かたつむりは電子図書館の夢をみるか(はてなブログ版)

かつてはてなダイアリーで更新していた「かたつむりは電子図書館の夢をみるか」ブログの、はてなブログ以降版だよ

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【2009年図書館総合展フォーラムレポートその5】学術コンテンツのデジタル化と情報利用行動の変化:SCREAL調査の意義とこれからの大学図書館

ずいぶん遅くなってしまいましたが(苦笑)、2009年図書館総合展フォーラムレポート、〆は3日目ほぼ1日をかけて開催されたシンポジウム、「学術コンテンツのデジタル化と情報利用行動の変化:SCREAL調査の意義とこれからの大学図書館」です! プログラムペ…

【2009年図書館総合展フォーラムレポートその4】2010.2.13に何かがおこる?! あるいは、「要は勇気がないんでしょ」in図書館―『貸出履歴を利用した新しい利用者支援の展開』リターンズ

図書館総合展が終わってすでに丸一日経ちますが、総合展レポートはもうしばらく続きますw ってことでレポートもいよいよ大詰め第4段、昨年に引き続き図書館の貸出履歴の活用に関するフォーラム、「『貸出履歴を利用した新しい利用者支援の展開』リターンズ…

【2009年図書館総合展フォーラムレポートその3】最近リポジトリを始めた大学、中小規模大学からの体験談:「これから始める機関のための隣のリポジトリ事情」(第5回DRFワークショップ 2009年、いま改めてリポジトリ)

午後最初のフォーラムも続けてDRF5へ。 http://drf.lib.hokudai.ac.jp/drf/index.php?DRF5 今度はよくお話を聞くような大規模館、先進事例についてではなく、最近はじめた/特別大きいわけではない大学、図書館からの「隣のリポジトリ事情」のご紹介です。 …

【2009年図書館総合展フォーラムレポートその2】研究者、ILL担当図書館員が語る機関リポジトリ:「リポジトリがより活用されるために」(第5回DRFワークショップ 2009年、いま改めてリポジトリ)

明けて昨日の話になってしまいましたが、図書館総合展2日目、最初のフォーラムはデジタルリポジトリ連合(DRF)によるワークショップ、「2009年、いま改めてリポジトリ」に参加してきました。 http://drf.lib.hokudai.ac.jp/drf/index.php?DRF5 ぎっりぎり…

【2009年図書館総合展フォーラムレポートその1】「10年後の図書館と大学」・・・2020年の大学図書館について激論!

図書館総合展初日は千葉大学・土屋俊先生が代表を務められている科研費プロジェクト、「電子情報環境下において大学の教育研究を革新する大学図書館機能の研究」(REFORM2)の成果報告・提言とディスカッションのイベントに参加してきました! フォーラムの…

Open Access Week 2009 セミナー「Open Access "Friday & Night" 2009」

すでにイベント終了からだいぶ時間が経ってしまいましたが・・・ タイトルの通り、日本のOpen Access Weekを締めくくるイベント、Open Access Friday & Nightに参加してきました! 公式ページ(当日のスライド資料等がアップされています) openaccessweek.j…

Open Access Week(第5回SPARC Japanセミナー2009)「オープンアクセスのビジネスモデルと研究者の実際」

すっかり更新をさぼっている間に、Open Access週間が始まっていました! openaccessweek.jp johokanri.jp 世界中がオープンアクセス ( その他人文科学 ) - ヨネザアドの学びの杜・遊びの海(米澤誠の公式ブログ) - Yahoo!ブログ 国内でもこれにちなんだイベ…

「書かれたものをばらばらに組み合わせるとお前のものというのをどう越えられるか」/「書店はなくなる可能性はある」、「(本も)おそらくなくなる」、「専業の書き手もいなくなる」?!...トークセッション『言語とはなにか:書く、伝える、遺す』(長尾真×円城塔)

第1弾、第2弾とレポートをアップして来ました国立国会図書館(NDL)・長尾館長の対談シリーズの第3弾、『言語とはなにか:書く、伝える、遺す』(長尾真×円城塔)に参加して来ました! http://www.d-labo-midtown.com/d-log-detail.php?id=172 国立国会図…

イベント告知:Open Access Week 2009 セミナー「Open Access “Friday & Night” 2009」

Open Access(オープンアクセス)ってなんぞ、と言う方はこちらを参照: オープンアクセスとは - Open Access Japan | オープンアクセスジャパン ちなみにオープンアクセスの定義として最もよく引用されるソースであるBudapest Open Access Initiativeによれ…

RIMS研究集会「数学におけるデジタルライブラリー構築へ向けて」・ 2日目

京都出張3日目。 本日のイベントはRIMS研究集会「数学におけるデジタルライブラリー構築へ向けて」の2日目です。 国際学術情報流通基盤整備事業 │ イベント情報 │ H21 │ RIMS 研究集会(第3回 SPARC Japan セミナー2009) 「数学におけるデジタルライブラ…

RIMS研究集会「数学におけるデジタルライブラリー構築へ向けて」・ 1日目

京都3日連続イベント2日目はRIMS研究集会、兼2009年第3回SPARC Japanセミナー1日目です(ややこしい)。 国際学術情報流通基盤整備事業 │ イベント情報 │ H21 │ RIMS 研究集会(第3回 SPARC Japan セミナー2009) 「数学におけるデジタルライブラリー構…

Workshop of Application of Repository Infrastructure for eScience and eResearch:研究成果やデータを永久保存していく活動へ向けて

9/7〜9/9の3日間、京都大学で機関リポジトリ関連イベントが連日開催中です。 京都大学図書館機構 - KURENAI: 【イベント】第3回SPARC Japanセミナー/DRFtech-Kyoto を開催します(9/7-9) 自他ともに認める研究室ひきこもり人間であるところの自分も今回、2…

イベント告知:「図書館は視えなくなるか? ―データベースからアーキテクチャへ」 第3回 「言語とはなにか― 書く、伝える、遺す」(長尾真 × 円城塔(作家))

第1回、第2回とイベント告知&レポート掲載してきました国立国会図書館長・長尾真先生のトークセッションシリーズですが。 イベント告知:「図書館は視えなくなるか? ―データベースからアーキテクチャへ」 第1回『自律進化するデータベースはつくれるか…

医師・医学生の2人に1人は論文の評価にインパクトファクターが有効と回答、5人に1人は「どの論文評価指標も有効ではない」

日経メディカルオンラインに"医師の研究論文を評価する際に適切な指標は? 5人に1人が「どの論文評価指標も有効ではない」"と題して、インパクトファクター、アイゲンファクター、h-index、被引用数等の研究評価指標についてどう考えるかを医師・医学生に尋…

イベント告知:デジタルリポジトリ連合国際会議 2009(DRFIC2009)・オープンアクセスリポジトリの現在と未来 ―世界とアジアへの視点から―

先日のCSI委託事業報告交流会*1でも広報されていたDRFIC2009ですが、8/3から既に口頭発表とプレゼンテーションの受付が開始されていたそうです。 http://www.tulips.tsukuba.ac.jp/DRFIC2009/index_ja.php さすが新しもの好きのリポジトリ系というか、ハッシ…

第1回ARGフォーラム 「この先にある本のかたち:我々が描く本の未来のビジョンとスキーム」

すでに多くの方がレポートをアップされてもいますし、Twitterはじめリアルタイムで情報配信されてもいましたが、第1回ARGフォーラムに行ってきました! ARGフォーラム公式サイト http://sites.google.com/site/argforumsite/ 主催者である岡本真さん(id:ar…

『薬学図書館』掲載論文がつくばリポジトリからダウンロード可能になりました

以前のエントリで紹介していた*1『薬学図書館』誌掲載の論文、「学術情報をめぐる新たな評価指標: Impact Factor, h-index, Eigenfactor, Article Influence, Usage Factor」がつくばリポジトリからダウンロード可能になりました! つくばリポジトリ 抄録 …

知的コミュニティ基盤研究センター研究談話会 「プラットフォームをデザインする思想と技法−メールマガジンARG、Yahoo!知恵袋、ARGカフェを題材に」

筑波大学知的コミュニティ基盤研究センターで開催された、第62回研究談話会に参加してきました。 http://www.kc.tsukuba.ac.jp/colloqium/index.html 今回の講演者はなんとACADEMIC RESOURCE GUIDE編集長、岡本真さんです! 2009-08-02(Sun): 8月、9月の講演…

SPARC Japanセミナー2009 第2回「非営利出版のサスティナビリティとは - OUPに学ぶ」

6/25に続いて*1、2009年度第2回目のSPARC-Japanセミナーに行ってきました。 SPARC-Japanのページ 国際学術情報流通基盤整備事業 今回のセミナーのページ 国際学術情報流通基盤整備事業 │ イベント情報 │ H21 │ 2009第2回「非営利出版のサステイナビリティと…

Twitterで全国図書館大会U40プレミアセッションについて議論。あるいは、ceekz, yuki_o, min2flyがいかにプレミアセッション参加を決めるに至ったか

「Twitterってなんぞ?」という方はまずこちらを参照:Twitterとは (ツイッターとは) [単語記事] - ニコニコ大百科。 上のU40プレミアセッション告知エントリをアップする前後から、Twitter上で自分がしだしたポストをきっかけに*1,U40プレミアセッションに…

電子版で読んだ/読める内容を購入するということ

ずいぶん更新をさぼっていたようで、これが今月3日目のエントリです(本数だと4本目)。 更新をさぼって遊んでいた・・・わけではなく。 一昨日まで北海道に出張に行っていて、その前は出張の準備と大学院入試の書類整備に追われていたのです*1。 言い訳タ…

平成20年度CSI委託事業報告交流会(コンテンツ系)〜機関リポジトリの更なる普及と新たな価値創出に向けて〜 部分レポート(2)

(1)はこちら:平成20年度CSI委託事業報告交流会(コンテンツ系)〜機関リポジトリの更なる普及と新たな価値創出に向けて〜 部分レポート(1) - かたつむりは電子図書館の夢をみるか CSI報告交流会、2日目は九州大・池田先生によるOR2009の参加レポート…

平成20年度CSI委託事業報告交流会(コンテンツ系)〜機関リポジトリの更なる普及と新たな価値創出に向けて〜 部分レポート(1)

一昨日、昨日とNIIで開催されたCSI委託事業報告交流会に行ってきました! 平成20年度CSI委託事業報告交流会(コンテンツ系)〜機関リポジトリの更なる普及と新たな価値創出に向けて〜 1日半かけて機関リポジトリの構築とか、リポジトリを使った試みや最新動…

SPARC Japanセミナー2009 第1回「研究者は発信する:多様な情報手段を用い、社会への拡がりを求めて」

すでに一部でレポートも上がっていますが、2009年度1回目のSPARC-Japanセミナーに行ってきました! SPARC-Japanのページ 国際学術情報流通基盤整備事業 今回のセミナーのページ 国際学術情報流通基盤整備事業 │ イベント情報 │ H21 │ 2009第1回「研究者は発…

ひらめき、ひろがる、知の可能性(かたち):CiNiiリニューアルとウェブAPIコンテスト

今日は午後から国立情報学研究所(NII)のオープンハウスに行ってきました。 http://www.nii.ac.jp/index.php?action=pages_view_main&page_id=317 本当は午前中から行きたかったのですが諸々の事情(TA)により断念。 で、午後のお目当てはそのTAの担当…

ライブラリアンのためのWeb of Scienceアップデート: Get the Most from Your Investment

標記の通り、トムソン・ロイター主催のイベント「ライブラリアンのためのWeb of Scienceアップデート」に参加してきました! http://www.thomsonscientific.jp/event/wos-update/ タイトルにあるとおり「ライブラリアンのための」ということで、そもそもWeb …

RSS使って電子ジャーナルを読んでいる人はどれくらいいるのか?

RSSってなんぞ・・・って人はうちのブログ読んでいるような人の中にはあまりいないのではないかと思いますが、一応なんのことかわからない方はこちらを参照:RSS - Wikipedia。 凄い端的に言うとwebサイトの更新情報とか内容とかを配信してくれる仕組みとい…

産総研主催「科学情報の活用に関するワークショップ」に行ってきました

標記の通り、産業技術総合研究所 評価部主催のワークショップ「科学情報の活用に関するワークショップ」に参加してきました。 産総研:科学情報の活用に関するワークショップ プログラムの詳細は上記リンクを見ていただくとして・・・いや、それにしてもなん…

カレントアウェアネス-Eに国会図書館・長尾館長×山形浩生氏トークセッションの報告記事掲載

参加翌日にアップしたレポート以来、3回連続で件のトークセッション関連のネタですが・・・(苦笑) 5/27発行の『カレントアウェアネス-E』150号に、先日のトークセッションについての報告記事を書かせていただきました。 E929 - これからの電子図書館,著…

国会図書館が蔵書90万冊以上をデジタル化?! −国立国会図書館所蔵資料のデジタルアーカイブ整備費百数十億円を含む補正予算案、衆院通過/権利者の許諾なしで国会図書館所蔵資料の電子化を行える著作権改正法案も衆院全会一致で可決

Web上のニュース等ではまだ上がっていないようですが、5/13付けの朝日新聞で、今年度の補正予算案で国立国会図書館の蔵書デジタル化として計127億円が計上された、という報道がありました。 これは前年の100倍規模だそうです。 同館の蔵書は全部で917万冊…