かたつむりは電子図書館の夢をみるか(はてなブログ版)

かつてはてなダイアリーで更新していた「かたつむりは電子図書館の夢をみるか」ブログの、はてなブログ以降版だよ

エレクトリック

Times Higher Educationとトムソン・ロイターが新しい世界大学ランキングの手法と進捗状況を説明(世界大学ランキングと研究評価の新時代:ワールドクラスの大学をめざすために 第1部「新しい試み、模索される大学評価」参加記録)

今週は東京でイベントラッシュ。 ということで、まずはトムソン・ロイター主催の世界大学ランキングシンポジウムに参加して来ました! http://science.thomsonreuters.jp/event/the/ 国際的大競争時代のなか、大学がワールドクラスの研究拠点や国際化を目指…

「専門知は意外と使われる?!」(第十回Wikiばなライトニングトーク)

「さすがに自分で自分のLTのメモは取れない」と言っていた第十回Wikiばなのライトニングトークについて、使ったスライドをMyOpen Archiveにアップしました。 第十回Wikiばな関連エントリ 知の越境、そしてすばらしきムダ知識へ:第一部「知の越境」(第十…

知の越境、そしてすばらしきムダ知識へ:第二部「そして、すばらしきムダ知識へ」(第十回Wikiばな)

第一部の更新*1から一晩が経ってしまいましたが(汗)、遅ればせながら引き続き第二部「そして、すばらしきムダ知識へ」編です。 個別エントリにわけたので繰り返しますが、メモの内容はmin2-flyが聞きとれた/理解できた/書きとれた範囲のものなので、その…

筑波大学を拡張中。あるいは、min2-flyの行動だだ漏れな春日ラーニングコモンズ×pingpongプロジェクト実施中。

先月末に開催されたシンポジウムの様子を当ブログでも紹介した、春日ラーニングコモンズ×pingpongプロジェクトのワークショップですが。 シンポジウム記録 「筑波大学を拡張する augmented campus - pingpong:行為の構造化を通じたデザイン」 - かたつむり…

知の越境、そしてすばらしきムダ知識へ:第一部「知の越境」(第十回Wikiばな)

6月はイベントシーズン! ってことで今日は近著『科学との正しい付き合い方』を出された内田麻理香さん、『予定不調和』を出された長神風二さんたちが講演されるイベント、第十回Wikiばなに参加して来ました。 第十回Wikiばな:知の越境、そしてすばらしき…

この先にあるブック・ビジネスのかたち:持続可能な「知のエコシステム」の構築のために(第1回ARGトーク参加記録)

2009.8の第1回ARGフォーラムから約10か月。 ARGフォーラムのパネリスト間で起こった議論をきっかけに来月本が発売されるとのことで、そのプレイベントあるいは中間報告として開催された第1回ARGトーク「この先にあるブック・ビジネスのかたち」に参加して…

400%の値上げか、88%の値下げを50%の値下げにするだけか?:カリフォルニア大電子図書館 V.S. Nature Publishing Group

Twitterでちょこっと話題になっていた件。 カリフォルニア大学の電子図書館が、Natureの雑誌価格の値上げに対しボイコットを教員に要請しているそうです。 Re: Informational Update on a Possible UC Systemwide Boycott of the Nature Publishing Group カ…

「ビブリオメトリクスにおける標本量依存性の問題:論文生産および引用の集中度分析を事例として」(知的コミュニティ基盤研究センター第68回研究談話会)

6/8に筑波大学知的コミュニティ基盤研究センターで行われた、第68回研究談話会に参加してきました! 知的コミュニティ基盤研究センター第68回研究談話会のご案内 テーマ: 「ビブリオメトリクスにおける標本量依存性の問題:論文生産および引用の集中度分析を…

広域観光と、「らき☆すた」聖地(旧鷲宮町)・「けいおん!」聖地(滋賀県豊郷町)の事例分析研究について/観光情報学会第7回全国大会in川越に参加して来ました

今回はこのブログの読者の方にはあまりなじみがなさそうな学会のレポートです。 ってことで、埼玉県川越市で開催されている観光情報学会第7回全国大会に参加して来ました。 大会のページ http://www.musashikanken.com/stiKawagoe.html 大会を取り上げたニ…

日本の論文数減問題について:BTJジャーナル5月号に26学協会シンポジウムのリポート掲載

3月末に割と注目いただいた日本の論文数が最近減少しているのでは、という問題ですが。 グラフで見る日本の科学研究の後退(?):日本の2005-2009の論文生産数は1999-2003の水準より減少 - かたつむりは電子図書館の夢をみるか その後、多くの方からご反響…

「筑波大学を拡張する augmented campus - pingpong:行為の構造化を通じたデザイン」

一昨日のエントリでも告知しました*1、pingpongプロジェクトのシンポジウムに参加してきました! PingPongプロジェクトについて http://www.pingpong.ne.jp/blog/about-pingpong.html 春日ラーニングコモンズ×pingpongワークショップについて http://www.pin…

科学技術コモンズと情報知識学の挑戦:情報知識学会第18回年次大会 記念シンポジウム

前エントリ*1での予告通り、情報知識学会の記念シンポジウム「科学技術コモンズと情報知識学の挑戦」に参加して来ました! 学会サイト(動画もアップされています) http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsik/kenkyu/2010/2010symposium.html 以下、例によってシンポジ…

「滅亡か、復権か:大規模デジタル化時代と本の可能性」(東京古書組合 創立90周年記念 日本の古本屋 シンポジウム)

今日は参加希望者多数により抽選が出るほど盛況であったという、「日本の古本屋」シンポジウムに参加してきましたっ。 シンポジウムwebサイト http://www.kosho.ne.jp/symposium/ 当日の映像(録画) VideoPlanning 「日本の古本屋」サイト 日本の古本屋 「…

引用索引データべース、あれは実に良いものだ

気付けば4月も10日を過ぎました。 大学もすっかり新入学のシーズンです。 と、くれば普通は学部1年生向けに「この先の大学生活で気をつける10のこと」みたいなエントリを書くところなわけですが、今回は学部生向けではなく大学院の新入学生向けの話です。 …

『情報の科学と技術』60(4)に機関リポジトリとオープンアクセス雑誌についての論文掲載

本日(4/1)発行の雑誌『情報の科学と技術』vol.60 no.4に「機関リポジトリとオープンアクセス雑誌:オープンアクセスの理念は実現しているか?」と題した論文を掲載いただきましたっ。 「情報の科学と技術」 抄録 Vol. 60 (2010), No.4 つくばリポジトリか…

研究、学術雑誌、大学図書館、学会の未来はどうなる?:第143回三田図書館・情報学会月例会「学術情報の発信と流通の将来像:「『大学図書館の整備及び学術情報流通の在り方について』:審議のまとめ」を受けて」

地味に久々に三田図書館・情報学会の月例会に参加してきました。 http://wwwsoc.nii.ac.jp/mslis/monthly.html 演題:学術情報の発信と流通の将来像:「『大学図書館の整備及び学術情報流通の在り方について』:審議のまとめ」を受けて 発表者:倉田敬子氏(…

グラフで見る日本の科学研究の後退(?):日本の2005-2009の論文生産数は1999-2003の水準より減少

本当はトムソン・ロイターネタでは先にWeb of Scienceの日本語インタフェース導入について取り上げるつもりだったのですが、たまたま用があって調べていたら面白いことに気がついたので先にこちらをアップ。 Impact Factor等の算出元としても有名なトムソン…

大学生・院生にとってのブログによる学術コミュニケーションの可能性 pt.2 実践報告編(第7回ARGカフェライトニングトーク)

下のエントリでも書きましたが、第7回ARGカフェでライトニングトークをしてきました。 2010-01-17(Sun): 第7回ARGカフェ&ARGフェスト@筑波への招待(2/13(土)開催) - ACADEMIC RESOURCE GUIDE (ARG) - ブログ版 さすがに自分のプレゼンテーションは…

第7回ARGカフェ&ARGフェストに参加&ライトニングトークしてきました

一昨日のエントリでも書きましたが、昨日開催された第7回ARGカフェでライトニングトークをしてきました! 2010-01-17(Sun): 第7回ARGカフェ&ARGフェスト@筑波への招待(2/13(土)開催) - ACADEMIC RESOURCE GUIDE (ARG) - ブログ版 第7回ARGカフェ&…

イベント告知:DRF地域ワークショップ (Kan-Nihonkai)「大学図書館のミッションと機関リポジトリ:環日本海域からの情報発信」

ってことで下のエントリにも書きましたが、2/17-18と金沢大学で開催されるDRF地域ワークショップ兼附属図書館シンポジウムにて、「リポジトリログ分析による学術情報流通の諸側面」と題してこれまでのアクセスログ分析の結果&今回、事例報告に参加されるう…

2月後半は全然つくばにいないかも知れません

「時間を見つけられたときにアップできるだけエントリアップしておこう!」ってことで、今後の自分の予定等をつらつらと。 ちょっとしばらくつくばを留守にする可能性が高いのと、一時期は連絡もつきにくくなる可能性が大きいので、御用の方はお早めにお声か…

国立大学図書館協会北海道地区協会セミナ―「次世代ライブラリアンシップのための基礎知識」第1回2日目

もうすでに1週間も前の話になってしまいましたが・・・(大汗) 北海道大学で開催されたDRF6と、同時開催の国立大学図書館協会北海道地区協会セミナーに参加してきました! http://drf.lib.hokudai.ac.jp/drf/index.php?DRF6 http://janul-hokkaido.lib.hok…

第8回SPARC Japanセミナー2009「Marketing to Libraries Worldwide」

2009年度ラストのSPARC Japanセミナーに参加してきました。 国際学術情報流通基盤整備事業 │ イベント情報 │ H21 │ 2009第8回「Marketing to Libraries Worldwide」 第8回 SPARC Japan セミナー2009「Marketing to Libraries Worldwide」 概要 2008年の米国…

arXivから資金協力を求められている日本のヘビーユーザ機関:どうする東大、京大、・・・、筑波大?

物理学分野を中心とするプレプリントサーバarXivを運営するコーネル大学が、資金面での協力を募ることを発表しましたね。 プレスリリース Cornell University Library ビジネスモデル等の詳細について(ホワイトペーパー) arXiv.org help - arXiv Business …

誰が論文に点数をつけるのか?:PLoS ONEのarticle level metrics調査

「明日から通常営業に戻ります」と言ったそばから1週間以上放置してしまいましたが・・・(汗) こ、更新するつもりがないのと、するつもりはあるんだけど更新する時間がないのでは全然違うよね!? 閑話休題。 当ブログでも再三とりあげてきたオープンアク…

第7回SPARC Japanセミナー2009 「人文系学術誌の現状:機関リポジトリ、著作権、電子ジャーナル」

修士論文も〆切間際というのにイベント続きですが、昨日は国立情報学研究所で開催されたSPARC Japanの2009年第7回セミナーに参加して来ました! 国際学術情報流通基盤整備事業 │ イベント情報 │ H21 │ 2009第7回「人文系学術誌の現状−機関リポジトリ、著作…

「主役は人間からメタデータの次元に」、「個人の知の世界と、全体の知の世界とのギャップをどう解決するか」、「『図書館』から『図書環』へ」・・・トークセッション『これからの知―情報環境は人と知の関わりを変えるか』(長尾真×濱野智史)

先日告知もしておりましたが*1、これまで3回、セッションの記録を当ブログで紹介して来ました*2 *3 *4国立国会図書館長の長尾真先生による対談シリーズ「図書館は視えなくなるか? ―データベースからアーキテクチャへ」の第4段、いよいよ最終回となる濱野…

(大変遅ればせながら)DRFIC2009で口頭発表&ポスター発表してきました!

すでに1週間前の話になってしまいましたが(大汗)*1 当ブログでも告知しておりました、機関リポジトリの国際会議DRFIC2009で口頭発表とポスター発表をしてきました! DRFIC2009のページ http://drfic2009.jp/index.html 告知時のエントリ イベント告知:デ…

イベント告知:「図書館は視えなくなるか? ―データベースからアーキテクチャへ」 第4回「これからの知―情報環境は人と知の関わりを変えるか」」(長尾真×濱野智史)

第1〜3回とレポートをアップしてきました、国立国会図書館の長尾真館長の対談シリーズもいよいよ今回で最後となりました。 これまでのレポート トークセッション『自律進化するデータベースはつくれるか』(長尾真 × 池上高志)を聞いてきました - かたつ…

Directory of Open Access Journals in Japan (DOAJJ) から Japanese Journal Resources Navigator(JJR Navi)へ!

上で言ったそばから早速紹介エントリですが。 すでにカレントアウェアネス・ポータル等でも紹介されていますが、実践女子大学の伊藤民雄さんによる国内オープンアクセス雑誌のディレクトリDOAJJが、無料電子ジャーナル情報に加えて(有料・紙も含む)雑誌の…