「φは壊れたね」「θは遊んでくれたよ」
- 作者: 森博嗣
- 出版社/メーカー: 講談社
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古本屋で売ってたので放置してたGシリーズに手を出してみる。
もうちょっと待ったら文庫化されるような気もするんだが、1冊200円ならノベルスの古本で買った方が安いので。
新書なのに古書とはこれいかに。
感想としては・・・「Θは遊んでくれたよ」で、犀川先生が査読誌へ提出される院生の論文をチェックしているシーンがリアルだったなー、と思う。
反面、それくらいそれこそメールに添付して送ったらいいんじゃないのか、とも思うが。
まあ生で感想を聞きたかったとか、いろいろあるんだろうが。
共同執筆者から自分の名前を削りながら、国枝先生に独り立ちを求めるあたりも気になる。
ある程度、名の知れた人が共同執筆者になっていた方が論文的には有利な面も多いとは思うが、いつまでもそれに頼ってちゃ国枝先生が犀川先生の陰から一向に出られないわけで。
院生の心情を思うとやや複雑なところもあるが・・・まあ、きっと国枝先生がついていれば大丈夫だろう。
ちなみに謎とか事件とかに対する感想は、特にない(爆)
森博嗣は大学の研究室を描いた部分と、あとは登場人物の描写とかが好きで読んでるだけなので。
理系の研究者の生態は読んでて面白いよねー。
文系とも理系ともつかない学際系の自分とは似てるところもあり、全然違うところもあり。
とりあえず夜行性っぷりでは登場人物の誰より勝っている自信があるが。