かたつむりは電子図書館の夢をみるか(はてなブログ版)

かつてはてなダイアリーで更新していた「かたつむりは電子図書館の夢をみるか」ブログの、はてなブログ以降版だよ

え、これ本当に山本順一教授?


ネタ元:http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20070525dde012040082000c.html


この記事の、矢祭もったいない図書館(寄贈書のみで蔵書が構成された図書館)に関する部分で、うちの山本順一教授のコメントが掲載されていたんだが・・・

この矢祭方式について、筑波大大学院図書館情報メディア研究科の山本順一教授は「贈り主の送料負担なのにこれだけ本が集まった背景には、本を役立ててほしいと考える人が非常に多いことがある。米国の図書館では、ほしい本のリストを作って寄付を募る『ウイッシュリスト』という方法があり、既存の図書館にも効果的ではないか」と話す。


・・・あやしい・・・。
確かに山本先生は口は悪いしセクハラもするが中身は超お人善し、頼みごとすればこっちが申し訳なくなるくらいの結果を返してくれ、授業では奥さんについての愚痴ばかりもらすくせにその実愛妻家(「ワイフや家庭なんて研究の邪魔ですよー」とか言ってる時点でべた惚れな証。本気で研究に専念してる奴は家庭とか気にしないし)という「ツン、デレレレレレレレレレレ」みたいな先生ではあるが*1


人にコメントを頼まれて、一切の皮肉も毒舌もギャグも抜きに真面目なコメントを返すような人じゃない。
抜群のエアリーディングの能力持ってるくせに、空気読んだ結果として空気を読まない発言をあえてするような人(学校図書館に関する研究会で「ガキとか放っておいても育ちますよ」とか言っちゃう人)の発言にしては大人しすぎる気がしてならない。
俺の知ってる山本先生なら、とりあえず


「送料自己負担なのに皆エライですね。私なら貰えるものなら病気でも貰うけど、人にあげるのは借金ですら嫌ですけどね。まあそれだけ自分の本を役立ててほしいって言う需要があったんでしょうね」


「でもこんなのアメリカだったら当り前ですよ? アメリカには「ウィッシュリスト」っていう方法があって、図書館が自分から寄付を求めることをずっと前からやってる。アメリカは寄付の文化ですからね。日本だってみんな文句ばかり言ってないでやってみればいいのに。頭の堅い役人ばかりで嫌になりますよ」


みたいな言い方をすると思うのだがどうか(もちろん全部俺の妄想です。ちなみにイントネーションは神戸市灘区出身っぽい感じ)。


まあ十中八九、実際は上みたいな発言だったのを毎日新聞がまとめたか、あるいはメールかなんかで求められて簡潔な文章を山本先生が返したかのどっちかだろうな。
実際になんて言ってたのかが気になるところではあるが・・・さすがにこんな話で忙しい人の邪魔したら怒られそうだしなあ・・・

*1:実習の説明会を寝過ごしてサボった際には「ペナルティを課すから明日、研究室まで来なさい」とか言ってたくせに、実際に行ったら実習先に関するアドバイスをくれた挙句に「ちゃんと見てきてレポート書くこと。それがペナルティ」(レポートはもともと全員必須)とか言い出して、挙句ふつうにAをくれた。善人にもほどがある