刀語 第六話 双刀・鎚(ソウトウ・カナヅチ) (講談社BOX)
- 作者: 西尾維新,竹
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/06/05
- メディア: 単行本
- クリック: 18回
- この商品を含むブログ (120件) を見る
西尾維新の12カ月連続刊行・大河時代ノベルスもとうとう半分まで到達。
尾張に行くつもりが蝦夷地にわたってしまった七花ととがめ。
五巻で「次回、はじめて負傷する」と予告された七花の運命やいかに。
はたまた、前巻ラストで七花の爆弾発言を聞いたとがめの反応は?!
・・・なんというか、巻が進むごとに徐々に「七花っていうか鑢家の連中が強いんであって、虚刀流がずば抜けて強いわけじゃないんじゃね」という気がしてきてしまったんだがどうか・・・。
あと、これも巻が進むごとに、四季崎記紀の変体刀は日本刀と呼べるものじゃなくなりつつある気がしてならない。
五巻で正体がそのまんま鎧であったことが発覚した賊刀・鎧に比べればまだしも双刀・鎚は刀に近づいた感もあったが、それでも日本刀というよりはFateのバーサーカーがもってそうな感じのイメージの武器だったし。
あと今回、もう一本正体が明らかになった変体刀があるんだが、それについてはもはや「なにが刀やねん?! それがありならバイクのKATANAとかだってありだろ?!」みたいな気分に。
うーむ、おそるべき四季崎記紀。
刀鍛冶というよりは万能の武器職人(防具も?)って感じになってきたな。
ロン・ベルクかよ。
さあ、ここでワンテンポ置いて、次の巻はとうとう四巻で予告されていたVS七実戦(悪刀・鐚)に入るわけですな。
あの最強の姉に七花がどう挑むのか。見ものだ!
・・・しかし、最近ちょっと思うんだが、「刀語」は12カ月連続刊行にしなくていいから、一冊一冊のボリュームをもうちょっと厚くしてくれても良かったかも・・・。
「終わりのクロニクル」レベルまでは求めないにしても、もうちょっと出演が1回だけのキャラクターに関する描写が増えたら楽しいなあ。
せっかく好きになったキャラの出番が少ないと(いや、相対的には多いんだけど、1冊のボリュームが少ないから絶対的な意味で少ない)ちょっと悲しい・・・。
まあでもこのくらいの薄さだから12冊連続で読ませられるのかも知れないけど。
あんまり毎回描写増やしてたら途中でネタ尽きそうでもあるし。