かたつむりは電子図書館の夢をみるか(はてなブログ版)

かつてはてなダイアリーで更新していた「かたつむりは電子図書館の夢をみるか」ブログの、はてなブログ以降版だよ

DRFからの提案と話題提供(及びディスカッション)<DRF-Ookayama part.2>

学位論文ネットワークとメタデータ標準案(東京工業大学・富田さん)

    • DRFとしての取組
      • DRF所属機関:学位論文を所蔵している機関が多い
      • 機関リポジトリのコンテンツとしている機関も多い
      • 先行して公開していたところもある
        • 当事者であり経験者もいる
      • これからやろうとしている機関も多い
        • サポート
      • DRF4での標準案の合意・提案と意見募集
    • 学位論文ネットワーク
      • NDLTD :86(2009.1.9)
      • EThOS(イギリス)
      • Promise of Science(オランダ)
    • DRFの役割として考えられること
      • 国際ネットワーク参加館へのサポート
      • 新規に学位論文をIRに登録する図書館へのサポート
      • 電子学位論文関連規則への提言
      • 電子学位論文登録のための共通ツール開発
    • NIIから(NII・杉田さん)
      • 学位論文だけじゃなく科研費報告やテクニカルレポート、紀要論文もCSIの重点コンテンツだよっ。
      • NIIの役割・・・リポジトリあるところの支援、ないところに共同リポジトリ等の提供、データを集約した博士論文台帳DBの構築
      • 国際的にも流通させるために:国際標準規格に沿ったメタデータ
      • メタデータの話とか
    • min2-fly感想
      • 学位論文電子化は重要な話ではあるのだが、そしてメタデータ標準化もとても大切なことではあるのだが・・・標準案とかそういう規格の話になると辛くなる駄目な自分・・・朝早いよDRF大岡山(汗)

国際連携活動(北海道大学・杉田茂樹さん)

    • DRFのこの1年の国際会議等への参加について
      • いくつかの会議に参加
      • DRIVER連携
      • 3月にアムステルダムで開かれるinternational Repositories Infrastructure Workshop 2009にDRFとNIIも参加するよ
      • DRFiC2009:平成21年11月に東京で開催予定
      • 日本初の技術・知識の積極的発信
    • DRIVERガイドラインについて
      • EUが助成
      • 目録規則ではない。中央へのハーベストのために必要なものであってローカルなメタデータの入力手引書ではない。
      • 文献種別とその状態(draft, accepted, publishedなど)の組み合わせで表現
      • フルテキストがあるもののみを対象とする(フルとメタデータのみが混ざっているところは対応してくれ)
    • min2-fly感想
      • 中央でハーベストするって話はどうもよくわからんというか、OAIsterとかからどんだけ人が使うのかもわからんし、分野別ならともかく一般的な論文をリポジトリ内に限って探したい需要ってリポジトリの研究者以外にあるのかな? そこに関してはどうもよくわからないんだよなあ・・・なんかそこまで労力はらって連携すべきものなのかな? 使い手にその需要はあるのか?
      • たとえばPubMedを探した時にいろいろなリポジトリにリンクはるんでなくどっか一箇所、ハーベストをしているところにリンク貼っておけばいいってんなら潜在的に需要はあるか。グローバルリンクリゾルバの話とかはそれに通じるものがあるかな。

リポジトリ設立初期の課題:今期ワークショップの話題から(小樽商科大学鈴木雅子さん)

    • 今期のこれまでのDRFワークショップについて


・・・後半に行くにつれて短くなっていったのは・・・つくばから朝、早く出てきたが故の結果であると・・・ごめんなさいorz>鈴木さん
朝早いよDRF大岡山。
乗り換えで千代田線のラッシュど真ん中直撃するんだもん・・・そりゃグロッキーにもなろうというもの・・・


ただここでされた国際連携と学位論文メタデータ標準化案についてはその後、午後の分科会の一つでテーマとして取り上げられ、そちらではかなりの激論が交わされていて相当刺激的でした。
その際の様子は・・・きっとそのうち、DRFwikiで公開されるんじゃないかと思うのでうちのブログでは控える方向で。
っていうか完全にあの1分科会だけ普通のミーティングをしていたんじゃないかと思うんだけど、他はどうだったんだろう・・・?


ワークショップ2日目全体の感想としては、リポジトリの話はおっもしろいなー、もうっ!
この分野はまだ世界標準も定まりきってない感じがあるので、やりようによって普通に日本から世界に対してインパクトがんがん与えていくことが可能だと思うのですよ。
北大の一連のオタクツーリズム研究文献の利用の広がりとそこから始まる新たなコミュニケーションの可能性とか、業界であんまり注目されてないけどあれは世界でも稀に見るっていうか他にない現象があそこで着々と起こっている気がするし。
きっと同様の現象の萌芽がそこかしこにあって、どれも育てていけばかなり面白いことになるんではないかという・・・
いやいやいや、たまりませんな。