かたつむりは電子図書館の夢をみるか(はてなブログ版)

かつてはてなダイアリーで更新していた「かたつむりは電子図書館の夢をみるか」ブログの、はてなブログ以降版だよ

戯言

多摩美大の図書館の話を聞いてうらやましかったこと

先日の土曜日、三田図書館・情報学会の月例会に行ってきました。 http://wwwsoc.nii.ac.jp/mslis/monthly.html 演題:大学図書館建築と新しい経営コンセプト発表者:森由幾子氏(多摩美術大学図書館), 橋本春美氏(東京女子大学図書館), 茂出木理子氏(お…

もう4,000冊くらいBL小説があっても良かったのかもしれない??

堺市立図書館のBL本の所蔵に対する市民からの問題視する意見と、それに対する堺市の回答が話題になっていますな。 震源 http://www.city.sakai.osaka.jp/city/info/_shimin/data/5374.html はてなブックマーク - BL図書を購入した趣旨や目的、またこれまで…

出版不況に対して3行で物申す

詳細についてはこれからいろいろ調べて別のところで書く予定なので、今回はごく触りだけしか書きませんが。 今ちょっと、日本の出版不況とか学術出版の状況とかについていろいろ考えを巡らせています。 で。 ふっと嫌な予感がして、最初にあることを調べてみ…

更新停滞気味な間に・・・

新学期の忙しさにかまけて更新停滞している間に50万HITを超えていました(汗) これまで読んでいただいた皆さん、ありがとうございますm(_ _)m ちょっとドタバタしたりジタバタしたりしているので更新ペースが悪くなるかもしれませんが、なにか面白いことと…

業務連絡(?)

しばらく、ゼミの合宿でネット環境があるかないか分からないところに行くので、ネット上から姿を消すかも知れません。 ・・・ここ最近ブログの更新頻度が遅いのであんまり関係ないかも知れませんが(苦笑) まあしばらくって言っても3日程度、時間にすれば6…

図書館にある時点で部外秘になってないことに気づけば良かったんだよ

今月まだこれを含めて7本しかエントリを書いていないとかいう事実に驚愕している昨今。 書きたいネタは色々あるんですがリアルの仕事だの研究だのの方が立て込んでいてなかなかね・・・ そんな中で前々回のエントリが多くの方に読んでいただいたのは有難い…

適したタグがなければ(余程のことがない限り)ブクマしないという生き方―はてブ3000件いった、でもタグは29個

「はてブ5万件到達 - westerndogの日記」や「http://d.hatena.ne.jp/kitakyudai/20080816」を見て自分でもやりたいな、と思ってたセルフはてブ使い方分析。 お2人には遠く及ばないものの、自分も今日ではてブ数が3,000件に至ったのでこの際だからやってみ…

国立国会図書館が閲覧制限かけたという資料が閲覧できる図書館を意地になって探してみた

国立国会図書館が、1990年から閲覧可能だった「合衆国軍隊構成員等に対する刑事裁判権関係実務資料」なる資料を、法務省からの依頼を受け今年6月に閲覧禁止にした上でNDL-OPAC*1からもデータを削除したと報道され、波紋を起こしています。 関連ニュース・他…

CiNiiがちょっと盛り上がっている件

国立情報学研究所の論文情報ナビゲータ、CiNiiがなんか今日は色々なところで盛り上がっていますね。 CiNii Articles - 日本の論文をさがす - 国立情報学研究所 一つはCiNiiから機関リポジトリへの論文にリンクする実験について。 学術機関リポジトリ構築連携…

「Wikipediaは百科事典である」と言われて当たり前なのに驚いた

情報科学技術協会(INFOSTA)のセミナー、「実践! Wikipedia」に行ってきました。 研修会・セミナー : 実践! Wikipedia 講師はウィキペディアン*1でWikimania2005からWikimaniaにも参加され続けているほどだという太田尚志さんと、昨年、Wikipediaの引用に関…

「丸一日、研究から解放されて自由に時間を使えるとしたら?」「何か新しい研究はじめちゃうよ、きっと」

M1の癖に某知識情報・図書館学類の大学説明会で「4年生は何をしているか」というお題で話すことになり、去年の今頃何をしていたか研究日誌とかを見て漁っていたのですが。 呆れた・・・毎日毎日、よく飽きもせず夏だってのに旅行にも行かず卒業研究ばかり…

シラバスからの雑誌論文の引用(参照)分析?

先日、"JASIST(Journal of the American Society for Information Science and Technology)"誌にこんな論文が載っていました。*1 Kayvan Kousha, Mike Thelwall. "Assessing the impact of disciplinary research on teaching: An automatic analysis of onl…

意外な中身

なんかブログ通信簿が流行りなそうなので、やってみたのですが。 ・・・そうかー、「かたつむりは電子図書館の夢をみるか」の中身は59歳の女性と判定されたかー。 ごめんよ、文体や話題の内容に対して意外に思うかも知れないけど、中身は23歳の男性なんだ。 …

結局、置く場所がないんだって―筑波の蔵書一部使用不能問題

筑波の蔵書使用不能問題&スターバックス参入に関する批判が、卒業生の方からあったそうですね。 http://d.hatena.ne.jp/hana53/20080715/1216045708 id:myrmecoleonさんにidコールで呼ばれたので、スルーする気でいたのですが、一応一言、二言。 今年3月に…

「大学生・院生にとってのブログによる学術コミュニケーションの可能性」

というわけで、上のエントリでも話題に挙げたARGカフェでの、自分の発表原稿(スライド+読み原稿の入ったノート)を例によってMy Open Archiveにアップしました*1。 「大学生・院生にとってのブログによる学術コミュニケーションの可能性」*2 *3 読み上げた…

ARGカフェに行ってきたよ!

もう再三どころか朝三暮四くらい(意味違う)言ってる気もしますが、昨日開催されたARGカフェに行ってきました。 第1回ARGカフェへの招待(7/12(土)開催@秋葉原) - ACADEMIC RESOURCE GUIDE (ARG) - ブログ版 ARGカフェに行って来るよ - かたつむりは電…

ARGカフェに行って来るよ

もう再三告知していますが、昨日で創刊10周年を迎えたメールマガジン、ACADEMIC RESOURCE GUIDE(ARG)の10周年記念イベント、ARGカフェに参加してきます。 第1回ARGカフェへの招待(7/12(土)開催@秋葉原) - ACADEMIC RESOURCE GUIDE (ARG) - ブログ版 2…

本を読む人、雑誌読む人―科学/研究について図書館情報学的に考える

なんか最近、twitter上で色々な分野で研究をしている人が議論する場面に遭遇したり、あとからそんな場面があったのを知って悔しがったりする日々が続いています。 「データでガツン」論争 http://sakstyle.tumblr.com/post/40444598 歴史学・科学・「データ…

研究を評価することのコストとリスク

こんなニュースがありました: 国立大運営費、学部ごと評価し交付金に差 文科省方針 文部科学省は国立大学の運営費交付金について2010年度から、教育や研究の実績を学部ごとに評価して交付金の配分額に差を付ける方針だ。・・・(続きはニュース本文参照) …

レファレンス・サービスを促す図書館施設計画について考えよう

世の大多数の大学をしり目に、筑波大学は早くも夏休みに入りました。*1 夏休みに入った、と言うことは裏を返せば試験があったということで、M1であるところの自分も『図書館施設計画論』という授業1科目だけでしたが試験がありました。 論述式で4題、持…

「最近読んだ文献」

プロフィール欄でひっそり公開し始めたのでまだ誰にも気づかれてないんじゃないかと思いますが、RefShareを利用して最近自分が読んだ文献を一覧できるようにしてみました。 ブログ情報 - かたつむりは電子図書館の夢をみるか RefWorks RefShare - 2008å¹´ï¼—…

"Inside Nature" ―Nature誌編集の舞台裏(?)

去る6/19、筑波大学若手イニシアティブセミナーとして行われたNature ジャパンのエグゼクティブディレクター、中村康一氏の講演会に行ってきました。 http://wakate.biol.tsukuba.ac.jp/wakate_seminar.htm 演者:中村康一氏(Nature ジャパン、エグゼクティ…

学術雑誌とページ増加-で、実際どのくらい増えているのさ?-

最近、コンソーシアム契約等で沈静しつつあったかと思われた学術雑誌価格の高騰問題が再び大きな議論になっていますね。 http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20080618-OYT8T00231.htm 続くシリアルズクライシス : 5号館を出て 雑誌の価格は毎年5〜8%の…

がまじゃんぱー&ちゅーりっぷさんの裏の顔・・・午前2時のつくばリポジトリ

なんか最近出張レビューの多い当ブログですが、今日は今日とてNIIで開催された「平成19年度CSI委託事業報告交流会(コンテンツ系)〜機関リポジトリ(IR)から広がる学術情報発信・流通:最新動向から課題解決まで〜」というイベントに参加してきました。 学…

「オープンアクセスの隠れたコスト・・・それは査読がないことだ!」「ねーよwww」

先日、情報管理webをいつものようにてってけ見ていたところ以下の記事を見つけました。 johokanri.jp 「まさか合衆国のオープンアクセス運動で内紛か?!」と思い記事を読んでみたところ、そういうわけではない様子。 元になった米国ボストン・カレッジ国際…

『情報管理』2008年6月号に・・・

先日のエントリで、Publish or Perishという研究インパクト測定のフリーソフトをを使った場合、国内の図書館情報学関連雑誌で最も影響力(この場合はh-indexとg-index)が高い、と言う結果になった雑誌『情報管理』。 その最新号が、先日発行されていました…

筑波大学の華麗なる転身・・・っていうか対応早いっすねっ!!

承前: 文献複写提供件数と取寄件数のアンバランス―日本一(?)他人を頼っている大学は、他から全然頼られていない件 - かたつむりは電子図書館の夢をみるか 前回のエントリで「筑波大、文献複写依頼は相当してるのに、提供は全然してなくって思いっきりア…

文献複写提供件数と取寄件数のアンバランス―日本一(?)他人を頼っている大学は、他から全然頼られていない件

先日、とある授業のTAをしていたときのこと。 プリントの中で『日本の図書館』2006年版の筑波大のデータが出てきていて、ぽーっと眺めていたのだが。 「そういや、筑波は文献複写*1の依頼数は多いくせに提供数は少ない(コピー1枚あたりの単価が他に比べ…

あなたの愛読誌は何位? -Publish or Perishによる図書館情報学系雑誌ランキング-

以前、国内で筑波が1位(世界8位)という結果をはじき出して物議をかもしだしたリポジトリランキング。 http://repositories.webometrics.info/top300_rep.asp この度、ランキングが更新されて筑波が300位圏外に吹っ飛んで行ったり北大がやや本来の評価に…

ライブパフォーマーにはなれない僕(ら?)のプレゼンテーション

ARGの岡本さんの口頭発表に関するエントリを読んで、そういや自分、前に「卒業研究に大切なこと」を書いた時に「プレゼンは格好いい他人のまねをする」ことと「Power Pointのリハーサル機能に注意」としか言ってなかったことを思い出したので今更だけど補完…