この間のエントリ*1の延長線上で、「そういや成人向けから一般に移ってきた人とはどうなのかなー」とか考えて、さしあたり後藤羽矢子についてNDL-OPACで検索してみたところ・・・
あ、あれ??
成人向けの「インセストヘブン」とか「かわいいケモノ」とかは入ってるのに、あと若干エロ入ってる「パブロフの犬」とかも入ってるのに、いちばんエロ要素の少ない「どきどき姉弟ライフ」とか「耕してフォーリンラブ」とかがない??
一瞬、発行年のせいかとも思ったけど、「パブロフ」は「どきどき姉弟」より少し遅れて始まっているはずだし、これはもしかすると・・・出版者か??
で、とりあえず手元にあった4コマ漫画とその作家について調べてみる。
結果は以下のような感じ。
むんこ
NDLに入っているもの
該当なし
うちにあってNDLにないもの
すべて
あずまきよひこ
うちにあってNDLにないもの
該当なし
・・・とりあえずA4判4コマ漫画で自宅にあったのはこんだけだったが・・・
ちょうど調べ終わったところで日曜深夜のNDL-OPAC利用可能時間が終了したので今日はここまでにしとこう。
うーん、この結果をみる限り、どうも目に見えて竹書房、芳文社、双葉社の4コマ漫画が納本されていない様子。
ただ、竹書房でも「ぼのぼの」とかは入っているみたいだから、必ずしも全部が全部入ってない、ってわけではないんだよなあ・・・
芳文社も一部のコミックスは納本されているみたいだし。
されている本とされてない本の違いはなんだ??
イメージとしては竹書房、芳文社、双葉社・・・いわゆる「まんが○○○」(タイム、ライフ、タウンなど)系の「萌え4コマ」とか言われるジャンルが少ないんじゃないかと言う気がしてきたが・・・別に俺、萌え4コマをメインに読んでるわけではない*2から、正確なことはなんとも言えないなー。
今度そっち系に詳しい友人に話を振ってみようか。
研究の邪魔だと怒られそうな気もするが*3。
しかし成年向けコミックスの件はまだしも納本されない理由がなんとなくありそうな気はするんだが・・・一部の出版社の4コマ漫画が妙に納本されてないっぽい、ってのはなんか理由あるのかな?
単に怠慢だったり忘れてるだけ??
それとも納本する側の方で「なんらかの選別」を(意識/無意識は知らないが)しちゃってるのか?
だとすればそれは出版者か? それとも取次か?
うーむ、なんか調べてみると色々抜けがあるなあ、NDL-OPAC・・・
まあコミックスとかは収集対象としている図書館自体稀なのだから、って気もするが。
あとは以前のエントリにid:myrmecoleonさんからコメントがあったけど、納本されてない本は寄贈すると受け入れてくれるっていうし、今度からコミックスは処分する前に(状態のいいものであれば)寄贈とかも真剣に考えた方がいいのやも知れん。
他のところに寄贈してもいつか除籍される可能性があるけど、NDLなら保存の方はさして心配しなくて良さそうだし。
・・・ある意味、成年向けコミックス以上に萌え4コマが資料的に利用される場面って想像しにくい気もするが・・・いや、しかしそんな価値判断はいらないだろう、やはり・・・
*1:国立国会図書館ではあの迷(名?)台詞の元ネタが調べられない、とか - かたつむりは電子図書館の夢をみるか
*2:けっこうな数のコミックスが自宅にあることは認めるが、そもそもジャンルを問わず「マンガの単行本」が多いだけであって、比率で見て萌え4コマが多いわけじゃない。比率的に見るとたぶん一番多いのは無難に週刊少年漫画系だろう。
*3:っていうか俺自身の研究がまるで進んでないからやってる暇あるかはわからないが