かたつむりは電子図書館の夢をみるか(はてなブログ版)

かつてはてなダイアリーで更新していた「かたつむりは電子図書館の夢をみるか」ブログの、はてなブログ以降版だよ

非システム屋からシステム屋への主張―服装の話part.2


服装の話のpart.1はこちら:エプロンとお天気お姉さん―図書館員の服装の話 - かたつむりは電子図書館の夢をみるか
でも今回は前回とは真逆のベクトルで話を進めるよ!
ていうかタイトルから想像される内容とも真逆だと思うよ、と一応予告。


さて、min2-flyとはまるで無縁でしたが世間様ではそろそろお盆も終わる時期でしょうか。
この時期、筑波大生、特に理系とか情報系の4年生にとっての一大イベントと言えばコミックマーケット大学院入試です。
ニート志望・・・もとい、進学希望者が図書館情報専門学群の平均よりやたら多いmin2-flyの友人たちにとっては厳しい時期。
一足先に推薦で進学決めた身としては、乗れるアドバイスには乗りたいところなわけです。


で、先日とかもっと前に、別々の情報系の友人から出てきたのが、入試の面接時(面接、と言っても学内進学の場合卒業研究の内容発表である)の服装について。
「やっぱスーツ着た方がいいのかなあ」とか「私服じゃまずいよね」、と言った話でした。


ここであえて批判を恐れず、非システム系であるが故にシステム系の研究者を尊敬している一人の学生として声を大にして言いたい。


システム屋がスーツなんか着るな。


そりゃね、企業就職して取引先と頻繁にあったり、営業もできるようなシステム屋さんならスーツ着るのは当然だと思いますよ?
あるいはなんか完全にイメージ専攻でものをいえば、ネットワークのメンテナンスとかそういう管理業務をやってる人はスーツ着ててもOKなイメージがあります。
だが! しかし!
仮にも情報系の大学院に進み、もしかしたならばそのまま研究職/研究者になるかも知れない若者が。
大学院の入試面接だからと言って、ふだん着なれないようなスーツを着るだなんて。
そんなの格好よくないじゃん!
プログラマとかハッカーとか呼ばれるような人は、既成の社会のルールにとらわれることなく、あえて皆がスーツで出席する会合にGパンで出席してみたり、「セミフォーマルで」って言われたら「これが俺の持ってる一番高い服だからセミフォーマル」とかわけわかんないこと言い出したり、その辺の浮浪者と区別つかないような格好でビニール袋にノートPCだけ突っ込んで出歩いていたり、そういうところが格好いいのではないかと!
つまりはおおむねこんな奴↓ではないかと!









浮浪者と見分けつかない格好で歩いてそうなIT業界関係者代表*1


私は主張したいのであります!
スーツ着て颯爽と登場するプログラマはなんか凄そうに見えねえ!
そこはあえてやる気ない感じの服装でだるそうに現われていただきたい!
DEATH NOTEで言えば大学の入学式に私服+裸足にスニーカーで現れるL!
いや、それでもまだ小奇麗に過ぎるくらいの感がある!*2
そのままの格好で秋葉原の裏街のパーツショップにいてもなんら違和感のなさそうな格好こそがあなた方のフォーマルなのではないかとーっ。
そこにしびれる、あこがれるーっ。


・・・と、テンションあがりすぎた。いかんいかん。
まあとにかく、なんもわざわざシステム系の学生が院試だからってスーツ着る必要なんかないんじゃないかと、夏場の図書館実習のせいですっかりスーツ嫌いになってしまった非システム系学生は思うのです。
べ、別に、推薦のときに「システム系の友達はきっと私服だろー」と思ってGパンで行ったら向こうがスーツで周りの他の人も皆スーツで裏切られた気分になったからって言ってるわけじゃないよ?
いや実際裏切られた気分になったけど。


しかし実際、開発者・研究者としてのプログラマ、ってことだと上下スーツの人よりも私服の人の方がなんとなく頼もしく見えてしまうのは俺が変に偏見入っているせいだけではないと思うのだが。
さすがに秋葉原にいるような格好の人はあんまりいないけど、スラックスにセーターとかポロシャツ、みたいなノーネクタイの人はけっこういるし、そっちの方が一線で活躍しているように見えるという不思議。
いつもスーツだと一線を引いて後進育成に入ってます、って雰囲気がして、それはそれで別の威厳がるんだけど、システム屋の威厳とは別のものな気がするんだよなー・・・
そこら辺はpart.1のときの図書館員の話とは完全に真逆な感じがする。
スーツとか、そうでなくてもきっちりした格好の人の方が頼もしく思える場合と、若干くだけ気味の方が頼もしく見える場合・・・なんか、単純に営業かそうでないかってことだけではくくれないものがあるような気がするなあ・・・
「知的で専門的な業務」ってことだとどっちも「知的で専門的な業務」だと思うんだが、対人的か否かの差でこうもイメージ変わるもんかねー。


ま、とりあえずの意見としては、ぜひシステム系の分野で院に進むことを考えている人には私服で面接に臨んでほしい、ということで。ひとつ。
完全にmin2-flyの偏見なので実行して印象悪くなっても一切責任は持てないけどー。

*1:と言っても実際にはストールマンのことはmin2-flyは全然知らないのだけど。あと、上にあげたエピソードの大半はストールマンではなく全代会関係者なら誰でもわかる某友人の話

*2:我ながらITエンジニアをなんだと思ってるんだ・・・