かたつむりは電子図書館の夢をみるか(はてなブログ版)

かつてはてなダイアリーで更新していた「かたつむりは電子図書館の夢をみるか」ブログの、はてなブログ以降版だよ

2010-01-01から1年間の記事一覧

リポジトリの力:リポジトリの効果と応用サービス(国立情報学研究所平成21年度CSI委託事業報告交流会(コンテンツ系) A-1 成果報告)

イベントラッシュ2日目。 昨日は大学・研究評価の話でした*1が、今日はその中で少しお話も出てきた機関リポジトリに関する国内最大級のイベントの一つ、CSI委託事業報告交流会に参加して来ました! 学術機関リポジトリ構築連携支援事業 │ イベント情報 │ 平…

イベント告知:図書館情報学学生コミュニティALIS発足と第1回定例会のお知らせ

ARGのインターンとして活躍されている[twitter:@ariyosi]さんと、『図書館学の門をたたく』*1でおなじみ[twitter:@humotty]さん(id:humotty-21さん)を中心に、図書館情報学の学生コミュニティALIS(Around Library and Information Science)が発足された…

被引用数による研究評価は絶対数だけでなく相対的な位置を見ることに意味がある(世界大学ランキングと研究評価の新時代:ワールドクラスの大学をめざすために 第2部「大学・研究評価の実際」参加記録)

前エントリ*1に引き続き、トムソン・ロイター主催の世界大学ランキングシンポジウム参加記録です。 第2部は「大学・研究評価の実際」と題し、被引用数等のトムソン・ロイターのデータを用いた研究評価の実際についての紹介。 ポイントは「世界平均、分野平…

Times Higher Educationとトムソン・ロイターが新しい世界大学ランキングの手法と進捗状況を説明(世界大学ランキングと研究評価の新時代:ワールドクラスの大学をめざすために 第1部「新しい試み、模索される大学評価」参加記録)

今週は東京でイベントラッシュ。 ということで、まずはトムソン・ロイター主催の世界大学ランキングシンポジウムに参加して来ました! http://science.thomsonreuters.jp/event/the/ 国際的大競争時代のなか、大学がワールドクラスの研究拠点や国際化を目指…

「専門知は意外と使われる?!」(第十回Wikiばなライトニングトーク)

「さすがに自分で自分のLTのメモは取れない」と言っていた第十回Wikiばなのライトニングトークについて、使ったスライドをMyOpen Archiveにアップしました。 第十回Wikiばな関連エントリ 知の越境、そしてすばらしきムダ知識へ:第一部「知の越境」(第十…

知の越境、そしてすばらしきムダ知識へ:第二部「そして、すばらしきムダ知識へ」(第十回Wikiばな)

第一部の更新*1から一晩が経ってしまいましたが(汗)、遅ればせながら引き続き第二部「そして、すばらしきムダ知識へ」編です。 個別エントリにわけたので繰り返しますが、メモの内容はmin2-flyが聞きとれた/理解できた/書きとれた範囲のものなので、その…

筑波大学を拡張中。あるいは、min2-flyの行動だだ漏れな春日ラーニングコモンズ×pingpongプロジェクト実施中。

先月末に開催されたシンポジウムの様子を当ブログでも紹介した、春日ラーニングコモンズ×pingpongプロジェクトのワークショップですが。 シンポジウム記録 「筑波大学を拡張する augmented campus - pingpong:行為の構造化を通じたデザイン」 - かたつむり…

知の越境、そしてすばらしきムダ知識へ:第一部「知の越境」(第十回Wikiばな)

6月はイベントシーズン! ってことで今日は近著『科学との正しい付き合い方』を出された内田麻理香さん、『予定不調和』を出された長神風二さんたちが講演されるイベント、第十回Wikiばなに参加して来ました。 第十回Wikiばな:知の越境、そしてすばらしき…

この先にあるブック・ビジネスのかたち:持続可能な「知のエコシステム」の構築のために(第1回ARGトーク参加記録)

2009.8の第1回ARGフォーラムから約10か月。 ARGフォーラムのパネリスト間で起こった議論をきっかけに来月本が発売されるとのことで、そのプレイベントあるいは中間報告として開催された第1回ARGトーク「この先にあるブック・ビジネスのかたち」に参加して…

400%の値上げか、88%の値下げを50%の値下げにするだけか?:カリフォルニア大電子図書館 V.S. Nature Publishing Group

Twitterでちょこっと話題になっていた件。 カリフォルニア大学の電子図書館が、Natureの雑誌価格の値上げに対しボイコットを教員に要請しているそうです。 Re: Informational Update on a Possible UC Systemwide Boycott of the Nature Publishing Group カ…

「ビブリオメトリクスにおける標本量依存性の問題:論文生産および引用の集中度分析を事例として」(知的コミュニティ基盤研究センター第68回研究談話会)

6/8に筑波大学知的コミュニティ基盤研究センターで行われた、第68回研究談話会に参加してきました! 知的コミュニティ基盤研究センター第68回研究談話会のご案内 テーマ: 「ビブリオメトリクスにおける標本量依存性の問題:論文生産および引用の集中度分析を…

広域観光と、「らき☆すた」聖地(旧鷲宮町)・「けいおん!」聖地(滋賀県豊郷町)の事例分析研究について/観光情報学会第7回全国大会in川越に参加して来ました

今回はこのブログの読者の方にはあまりなじみがなさそうな学会のレポートです。 ってことで、埼玉県川越市で開催されている観光情報学会第7回全国大会に参加して来ました。 大会のページ http://www.musashikanken.com/stiKawagoe.html 大会を取り上げたニ…

2010年日本図書館情報学会春季研究集会に行ってきました

そろそろ春というより初夏の陽気、あるいは梅雨の気配も漂う昨今ですが(苦笑)、2010年日本図書館情報学会春季研究集会に参加して来ました! 日本図書館情報学会のページ http://wwwsoc.nii.ac.jp/jslis/ 2010年春季研究集会のプログラム http://wwwsoc.nii…

日本の論文数減問題について:BTJジャーナル5月号に26学協会シンポジウムのリポート掲載

3月末に割と注目いただいた日本の論文数が最近減少しているのでは、という問題ですが。 グラフで見る日本の科学研究の後退(?):日本の2005-2009の論文生産数は1999-2003の水準より減少 - かたつむりは電子図書館の夢をみるか その後、多くの方からご反響…

「筑波大学を拡張する augmented campus - pingpong:行為の構造化を通じたデザイン」

一昨日のエントリでも告知しました*1、pingpongプロジェクトのシンポジウムに参加してきました! PingPongプロジェクトについて http://www.pingpong.ne.jp/blog/about-pingpong.html 春日ラーニングコモンズ×pingpongワークショップについて http://www.pin…

イベント告知:「筑波大学を拡張する augmented campus - pingpong:知の構造化を通じたデザイン」

いつもはイベントに行って来てから記録をアップすることの多い当ブログですが、今回は珍しく事前にイベント紹介です。 すでに直近に迫っていますが、5/26(水)の夕方から本学第3エリアでPingPongプロジェクトの筑波大学シンポジウムが開催されます。 PingP…

科学技術コモンズと情報知識学の挑戦:情報知識学会第18回年次大会 記念シンポジウム

前エントリ*1での予告通り、情報知識学会の記念シンポジウム「科学技術コモンズと情報知識学の挑戦」に参加して来ました! 学会サイト(動画もアップされています) http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsik/kenkyu/2010/2010symposium.html 以下、例によってシンポジ…

とある博士の昼夜逆転(ネガポジライフ)

最近イベントに参加していないので更新停滞中*1。 このままでは存在を忘れられかねないので、小ネタ更新。 先月末、筑波大学知識情報・図書館学類の「知識情報特論」という授業の中で、大学院について院生が紹介するという企画があり。 博士後期課程の紹介を…

「温故知新 Natureアーカイブ140年の軌跡」

筑波大学で開催されたNPG Nature Asia-Pacificとトムソン・ロイター共催のセミナー、「温故知新 Natureアーカイブ140年の軌跡」に参加してきました! http://science.thomsonreuters.jp/event/nature_tsukuba/ NPGとトムソン・ロイターのセミナーということ…

「滅亡か、復権か:大規模デジタル化時代と本の可能性」(東京古書組合 創立90周年記念 日本の古本屋 シンポジウム)

今日は参加希望者多数により抽選が出るほど盛況であったという、「日本の古本屋」シンポジウムに参加してきましたっ。 シンポジウムwebサイト http://www.kosho.ne.jp/symposium/ 当日の映像(録画) VideoPlanning 「日本の古本屋」サイト 日本の古本屋 「…

引用索引データべース、あれは実に良いものだ

気付けば4月も10日を過ぎました。 大学もすっかり新入学のシーズンです。 と、くれば普通は学部1年生向けに「この先の大学生活で気をつける10のこと」みたいなエントリを書くところなわけですが、今回は学部生向けではなく大学院の新入学生向けの話です。 …

『情報の科学と技術』60(4)に機関リポジトリとオープンアクセス雑誌についての論文掲載

本日(4/1)発行の雑誌『情報の科学と技術』vol.60 no.4に「機関リポジトリとオープンアクセス雑誌:オープンアクセスの理念は実現しているか?」と題した論文を掲載いただきましたっ。 「情報の科学と技術」 抄録 Vol. 60 (2010), No.4 つくばリポジトリか…

研究、学術雑誌、大学図書館、学会の未来はどうなる?:第143回三田図書館・情報学会月例会「学術情報の発信と流通の将来像:「『大学図書館の整備及び学術情報流通の在り方について』:審議のまとめ」を受けて」

地味に久々に三田図書館・情報学会の月例会に参加してきました。 http://wwwsoc.nii.ac.jp/mslis/monthly.html 演題:学術情報の発信と流通の将来像:「『大学図書館の整備及び学術情報流通の在り方について』:審議のまとめ」を受けて 発表者:倉田敬子氏(…

学士(図書館情報学)⇒修士(図書館情報学)にクラスチェンジ

本日、筑波大学大学院博士前期課程図書館情報メディア研究科を修了し、修士(図書館情報学)の学位を授与いただきました。 いわゆるMLIS(Master of Library and Information Science)ゲット! これで英語でCV書くときちょっと格好がつくな、とかそんなこと…

グラフで見る日本の科学研究の後退(?):日本の2005-2009の論文生産数は1999-2003の水準より減少

本当はトムソン・ロイターネタでは先にWeb of Scienceの日本語インタフェース導入について取り上げるつもりだったのですが、たまたま用があって調べていたら面白いことに気がついたので先にこちらをアップ。 Impact Factor等の算出元としても有名なトムソン…

研究の規範は若者からは変わらず、かつて若者だった者が変える

先日、「院生・学生はブログ書け」というようなエントリを書いたわけですが。 大学生・院生にとってのブログによる学術コミュニケーションの可能性 pt.2 実践報告編(第7回ARGカフェライトニングトーク) - かたつむりは電子図書館の夢をみるか ちょうど当…

イギリス食事情:ダイエット炭酸飲料編

ずいぶん久しぶりの更新ですが・・・(大汗) 先日のエントリで予告した通り*1、2月後半からしばらく出張続き、戻って来てからは出張の後処理続きで、なんとか最近一段落しました。 DRF環日本海、REFORM2成果報告会、知的セイベントなどその間いろいろと面白…

大学生・院生にとってのブログによる学術コミュニケーションの可能性 pt.2 実践報告編(第7回ARGカフェライトニングトーク)

下のエントリでも書きましたが、第7回ARGカフェでライトニングトークをしてきました。 2010-01-17(Sun): 第7回ARGカフェ&ARGフェスト@筑波への招待(2/13(土)開催) - ACADEMIC RESOURCE GUIDE (ARG) - ブログ版 さすがに自分のプレゼンテーションは…

第7回ARGカフェ&ARGフェストに参加&ライトニングトークしてきました

一昨日のエントリでも書きましたが、昨日開催された第7回ARGカフェでライトニングトークをしてきました! 2010-01-17(Sun): 第7回ARGカフェ&ARGフェスト@筑波への招待(2/13(土)開催) - ACADEMIC RESOURCE GUIDE (ARG) - ブログ版 第7回ARGカフェ&…

イベント告知:DRF地域ワークショップ (Kan-Nihonkai)「大学図書館のミッションと機関リポジトリ:環日本海域からの情報発信」

ってことで下のエントリにも書きましたが、2/17-18と金沢大学で開催されるDRF地域ワークショップ兼附属図書館シンポジウムにて、「リポジトリログ分析による学術情報流通の諸側面」と題してこれまでのアクセスログ分析の結果&今回、事例報告に参加されるう…