かたつむりは電子図書館の夢をみるか(はてなブログ版)

かつてはてなダイアリーで更新していた「かたつむりは電子図書館の夢をみるか」ブログの、はてなブログ以降版だよ

6/23に購入した本

  1. もやしもん(5) (イブニングKC)

    もやしもん(5) (イブニングKC)

  2. 退魔針 紅虫魔殺行 2 (MFコミックス)

    退魔針 紅虫魔殺行 2 (MFコミックス)

  3. ねくろま。 (MF文庫J)

    ねくろま。 (MF文庫J)


もやしもん」を買いに行ったらなんか他にも色々新刊出てたんで買ってきてしまった。
一つとして表紙が表示されない(6/23現在)のはさすが新刊。


もやしもん」はいよいよ収穫祭⇒フランス編突入。
厚さが紅虫魔殺行と大差ないのに、読むのに3倍以上の時間がかかるあたりに内容の濃さを感じます。
・・・あと何気ない一コマへの力の入り具合とか、逆に力が抜けているコマの巧みさとかが異常。
おまけマンガでこんだけ大笑いしたのは久々だ・・・。


「紅虫魔殺行」は・・・雑誌連載時も思ったが、この展開は・・・(汗)
全体的なとらえどころのなさはいかにも菊池秀行原作、って感じ。
反面、本家「魔殺ノート・退魔針」の頃ほどの絶妙なコミカルさはないなー。
やっぱそこら辺は斉藤岬の脚色の賜物だった、ってことなのか。
斉藤紅虫の絶妙な間の抜け方、大好きだったんだけどな。
巻末の煽りで相当気になることが書いてあったが、さて、3巻以降はどう出るやら。


「夜空の〜」は・・・またやりやがったな、田中芳樹
ってことで例によって原案:田中芳樹で別の作家さんが書いている作品です。*1
ちなみに元ネタは「ウェディングドレスに紅い薔薇」。
こちらもスーパーダッシュ文庫ライトノベル風の絵をつけられて再販されていたが・・・田中ぁ、お前、いい加減その手法でどんだけ同じ作品使って稼ぎだしてるんだよ?!
まあもっとも、田中芳樹著だとどうあがいても「ライトノベル」にはならないので、スーパーダッシュ文庫で出すなら別作家に投げた方が正しいのかも知れないが。
まだ読んではいないのだが、まあ楽しみにしておこう。


で、最後に「ねくろま。」。
・・・・・・なんで「ソラにウサギがのぼるころ」の新刊じゃないのかと思ったら・・・・・・イラストの湊ヒロムさん、先々月亡くなってたんだ・・・・・・。
・・・ままならないな、世の中。
ブログとか見る限り平坂読は大丈夫みたいだが。
平坂読は秘かに(でも割と本気で)大好きな作家の一人なので、頑張って欲しいと思う。
「ホーンテッド!」シリーズとか、平坂以外には絶対書けないと思うしな。
っていうかこんなん書く作家が何人もいたら何を信じていいのかわからなくなるから平坂一人でいい、という話でもあるのだが。
ありがちなライトノベルの展開を極限まで茶化して、茶化して、茶化しつくしてるんだけど、でも本当はそんな小説みたいな最後は大団円で終われる世界だったらいいのにな、って思ってる、みたいな。
とはいえ新刊は「今度こそ」ラブコメらしいので、もしかすっともしかするかとも思うが・・・んー、でも平坂読だしなあ・・・いやむしろ平坂は平坂であって欲しいなあ・・・とりあえず読んで確かめるか・・・

*1:ちなみに田中芳樹が途中まで書いた作品のあとを別作家が受けたものとしては「クラン」、「自転地球儀界シリーズ」が。田中芳樹が作った世界観を別作家も共有しているシリーズとしては「灼熱の竜騎兵」が。はなから原案だけ田中芳樹が書いて、文章は別の作家が書いているものとしては「野望円舞曲」がある。ただし、これらの作品についても完結までこぎつけたものはほとんどない。遅筆の呪い?