かたつむりは電子図書館の夢をみるか(はてなブログ版)

かつてはてなダイアリーで更新していた「かたつむりは電子図書館の夢をみるか」ブログの、はてなブログ以降版だよ

貸出履歴利用に関する修論中間発表を聞いてきた


今日は朝10時くらいから図書館情報メディア研究科・情報メディアマネージメント分野の修論第1回発表会がありました。
昨晩から朝にかけて友人宅で呑んでいた自分はそのまま家に帰らず聞きに行くことに・・・(それでも遅刻したけれど)。
むう、あれほど「今回だけは泊まらないように」と思っていたのに。
まあいつもそう思ってるんだけれど。


興味のある発表は色々ありましたが、今回一番注目して聞いていたのはid:haruka-izumiさんの「貸出履歴の活用に関する意識調査:新たな図書館サービスの動きを受けて」でした。


内容の要約はリンク先のエントリで簡潔にまとめられていますが、Next-L関係の方々やProject Shizukuなどよく聞く名前や話題が発表中でも出てきて(その場に残念ながらShizuku面子はいなかったので)ひとりでニヤニヤしていました。
っていうかProject Shizukuは完全に重要な具体例の一つとして盛り込まれているしね。
早速、先日つくばリポジトリに搭載された論文*1も引用されていたりして、これまたニヤニヤ。


すでにARGの岡本さん(id:arg)も言及されていますが*2、これは本当に面白くて、かつ意義のあるテーマだと思います。
一方で図書館屋的には「微妙な話題に切り込む勇気(会場の質疑より)」が必要なテーマでもあるので、そこに切り込んでいく研究は非常に有難い・・・というかあの研究室はみんな凄いな(汗)、とかなんとか*3
個人的には図書館員と利用者の貸出履歴利用に関する意識の差とかが派手に表れてくれると面白いし、貸出履歴を利用するシステム構築の論拠になると思うのだけれど・・・そこを変に意識してバイアスがかかると元も子もない気も。
全部ひっくるめて研究成果に期待していますm(_ _)m


・・・しかし、なんか最近自分の周囲でブログを介した学術コミュニケーションが姿を現しつつあるような・・・
元からあったのを自分が見ていなかっただけか、それとも最近なにかが起こりつつあるのか???

*1:http://www.shizuku.ac/blog/2008/04/shizuku-1.html」など参照。論文本体はつくばリポジトリ

*2:2008-03-25(Tue): メモ−いくつかのブログから - ACADEMIC RESOURCE GUIDE (ARG) - ブログ版

*3:成人向け資料の納本状況を調査されたid:miqueさんも同じ研究室です