かたつむりは電子図書館の夢をみるか(はてなブログ版)

かつてはてなダイアリーで更新していた「かたつむりは電子図書館の夢をみるか」ブログの、はてなブログ以降版だよ

2008-01-01から1年間の記事一覧

結局、置く場所がないんだって―筑波の蔵書一部使用不能問題

筑波の蔵書使用不能問題&スターバックス参入に関する批判が、卒業生の方からあったそうですね。 http://d.hatena.ne.jp/hana53/20080715/1216045708 id:myrmecoleonさんにidコールで呼ばれたので、スルーする気でいたのですが、一応一言、二言。 今年3月に…

お茶の水女子大学のラーニング・コモンズを見学してきたよ!

既に先週の話になってしまいましたが、お茶の水女子大学のラーニング・コモンズを見学してきました! ラーニング・コモンズについて CA1603 - インフォメーション・コモンズからラーニング・コモンズへ:大学図書館におけるネット世代の学習支援 / 米澤誠 | …

「大学生・院生にとってのブログによる学術コミュニケーションの可能性」

というわけで、上のエントリでも話題に挙げたARGカフェでの、自分の発表原稿(スライド+読み原稿の入ったノート)を例によってMy Open Archiveにアップしました*1。 「大学生・院生にとってのブログによる学術コミュニケーションの可能性」*2 *3 読み上げた…

ARGカフェに行ってきたよ!

もう再三どころか朝三暮四くらい(意味違う)言ってる気もしますが、昨日開催されたARGカフェに行ってきました。 第1回ARGカフェへの招待(7/12(土)開催@秋葉原) - ACADEMIC RESOURCE GUIDE (ARG) - ブログ版 ARGカフェに行って来るよ - かたつむりは電…

ARGカフェに行って来るよ

もう再三告知していますが、昨日で創刊10周年を迎えたメールマガジン、ACADEMIC RESOURCE GUIDE(ARG)の10周年記念イベント、ARGカフェに参加してきます。 第1回ARGカフェへの招待(7/12(土)開催@秋葉原) - ACADEMIC RESOURCE GUIDE (ARG) - ブログ版 2…

"Directory of Open Access Journals in Japan(DOAJJ)"公開・・・いや、これ凄いんだって

すでに随所でニュースが流れていますが、OPACからのオープンアクセスコンテンツ検索・アクセスを実現した実践女子大学図書館が、webから無料で使える学術雑誌のダイレクトリ、"Directory of Open Access Journals in Japan"(DOAJJ)を公開しています。 実践女…

本を読む人、雑誌読む人―科学/研究について図書館情報学的に考える

なんか最近、twitter上で色々な分野で研究をしている人が議論する場面に遭遇したり、あとからそんな場面があったのを知って悔しがったりする日々が続いています。 「データでガツン」論争 http://sakstyle.tumblr.com/post/40444598 歴史学・科学・「データ…

研究を評価することのコストとリスク

こんなニュースがありました: 国立大運営費、学部ごと評価し交付金に差 文科省方針 文部科学省は国立大学の運営費交付金について2010年度から、教育や研究の実績を学部ごとに評価して交付金の配分額に差を付ける方針だ。・・・(続きはニュース本文参照) …

レファレンス・サービスを促す図書館施設計画について考えよう

世の大多数の大学をしり目に、筑波大学は早くも夏休みに入りました。*1 夏休みに入った、と言うことは裏を返せば試験があったということで、M1であるところの自分も『図書館施設計画論』という授業1科目だけでしたが試験がありました。 論述式で4題、持…

「最近読んだ文献」

プロフィール欄でひっそり公開し始めたのでまだ誰にも気づかれてないんじゃないかと思いますが、RefShareを利用して最近自分が読んだ文献を一覧できるようにしてみました。 ブログ情報 - かたつむりは電子図書館の夢をみるか RefWorks RefShare - 2008å¹´ï¼—…

第1回ARGカフェでライトニングトーク

すでにARGメーリングリスト版・ブログ版双方でアナウンスされていますが、7/12に秋葉原で行われる第1回ARGカフェでライトニングトークをすることになりました。 第1回ARGカフェへの招待(7/12(土)開催@秋葉原) - ACADEMIC RESOURCE GUIDE (ARG) - ブ…

h-index V.S. IQp -いやそれ、もうピアレビューで良くないっすか?-

myopenarchive.org - このウェブサイトは販売用です! -&nbspmyopenarchive リソースおよび情報に先日、授業で行った発表のスライドを(一部修正して)アップしてみました。 myopenarchive.org - このウェブサイトは販売用です! -&nbspmyopenarchive リソー…

「学術出版とXML対応-日本の課題」・・・SPARC JAPANセミナー2008

某所でも予告していましたが、昨日はNIIで開催された第2回SPARC JAPANセミナー2008に行ってきました。 国際学術情報流通基盤整備事業 │ イベント情報 │ H20 │ 2008第2回「学術出版とXML対応-日本の課題」 (資料も公開されています) 80人くらいの参加者が…

"Inside Nature" ―Nature誌編集の舞台裏(?)

去る6/19、筑波大学若手イニシアティブセミナーとして行われたNature ジャパンのエグゼクティブディレクター、中村康一氏の講演会に行ってきました。 http://wakate.biol.tsukuba.ac.jp/wakate_seminar.htm 演者:中村康一氏(Nature ジャパン、エグゼクティ…

学術雑誌とページ増加-で、実際どのくらい増えているのさ?-

最近、コンソーシアム契約等で沈静しつつあったかと思われた学術雑誌価格の高騰問題が再び大きな議論になっていますね。 http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20080618-OYT8T00231.htm 続くシリアルズクライシス : 5号館を出て 雑誌の価格は毎年5〜8%の…

IRの更なる発展を目指した課題解決・情報共有に向けて-CSI委託事業報告交流会レビューⅡ-

ってことで、先日の予告通りCSI委託報告交流会2日目のレビューです。 と、その前に昨日の記事について小樽商科大学の「あおばと通信」さんから以下のコメントをいただきました! ・研究者ページとは、教員ごとにプロフィールとBarrelの文献が表示されるペー…

IRから広がる学術情報ナビゲーション

1日目、午後後半。 コンテンツ収集戦略 紀要のオーバーレイジャーナル化〜貴重資料電子化まで(阿部潤也さん・東京歯科大学) (自称?)世界初(!)の歯科系の単科リポジトリ、東京歯科大のIRUCCAについて。 IRUCCAについてはブログを業務日誌的に使う試み…

IRを活用したコンテンツ流通の新たなチャレンジ

機関リポジトリのアウトプット分析(佐藤義則先生・千葉大学/三重大学) 発表は東北学院大学の佐藤義則先生だけど、事業自体は千葉大学+佐藤先生(三重大学の客員教員として)の形で行われたという研究。 タイトル通りIRのアウトプット分析、ということでAW…

国立情報学研究所平成19年度CSI委託事業報告交流会に行ってきたよ

ってことで、昨日の宣言どおり、昨日・今日にわたって開催されたCSI委託事業報告交流会の観戦(?)記です。 学術機関リポジトリ構築連携支援事業 │ イベント情報 │ 平成20年度 │ 平成19年度CSI委託事業報告交流会 レビューと言っても、各成果報告発表自体につ…

がまじゃんぱー&ちゅーりっぷさんの裏の顔・・・午前2時のつくばリポジトリ

なんか最近出張レビューの多い当ブログですが、今日は今日とてNIIで開催された「平成19年度CSI委託事業報告交流会(コンテンツ系)〜機関リポジトリ(IR)から広がる学術情報発信・流通:最新動向から課題解決まで〜」というイベントに参加してきました。 学…

「オープンアクセスの隠れたコスト・・・それは査読がないことだ!」「ねーよwww」

先日、情報管理webをいつものようにてってけ見ていたところ以下の記事を見つけました。 johokanri.jp 「まさか合衆国のオープンアクセス運動で内紛か?!」と思い記事を読んでみたところ、そういうわけではない様子。 元になった米国ボストン・カレッジ国際…

練馬区光が丘図書館利用者の会webページになんか図書館系(一部それ以外)ブロガーの記事を全文転載しまくったファイルが置いてある件

すでにいくつかのブログで取り上げられていますが、練馬区光が丘図書館の貸出履歴活用問題についてのブログ上での議論を集めて全文転載したPDF文書が、「練馬区光が丘図書館利用者の会」のwebページで公開されています。 光が丘図書館利用者の会のwebページ …

「ラーニング・コモンズ : 学びの場の新しいカタチ」-第17回 大図研オープンカレッジ

一昨日のエントリ末尾で宣言した通り、昨日は第17回大図研オープンカレッジ「ラーニング・コモンズ : 学びの場の新しいカタチ」に参加してきました。 大図研オープンカレッジ 講師は、 国内ではいち早くラーニング・コモンズについて言及した「「今後の「大…

「CiNiiのいま、これから」

*ブクマ等から直でこの記事へ来られた方へ・・・6/6の記事は(うちでは珍しく)全体で一つのまとまりとなっています。単独で見てわからないところがあったら6/6分の他のエントリをご確認くださいm(_ _)m お昼休みを挟んで、午後のワークショップは「CiNiiの…

「次世代の目録所在情報サービスを考える」

*ブクマ等から直でこの記事へ来られた方へ・・・6/6の記事は(うちでは珍しく)全体で一つのまとまりとなっています。単独で見てわからないところがあったら6/6分の他のエントリをご確認くださいm(_ _)m 今年3月に公開されたNII次世代目録ワーキンググルー…

NIIオープンハウス2008に行ってきたよ

公の場ではじめて「『かたつむりは電子図書館の夢をみるか』というブログをやってます」と名乗ってから早一年。 国立情報学研究所オープンハウス2007 - かたつむりは電子図書館の夢をみるか 今年もこの時期がやってきたぞ、ってことで行ってきました、NIIオ…

『情報管理』2008年6月号に・・・

先日のエントリで、Publish or Perishという研究インパクト測定のフリーソフトをを使った場合、国内の図書館情報学関連雑誌で最も影響力(この場合はh-indexとg-index)が高い、と言う結果になった雑誌『情報管理』。 その最新号が、先日発行されていました…

筑波大学の華麗なる転身・・・っていうか対応早いっすねっ!!

承前: 文献複写提供件数と取寄件数のアンバランス―日本一(?)他人を頼っている大学は、他から全然頼られていない件 - かたつむりは電子図書館の夢をみるか 前回のエントリで「筑波大、文献複写依頼は相当してるのに、提供は全然してなくって思いっきりア…

文献複写提供件数と取寄件数のアンバランス―日本一(?)他人を頼っている大学は、他から全然頼られていない件

先日、とある授業のTAをしていたときのこと。 プリントの中で『日本の図書館』2006年版の筑波大のデータが出てきていて、ぽーっと眺めていたのだが。 「そういや、筑波は文献複写*1の依頼数は多いくせに提供数は少ない(コピー1枚あたりの単価が他に比べ…

あなたの愛読誌は何位? -Publish or Perishによる図書館情報学系雑誌ランキング-

以前、国内で筑波が1位(世界8位)という結果をはじき出して物議をかもしだしたリポジトリランキング。 http://repositories.webometrics.info/top300_rep.asp この度、ランキングが更新されて筑波が300位圏外に吹っ飛んで行ったり北大がやや本来の評価に…