OPAC検索結果画面への表紙付与の話で思い出したんだが
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そういえば、昨日のCSIセミナーの片岡さんの話で、海外の図書館ではOPACの検索結果に書影が表示されるものが実在する、という話を聞いて思い出したこと(というか以前に考えていたのを思い出したこと)。
確かにこれ、非常に面白いというかOPACの検索結果も味気なくなくなるし、本も探しやすくなる気がする。
表紙から得られる情報って馬鹿にならないし。
だからこそ表紙の色からの検索とかも出てくるわけで。
ただ、そこで気になるのがsinngetuさんもコメントしていた「大学図書館ではジャケットを外すことが多いと思うんだけど・・・」という話。
まさにそこが日本の多くの大学図書館だと問題と言うか・・・。
Amazonにしろなんにしろ、今のところ出てくる書影って「カバーをかけた状態のもの」なわけだけど、実際の図書の多くはカバーが外されちゃって見た目が全然変わっているので、せっかくの表紙からの情報が探す段階であんまり有効には活かされなさそうなんだよなー・・・
まあOPACまでの段階で表紙情報が活かせれば、あとは書名とか請求記号とかで現物にたどり着けばいいんだ、と割り切ればいいんだろうが。
海外の場合も同様の問題は存在するんだろうが、一方でペーパーバックとかの類ならそもそもジャケットがついてない(表紙の書影が本体の書影と一緒)こともあるし、ハードカバーでもそうなってることもあったり(日本でも図鑑類はそういうの多いか?)。
もちろん日本同様にジャケットと本体で表紙が違うものもあるんだろうが、日本に比べるとそういう問題は少なさそうな気がする。
公共図書館みたいに大学図書館もジャケットの上からブッカーかければいいじゃん、とも思うところだが、これについては先日、筑波大学の附属図書館に聞いたところ「保存の観点からブッカーはかけない」*1とのことで、まあこれはこれで納得できる話ではある。
大学図書館の場合、欲しいのは中身であって外見にこだわる意味はあんまりないし。*2
あるいは海外みたいに最初からジャケットをかけなかったり、ジャケットの下もジャケットと同じようにすればいいのかも知れないが・・・それはそれでなんか味気ないよなー、と。*3
まあ特に結論がある話ではないんだが。
そもそも国内だと書影のOPAC実装例を聞かないんだから、問題点を考えすぎても仕方ない向きもある。
図書館によっては大学図書館でもブッカーかけてるところもあるだろうしね。
とりあえず早いところNDL-OPACかWebcat Plusが書影実装したりしてみてくれないかなー。
それでAmazonや楽天みたいにブログとかに転記できるようにしてくれると最高。
報告書とか、Amazonで売ってない本の紹介するときに便利そうだし。
個別OPAC単位でやられる前にできたら格好良いぞ、NII or NDL。
あんまりうま味がないからやってくれなさそうな気もするけど・・・