがクローリングできない(論文全文のテキストデータが入っていない)コンテンツは基本、全然利用されません。
まだCiNii等のメジャーな外部データベースからの利用が望める論文は別ですが、英語論文でメインユーザもGoogleで探してくるであろう場合*4についてはGoogleにクロールされてないだけで、特別な事情がない限りは利用数は絶望的です*5。
逆にクロール出来るようになっていると、PageRankがそこそこ高いことも手伝って利用は伸びます。
質疑応答の中で日本動物学会の永井さんが近いことをおっしゃっていましたが、コンテンツを目立たせる/その存在に気付かせる、という意味ではリポジトリ登録は割といい手段であるようなので、それを十二分に活用するためにも全文テキストデータを付与したファイルを登録するのがお勧めです。
全文は最良のメタデータ也。
と、こんな感じで1日目のプログラムは終わり、懇親会へと突入していきました。
2日目のレポートについてはまた後ほど。
*1:[���m�点]�f�W�^�����R���S�ȃ��j���[�A���ɂ���
*2:第4回DRFワークショップ「日本の機関リポジトリとそのテーマ2008」 (1)事例発表 −いくつかの進行中のリポジトリ (図書館総合展1/10未満レビュー? その4) - かたつむりは電子図書館の夢をみるか
*3:「載せるとどうなるか」はわかってないけど、「もともとよく引用されていたもの」と「機関リポジトリでよく使われるもの」は一致しないことは確認。つまりよく引用されていた論文は必ずしもリポジトリ利用者によく読まれる論文ではない、ってことで。
*4:ちなみにOAIsterとかのハーベスタからの利用はほとんどないので黙殺できるレベル。対応しておくのは大事だけどそこがメインの利用経路になることはまずない
*5:ちなみに同じくCiNiiにクロールされてない、という点では学位論文もテキストの有無で利用数が激変するものと思われますがこちらはまだ未確認