『情報の科学と技術』vol.58, no.5にTulipsクオリティが漏れ出している件
『情報の科学と技術』最新号の特集は「ソフトウエア活用のススメ」。
NIIの小野亘さん、AFFRICの林賢紀さんらProject Next-L（FrontPage - Project Next-L）で良くお見かけする方も含め、様々な方がテキスト処理（正規化・名寄せ）の方法やiGoogleガジェットを使ったサービスの作り方、Firefox検索バー向けのOPAC検索プラグインなどについて説明されています。
昨年春のDLワークショップでAIRwayプロジェクトについて紹介されていた*1筑波大の嶋田さんも執筆者のお一人で、ハイパーテキストスクリーンセーバーやスケジュール管理ソフトなど、ちょっと便利なフリーソフトの筑波大附属図書館での活用事例について紹介されています。
・・・紹介されて、いるんですが・・・
その中で、Schedule Board*2を使ったスケジュール共有の基本画面が「図３」として掲載されていて。
基本の画面では、縦軸にメンバー、横軸に時間が取られている。（図３）日付を指定しマウスで当該メンバーの時間帯をドラッグで選択の上、・・・
（嶋田晋. 日々の仕事を少し楽に：小粒で便利なフリーソフト. 情報の科学と技術. 2008, vol. 58, no. 5, p. 228.）
とかさらっと説明しているんですが。
図３で表示されているスタッフ名。
「うさぎさん、かめさん・・・」と実在しない氏名（？）が挙げられており、「ああ、さすがにデモ画面で実際のスタッフ名は出せないもんなあ。これで『がるごん』*3とか『ちゅーりっぷさん』とか表示されていたら面白かったのに・・・」とか思ったのもつかの間。
さらにその下に続いたスタッフ名が。
はちみつくまさん
ぽんぽこたぬきさん
もっとクオリティ高かった？！
いやー、さすがにこのネタは今年の新１年生あたりには通じなくなって来てるんじゃ・・・あ、でもアニメ版の放映は2006年だから大丈夫か（何がだ）。
ちなみにぽんぽこたぬきさんのご予定は11時から14時まで昼食会。
やっぱり場所は階段を上がりきった踊り場ですかね？
学内だと階段にも踊り場にも不自由はしないとは思いますが・・・夜になっても普通に院生とか教員がいるから、魔物と戦うのはちょっと・・・。
ちなみにさらにその下には「スベスベマンジュウガニ」さんというスタッフ名も*4。
スベスベマンジュウガニさんの２月の予定は休暇、海岸掃除、午後出張（カニ缶工場）。
逃げてー（消費者的な意味で）*5
なんだろう、デモ画面を見る直前まで「安易に有料ソフトを入れて必要ない機能まで高く買うよりはフリーソフトを上手に使ってコストダウンしようと言う姿勢に感動した！」とか思っていたんだが、デモ画面の人名表示一つでここまでなんとも言えない気分にさせてくれるとは。
げに恐るべき筑波大学附属図書館・・・まあがまじゃんぱー先生＆ちゅーりっぷさんの言動といい、一種「Tulipsクオリティ」とでも呼びたくなるような一貫性がある気もするが・・・いいのか、この方向性？
それも『情報の科学と技術』とか多くの人の目に付くところで・・・あー、でも気付く方も同じ穴の狢だから特に問題ないか。
ニュース番組のＢＧＭでエロゲーや萌えアニメのＢＧＭが使われてもオタクは喜ぶし一般人は気づかないから問題ない法則ですね。
そう言う意味では『情報の科学と技術』を読んでいるうちのごく一握りであろう層に向かってここまでのサービス精神を発揮された嶋田さんには感服するばかりですm(_ _)m
どんなときにも小ネタを入れることを忘れないTulipsクオリティ。
「さすがTulips、他の図書館には出来ない（やらない）ことをやってくれる！ そこにしびれる！あこがれるっ！」とか叫びたくなりますね。叫ばないけど。
ぜひともTulipsには一切自重しないでこのままの方向性を突っ走っていただきたい・・・秋葉原駅に堂々と「ツクバ系で行こう！」とか看板出してた大学は伊達じゃないのだとー。
*1:第３２回ディジタル図書館ワークショップ - かたつむりは電子図書館の夢をみるか
*2:施設予約/スケジュール管理ソフト Schedule Board
*3:まあ実際には図４で「garu」さんがスケジュール登録する画面も表示されていますが。「極秘会議」って何されるんですか？
*4:どうでもいいがよくこんな長い人名入ったな・・・外国人対応？
*5:スベスベマンジュウガニは名前の割に食べると猛毒です。そんなカニにこんな美味しそうな名前を付けた命名者マジ自重
